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蒼春  作者: 白宮 安海
青春となにか
17/27

17話

律が僕の事を好き、という海斗の言葉に、思わず目を丸めた。

「……いや、どうだろう。それは無いんじゃないか?」

頭の中で否定をするが、内心そうだったら嬉しいと期待をしていた。

「俺は二人がくっついても応援するよ」

海斗は、僕の目を見ながら言った。とても優しい目をしている。

「僕も、例え、律と海斗が付き合っても応援する」

「俺と律が?」

海斗は、本当に疑問を浮かべるように眉を寄せていた。

「あはは、ナイナイ。律ならもっといい男探すって」

「十分いい男だよ。海斗は」

「そうか?嬉しいな。俺実はさ――」

海斗は言葉の続きを発しなかった。だけど、気分がいいようで、いつもの海斗とは違う少年のような笑顔を常に浮かべていた。

「何だよ。楽しそうだな」

「楽しい。すっげぇ楽しい。また皆でどっか行きたいなぁ」

「そうだな。もうすぐ夏だし、海とか」

僕は律の水着姿を想像した。健康的でスポーティなビキニが似合いそうだ。

「海か、いいな。計画して行こう」

僕の提案に、海斗は即座に乗ってきた。それから海斗も欠伸をすると、据わっている目の奥で僕を見て、黙りこんだ。

「何?何かついてる?」

僕は自分の頬や、鼻の頭を触った。海斗は眠たげな声を出した。

「何でもない。ちょっと、そっち行ってもいいか?」

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