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信じてみたいんだ

同じようにアオイさんも笑っていた。上品なように見えて、大口開けて笑っている。すごく楽しそうに見えてしまった。


私と居ることが楽しいのかな。嫌な思いさせてないかな。私は、この人のためになれるかな。そんな思いが高まるばかりだった。ただ、彼女のこの笑顔を見ていた。そう思った。


しかし、「パパを刺した」その事実は変えられない。アオイさんもまた、「恋人を殺した」その事実も変えられない。だから、一緒にお巡りさんのところへ行くことが一番だと考えていた。


 「これからどうしようね。」


アオイさんのその言葉に驚いた。警察に行かなきゃね、と言わないことに。


彼女と出会う前までは、お巡りさんのところに行くか、もう死んでしまうかの二択でしかなかった。だからその前に、この大切な場所に来て、ママにごめんねって謝ろうと思っていたんだった。でも、アオイさんと出会えた。この人を信じてもいいのかなママ。この人を信じてみたいんだ。


                       *


ずっと、誰のことも信じることができなかった。お母さんがいなくて可哀想と言われるのに誰も助けてくれない。パパが私を傷つけてくると話しても、それはアカリちゃんのために言ってくれているんだよと言われてしまう。私なりに、「助けて」を沢山表現したつもりだった。しかし誰も、少しも助けてくれなかった。だからこの山奥に一人で逃げ込んで一生懸命暮らしてきた。


三ヶ月くらい前に、お巡りさんが私を見つけた。


 「パパが探しているよ。一緒に帰ろうか。」


そう言われた。帰ったらまたあの暮らしが始まってしまう。でも、話を聞いてもらえない。だから逃げるしかなかった。私はまたあの山奥に戻った。つもりでいた。


しかし数週間後、突然私の前にパパが現れた。


 「アカリ。見つけた。」


これまで見たことのないような笑みを私に見せた。薄気味悪くて吐き気と震えが止まらなくなった。あまりの恐怖に気がついたら倒れていて、パパの家に運びこまれていた。


こんばんは。


アカリはどういう心情なんですか。どういう考えを持っているのですか。

私にもよくわからないです。


自分で創造したはずなのに、誰でもない第三者のような感じです。


続きがどうも手詰まっています…。


暖かい目で気長に待っていてください。

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