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魔術世界の高校生  作者: パラレル
少年の記憶
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プロローグ

 どうも、パラレルです。

 異世界ものを書いてみたくなりました。

 面白く読んでもらえると幸いです。

 

 「な…なんで……」


 目の前の光景に、少年は震えながらもやっと言葉を振り絞ることができた。

 今日も少年は当然のように学校から家に帰って、両親が温かく迎え、そして彼の幼い弟が少年に遊べと縋って来るのだろう……そう思っていた。


 だが、


 少年が帰ってきて真っ先に目撃したのが辺り一面真っ赤に染められた玄関。

 シミ一つ無く、真っ白だった天井が真っ赤。

 壁も、真っ白とはいかないがそれなりの白さを持っていたが今では真っ赤。

 木製の床も、いつものように光沢があり、輝いていたが真っ赤な液体に塗りつぶされ、代わりにその液体が光沢を持っていた。

 いつもの家の良い香りに混ざって鉄のような香りが漂うのを少年は気づく。

 少年はすぐにこの赤いものが何か理解できた。


 これは、血。


 少年の体の震えが酷くなる。

 だが、決して少年はこの血に対して震えているわけではない……この血の持ち主が誰かに震えているのだ。

  「ま…まさか……」

 

 震えながら靴底が真っ赤に染まった愛用の靴に手を伸ばし、廊下をずーと突き進んだ扉を見ながら靴を外す。

 当然のように、廊下も血まみれだ。

 だが、少年の目に映る奥の装飾も何もしていない白い扉だけがなぜか血で塗られていない。

 この扉を開けろ、との意思表示に見える。

 その時、


 ピチャッ


 「……っ!!」


 靴が無事に外れ、靴下一枚の少年の足が血だまりを踏みつけた。

 液体の血が足を絡めるようにねっとりとし、少年は声なき叫びをあげようとする。

 が、ここは堪えろ!と心の中で自分に言い聞かせ、踏みとどまる。

 そして、少年は一歩足を進め始める。

 一歩、また一歩と廊下を弱弱しく歩く少年。

 いつもなら簡単にたどり着く廊下がやけに遠く感じる。

 やっとの事で少年は、扉の前に立つ。

 この先に何かがある。

 少年は生唾を飲んでドアノブに手を掛け、回す。

 そして、ゆっくりと扉を開いた。


 

 そこにあったものは………。

 


  

 

 


 

 

 

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 それでは!

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