プロローグ アケト
タイトルの埼京線頭身は、最強戦闘神の誤変換です。
しかし、何だかゴロが良かったので、このまま使いました。
本文中にも、幾つかゴロが良かった誤変換を使用してしています。
なので、日本語がおかしいところがいくつもあるかもしれませんが、そこは気にしないでください。
原初。世界は、泥水であった。
その泥水をヌンと言い、その泥水からスカラベが生まれた。
スカラベは泥水をこね、丸めて、一つの卵を作った。
その卵から生まれたのが、一匹の蛇であるアトムである。
次にスカラベは、もう一つ泥をこねて丸めて卵を作った。
その卵から生まれたのが、一羽の隼であるラーである。
ラーは、大気の神シューを生み、アトムは、湿気の神であるテフヌト女神を生んだ。
シューとテフヌトは結ばれて、大地の神であるゲブと天空の神であるヌト女神が生まれた。
ゲブとテフヌトは、オシリスとイシス女神とセトとネフティス女神を生んだ。
オシリスとイシスは結ばれ、ホルスを生み、ホルスはヴァジェトとネクベトを妻にし、ヴァジェトとの間にマアト女神を生んだ。
ネフティスはセトと結ばれたが、セトはネフティスを疎んじた。
セトに嫌気がさしたネフティスはオシリスと通じて、アヌビスを生んだ。
やがて現世はホルスに統治され、オシリスは冥界を支配した。
アヌビスはオシリスと共に冥界に赴き、マアトを妻にした。
アヌビスとマアトの間に生まれた子をメジェドと言い、メジェドはオシリスの元で世界の秩序を守る任に就いた。