はつはるの誓い
新しい年になったからといって
するりと新しい自分になれるはずもなく
相も変わらず
情けなく弱っちいまま
年の初めのカレンダーさえ
だらだらと惰性でめくる
自分を許すための言い訳が
いったいどこまで許されるのか
確かめてみようか
存在のためのデッドライン
うそぶいてみるだけで
そんな勇気もないくせに
隙だらけの日常
いつだって優しい温もりに逃げこもうとする僕は
まばゆいばかりの陽の光など
拝むことすらできない
ただひっそりと手を合わせ
胸の奥の神に誓う
どんなにみっともなくたって
僕はもう
僕自身から
逃げ出したりはしないから