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―第5話―何もかもを背を向けて―

主の初めて通っていた精神科…。



見た目はごく普通な一軒家でした。



何も病院に通って居る事情も知らないで、お金だけ渡す父親。




現在では『あの時は時間をお金で買っていた。』



人格達は、その発言を聞くたびに、この『主』の身体が欲しくなり、現実から主を消し去ってやりたいと、いつも思っているようです。




あの時の感情は…





眠っていた私達さえも押さえきれない恐怖でした。







『働かざる者食うべからず』




今の私達鍵は、そんな状態です。






『働きたいけどはたけない。』




『働いてる人が羨ましい。』




“私達は何で生きているの?”



『生きている価値何て無い。』




“あの父の言葉”を主の身体の人々が聞くと(思い出すと)




過去と現実と現在の今の鍵の私達の狭間に置かれ、元々居る人格さん達が泣き叫びながら身体を傷付けたくて仕方なくて、たまらない状態に戻ります。












初めて通っていた精神科。





先生(主治医)は1人でした。


他の方は、事務や見習いの医師が暇そうにデスクに座っているだけでした。




それでも患者さん全員の主治医を1人でして居た女性の先生。



待ち時間は予約を入れても半日待ちをした事何て何度も有りました。





初めて、その病院に連れて行かれた時『児童相談所』の紹介と相談所の担当の女性の方に連れていってもらいました。




待合室では数えきれない質問記入欄の紙を渡されて回答をしました。









時刻だけを気にして……。















父に心配を掛けたくない私は急ぎました。



でも質問内容と答えが多すぎでした。



時間だけが過ぎていきました。



やっと呼ばれた時刻はだいたい21時半〜22時半でした。



待ってる間は父からの電話を期待してました。








相談所の方からは『お父さんに電話しときましょうか?それとも自分から話す?』と聞かれました。














主は諦めてしまいました。














『心配されていないんだ。』


















『邪魔なんだ』

















『会社忙しいもん仕方ない』

















いっぱい主は自分の気持ちを押さえました。



















父に3週間全く眠れなかった事も何も話せずに…。
















質問欄に1番強く残っていた内容は………。


















『全てが全て自分の責任だと感じてしまいますか?』




















当たり前に答えは“YES”




















女性の欄にも…


















『あなたは自分が女性だと分かりますか?また思えない理由が有ったら空欄部分の所に理由をのべて下さい。』




















『NO。思えません。何で同性(男からなんですが)身体を求められたりしなくては、ならいのですか?何で“女性用トイレ”に入らなければならいのですか?昔から、いつも疑問でした。』

















いつも何で保育園の時から“女の子”の所に並ばなきゃいけないの?





















いっつも疑問に思っていた。



















短冊の願い事…


















『おほしさまになりたい』

















先生から書き直させられました。

















だって、“お星様”になればお母さんにも会えるじゃん。



















主は診察室に相談所の方と始めに入り少し話し薬など貰いました…(時間が時間なので病院に有る薬)
















やっと眠れた…と思ってたか夜中に当時の彼氏から電話がきた。

















主は『おめー何時だと思ってんだよ!ねみーんだよ!』



一方的に切りました。





また電話が成り…当時の彼氏が謝り……



『今度薔薇の花束100本プレゼントするから許し…』




彼氏が最後まで話す前に…



『きしょくわりー!趣味悪すぎ!こっちは寝てんだよ!じゃぁな!』






やっと眠れると思ったら知らない番号から電話…。




電話を切りました。











起きたのは朝方で、その日は『必ず病院に来るように』と主治医からも相談所からも言われていました。


















主は元々の声は凄くキンキン声で、浜崎さんの歌声よりも普段の声が以上に高いくらいでした。



高校の『友達』からも先生からも言われる位。



















病院で、半日やっぱり待ちました。



















診断書に一番強く残る事を書かれていました。
























『性同一性障害』



















気がつくと耳より下に注射が射されて居ました。



















当時の主に無い記憶。





















声を低い声にされたのです。




















周りから『お前どーしたの?!あの高い声じゃなくね!?』


















主は意味が分かりませんでした。





















麻酔を射たれて声を低くされて、半年間“生理”がきませんでした。


















毎日…毎月…不安…。

















薬だけが増えていくばかり。















どんどん声が低くなりました。













主が気がついた時には遅かった…………。




















そんな声の低さも父は気がつきませんでした…。















いつも、いつも主に背を向けている感じでした。
















その時点から全て主の髪形が変わろうと何も気がつかない。






















父は『言われなきゃ分からない』など良く言います。













『諦めるしか方法が無いの?』














人格も全て何にも見失って




















全てに諦めた主を…

















どぅやってよみ戻せば…


















もぅあの世の境目に立たされてる主。


















父のあの時と同じ様に…全てを何かに熱中してるかのように…“背を向けて何かを考えるかのように歩いて消えて”















主が通っていた病院の主治医は、通い始めてから半年後には入院をして亡くなりました。



『患者』に自分が病気だと言わず…だけど当時の主は主治医と出逢ってから少し変わりました。




















『人間の目』







『しゃべり方やしぐさ』














相手の様子やしぐさや目だけで



『次に何を言い出すか』





『次にどんな反応をしめすか』






1番分かりやすいのが…。

















『相手が見下した目をしている。』
















『相手が私達を病人扱いな目で見ている。』



















主が悔しくて、たまらない事。














でも、主は気がついていません。

















『本当の主は頭がキレル。』













『凄く頭が良い。』


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