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詩集 迷い道

はつはるの誓い

作者: 小日向冬子

新しい年になったからといって

するりと新しい自分になれるはずもなく


相も変わらず

情けなく弱っちいまま

年の初めのカレンダーさえ

だらだらと惰性でめくる


自分を許すための言い訳が

いったいどこまで許されるのか

確かめてみようか

存在のためのデッドライン

うそぶいてみるだけで

そんな勇気もないくせに


隙だらけの日常

いつだって優しい温もりに逃げこもうとする僕は

まばゆいばかりの陽の光など

拝むことすらできない


ただひっそりと手を合わせ

胸の奥の神に誓う


どんなにみっともなくたって

僕はもう

僕自身から

逃げ出したりはしないから


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