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300文字小説

小さなバイバイ

作者: 林 秀明

快調なバイクの音と共に風を切る。

通勤時、毎朝コンビニでパンを買うのが私の日課だ。

バイクを店の脇に止め、ヘルメットを脱ぐ。

心地よい朝の香りと冷たい風が今日の始まりを告げる。


ふと前を見ると一台の車が止まっており、

小さな女の子が車内から窓越に私を見ている。

一時目が合った瞬間、理由は分からないが

女の子は私に好奇心を寄せる。


その時女の子は私にバイバイをしてくれた。

小さな手の小さなバイバイ。

何か言っているように見えたが、その言葉は分からなかった。


でも私には分かる。

お兄ちゃん気をつけてねと優しい言葉をかけてくれているのだ。

その優しさに

私は大きなバイバイで応えた。


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― 新着の感想 ―
[一言] なんかもう、今日一日のストレスが凄い勢いで癒されました!
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