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スプーンで世界はすくえますか?  作者: 木林森
第一章 イスト編
35/55

「バトルロイヤルですか?」16

今回少なめです。すみません。

あと、人によっては今回が種明かし回と思うかもしれませんが

どちらを種明かし回ととるかは読み手にお任せします。


「ぐああぁぁぁぁ!」


 全ての攻撃がバースを襲った。

 だが、裏を返せば、これは本来のエルのライトニングが全て外れていたということ。

 全く、ここぞって時に外すんだよな。エルは。

 まあ、今回はそれが幸となったわけだが。


 バースに雷撃が降り注ぐと同時に、俺は起き上がって後方に下がり、そこへエルとロマンも集まっていた。


「やったわね!」


「⋯⋯いや、多分まだだ」


「え?」


「ははっ! ははははは!」


 ライトニングをその身に全て受けても、その男は立っていた。

 足が埋まっていて、倒れなかったわけではない。既に足は地面から抜かれ、それでもなお立っている。


「やってくれるじゃねぇか⋯⋯」


 そして、その目には先程以上に力が入っていた。


「だから叩ける時に叩くべきだって言ったんだ。お前のその能力は既に解明済みなんだよ。"事象の変更"、それがお前の能力だろ? 起こった結果を変える、な? だが、いくつか欠点もある。使う対象を選べないことや、物理攻撃には効かないこと。あとはさっきの感じだと、一度使った対象にはもう使えないってのもあるか?」


「⋯⋯くっ、ははっ! そこまで分かってたとはな。そうだ。俺の能力はほとんどお前が言った通りだよ。だが、厳密には少し違う。正しくは"逆転"だ。ありとあらゆる魔法や異能の能力を俺は逆転させることができる。"当たる"なら"当たらない"に"起こった"なら"起こってない"に。それが俺の能力ーーーー『逆転リバース』だ」

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