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第1話にしときます。そこんところもまだ詳しくは、決めてません。

けばぶです。

英語の場合は、bkeba01です。ちなみに、呼び方は「ぶけば」です。

たまに投稿するかもしれません。よろしくお願いします。

「はぁ〜わわわ。」

大きなあくびをしながらベットから起きた。また、新しい一日が始まったのだ。部屋から出て、ぼんやりとした思考のまま、朝食を食べ、学校の準備をし、玄関から出る。

朝の陽射しが体を突き刺した。

「この日差し、う、鬱陶しい、、。」

私は、気だるげに学校へ向かった。

テクテクと普通に歩んでいると、私の右隣から学生の人が自転車に乗りながら通って行った。

私も自転車通学にしようかなと思っていた矢先、脳裏に浮かぶ、同じ光景。

(ん?。この光景どっかで見た気がしたな、、、。)

デジャブ、、、か?。唐突に脳裏に浮かんだその光景は、先程の自転車が通っていくのと似ていたものだった。

脳は錯覚する。

『前に、こんなことがあった気がする。』

そう錯覚する。

「疲れてるのかなぁ。」

私は、首を左右に振った。

そのまま、何事も無かったかのように歩いていった。と言うよりも、何も無かったし何も起きなかった。

些細なことである。

デジャブが、起きてから数分後。

不思議な光景を見た。私のすぐ右にあるマンションの壁と道路は、直角に交わっている。そこまでは、普通の光景で何の変哲もないないのだが、その直角部分に空き缶があった。直角部分から斜めに突き出すように空き缶が半分だけ出ていたのだ。

「え?。どうやったらこんなことになるんだ?。」

本来、壁と道路が直角に交わっているところは空き缶が入る隙間なんてあるはずがない。隙間があったとしても、たった数mm程度だろう。空き缶がこの壁と道路の直角部分に入ることは出来ない。しかし、事実としてそこにある。

昨日、帰ってくる時は、、、、。あんまり覚えてないな。確か無かった気がする。あったとしても、気づいているはずだ。じゃあ、昨日の夜にこういった現象が起きたのか。あまりにも怪奇だ。私は、まじまじとその壁と道路の直角部分に挟まれるように半分だけ突き出ている空き缶を見てみた。

しゃがんで、近くで見てみる。

外見は、何の変哲もないただの空き缶だ。不思議な光景である。誰が、こんなことを。

そして、私は、好奇心に従ってその斜めに突き出してる空き缶を触ってみることにした。


私の指は、その空き缶に触れた瞬間。


タンッ。

「っ!?。」


私の指は、その空き缶に凄い力で弾かれた。右手の人差し指は、いつの間にか先程まで触れていた空き缶から離れていた。

「どういうことだ?、、、。」

空き缶に指で触れただけなのに、思いっきり弾かれた。私の触れた人差し指は、少し赤くなっていた。本来、空き缶に触れただけじゃ、物が弾かれることは無い。ということは、何らかの力が加わって弾かれた。そして、その力が私の人差し指を少し赤くした。

この空き缶、おかしい。

空き缶を見た。

よし、次を試そう。

好奇心が、私を支配した。

私は、ポケットにある硬貨を取り出した。

「試してみるか。」

私は、その硬貨を斜めに突き出している空き缶にバランスよく上に置こうとした。

空き缶のテッペンに硬貨を置いた。


キーーーンッ。

弾かれた音がする。

硬貨は、真っ直ぐ上に飛んで行った。

「なんなんだこれ。」

そして、落ちてきた硬貨を右手で綺麗に取る。

右手に乗っかった硬貨を注意深く観察する。

何かある訳でも無いか。目立った傷も無かった。

「次を試すか。やべ、これで最後だな。もう学校に遅れちゃうしな。」

私は、学校のバックからシャーペンを取り出した。右手にあった硬化をしまい、シャーペンを持った。

そして、そのシャーペンを棒を握るように持ち、斜めに突き出してる空き缶のテッペンに触れさせた。


タンッ。

弾かれた。シャーペンを握りしめたまま、右腕が上に上がる。弾く力が強いため腕ごと持ってかれたのだ。

また、右腕を下に下げ、空き缶にシャーペンを触れさせた。

タンッ。

弾かれた。

そして、右腕は上に上がった。シャーペンを握ったまま、下に下げ触れる。

タンッ。

弾かれた。

同じを事を繰り返す。

タンッ。

弾かれた。

まるでアニメや映画でみた剣を作る時に鉄を打つように右腕が上下に動いた。

タンッ。

弾かれた。

タンッ。

弾かれた。

タンッ。

弾かれた。


「あ。」

そして、何回も弾かれて気がついた。

「この空き缶、凄い力で小さく振動してる、、、。」

私の右腕は、何度もこの空き缶にシャーペンを触れさせ、弾かれる度に、少し右腕が震えていたのだ。それが、何回も繰り返すことによって気がついた。

謎の空き缶が凄い力で振動しているため、シャーペンが弾かれた瞬間、右腕にその振動の力が伝わってきたのだ。それにより、少しだけ右腕も振動していた。

しかし、この空き缶が凄い力でとてつもなく小さく振動しているからといって、謎が深まっただけである。

「謎の空き缶、、、、。」

そういった瞬間、空き缶が唐突に動き出した。


ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ。


「え、え、え、え?。怖い怖い怖い。」

壁と道路の直角部分から斜めに突き出していた空き缶は、先程とは裏腹に大きく振動し始め、ガタガタと壁と道路の間で大きく震えていた。

「怖すぎ、、、。」


ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ。


ガタッ、、、、。


空き缶が消えた。いや、隙間の奥に入っていったと行ったと言った方が正しいだろう。壁と道路に斜めに挟まっていた空き缶は、大きく震えだし、その動きによって、壁と道路の隙間のもっと奥に入っていったのだ。

そして今1度、私は空き缶があった所を見てみると壁と道路に空き缶が挟まるほどの大きな隙間なんてなかった。ましてや、キッチリと隙間すらないほどにくっついている。

では、どのようにして空き缶は、この隙間がない奥に消えていったのだろうか?。

そして、空き缶はどこに行ったのだろうか?。

まぁ、単純に考えると私の頭がおかしくなったのが妥当だろうな。だけど、こんな幻覚が見えるほどに疲れていると?。んーー、私そんな疲れたことしてないけどなぁ。

「なんだったんだろうか、、、。」

とりあえず、私はさっき起きたことを一旦置いといて学校に向かって歩み始めた。

これを読んで思ったこと、感じたこと書いてくれると助かります。

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