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001 あの予言-01

本編(世界の狂う重さ)の方が、シリアス展開になりすぎて、筆が止まりがちなので思わずやってしまいました。しばらく書けていなかったので、リハビリも兼ねています。

【世界の狂う重さ】、【推理の抱える脆さ】ともにきちんと終わらせるつもりです。よろしくお願いします。【世界の狂う重さ】の方は、終わりまで大筋は出来ていますので、速ければ8月中には終わらせられるのではないかと思います。


【世界の狂う重さ】の方から読んで頂ければ幸いなのですが、こちらから(だけ)読まれる方も、いるかもしれませんので、主要キャラについての、簡単な説明をしておきます。


しおり:微妙に男っぽい口調で話す女性。この手の女性にありがちな、いわゆる「ボクっ子」では無い。一人称は私。感情を表に出す事はほとんどなく、基本的に冷静。感情が無い訳ではもちろんなく、極力表に出さないように自分をコントロールしているのではないか、と茉莉は思っている。もろもろ、その内本編の方で説明がある。かも。どちらかというとS。茉莉に対してはドSと言ってもいいかもしれない。


茉莉まつり:基本的に人を疑わない。疑わないから騙されやすい。曲がった事は苦手。嫌いなのではなく、苦手。本当は、自分ももっとずる賢く生きたい、とか思っているのかも。栞に言わせれば彼は偽善者である。栞にいつも言い包められているような印象があるが、決して頭は悪くない。一人称は僕。男性。どちらかというとM。



あと、この世界には【能力】というものがあります。が、恐らくこの【シオリとマツリ】には関係ないので割愛。

「君は信じていたクチかい?」


特に何の脈絡もなく、栞は僕にそう振って来た。

僕は読んでいた本から顔を上げ、どうやって返そうか考えた。


考えたものの、考える事の意味の無さに、何だかだんだん馬鹿馬鹿しく思えてくる。

栞が何を質問したいか予想するのは、宝くじ一等の下5桁を当てるのと同じくらい難しい。


「………何を?」

結局僕は、そんなありきたりな返事をした。


栞は、読んでいた本に青い栞を挟み、椅子の上に置きながら言った。

何気なくタイトルを見る。

【全国心霊スポット巡り 〜本当に呪われたい人必見!!呪われた秘所BEST50!!】と書いてある。

………何だこれ。いや、本当にもう、何だこれ。



「ノストラダムスさ。」

その本に目を奪われていた僕は、危うくその言葉を聞き逃しそうになった。


「………………………………………は?」

やはりというべきか。予想の遥か上をいく質問だった。

上を行き過ぎて、咄嗟に返答できない。

というか、読んでいた本と全然関係ないのかよ。


「まさか知らないのかい?正確にはノストラダムスの大予言なんだけど。」


「………知ってるよ。世界が滅ぶとかいう予言だろ?」


「1999年の7の月、天から恐怖の大王が降ってくる、アンゴルモアの大王をよみがえらせ、その前後マルスは幸福の名のもとに支配するだろう、だね。」


暗記しているのか!?

「……………相変わらず、何でそんな変なものを覚えてるんだ?」


「変なもの……………か。確かにそうかもしれないね。それで、茉莉君。君は信じていたのかい?」

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