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第3章 魔法使いとして 12 大陸勢力の崩壊

 直哉の手許からすり抜けるようにして、智子の姿は虚空へ消えていった。女王ツィラとその側近たちは、直哉の絶望した表情を眺めながら、嘲笑を加えた。

「フフフ、直哉よ、その絶望した顔が、我々にとって何よりの御馳走だよ......今のお前は、絶望、激情、生きる力、それらを急速に外に絞り出している.....そのうちに抜け殻になるのだろうよ......さあ、絶望のうちに死んでしまえ」


 これらの様子をうかがっていたツィラの夫、魔王ラーメックは、敵の中心とみていた智子が消されたことを喜んだ。これで、大陸勢力を維持し、もう一度魔素の確保ができると考えた。

 大魔ルシファーもまた、この結果に満足していた。彼は、今までの事態を智子が動かしていたと睨んでいたからだった。


 他方、直哉は、彼らの嘲笑をかみしめるように自らの手許を見つめ、そして虚空を睨みつけた。今の彼の感情は、幼いころに感じた、ただ一人の肉親である母親を殺されたときの怒りに似ていた。最愛の家族を失った悲しみと孤独を伴った、救いのない怒りだった。

「罠に誘い込まれ、裏切り者に捕まり、拷問を受け、最愛の家族をまた失った......そうか、こいつらは僕の大切なものを奪ってきた者たち.....その黒幕、真の敵は、ゴグの神殿都市に棲む魔族の王の一族ども、その中の王......王の王......いうならば魔王......こいつらを此処で殲滅しなければならない」

 直哉はそう考え、その身体は湯気を出し始めた。


 この時になって、消え去った智子の祈りが啓典の主にようやく通じたのか、地下迷宮の地上付近に4体の呪縛司達が出現した。彼らは、地上の戦闘部隊、すなわち魔族たちやその配下たちや大陸勢力の人間たちの軍勢を、次々に襲い始めた。

「ツィラ陛下、ご報告します……呪縛司達の襲撃です」

「なに!」

「地上部隊はどうしたのだ!」

「迎撃しています……あ、今、地上からの報告が来ています」

 その声とともに、地上の報告がもたらされた。

「呪縛司達は圧倒的です......次々に友軍が全滅しています......このままではわが軍は壊滅......」

 音声が突然プツリと消えた。それと同時に、地上から大きな爆発音がいくつも響きわたった。それは呪縛司達が大陸勢力の広範囲の軍勢を、次々に撃滅している事態を意味していた。

「まさか、地上部隊がやられたのか?」

「ツィラ陛下、これは危ない事態です......このまま地下迷宮を地上から切り離しましょう......孤立状態のまま、時間の過ぎる速さを100分の1にしましょう......数日間だけ隠れるのです......そうすれば、地上が数百年後になった時に再び盛り返すことが出来ます」

「それはスタンバイさせておけ......今はまだ負けと決まったわけではない」

 ツィラは慌てたように指示をした。魔王ラーメックは大声を出した。

「ツィラ、何をしている……敵の中心人物はすでに消し去ったはずだ......既に勝ったはずの戦いを、負け戦にするのか!」

「は、はい」

 ツィラたちは、魔王の大声にせかされるように、地上の指揮を執るためなのか、バタバタと直哉たちをおいて出て行ってしまった。


 地上では、4人の呪縛司達が既に地下迷宮の王座直上に迫っていた。

「おぞましきかな、淫行の強制そして嘲笑の嬌声、見るに耐えず!」

「大地を呪った神聖なる呪縛を、ここにいる悪を行う者たち全てに対して絡めさせるぞ!」

 これらの言葉が響いたとき、地下迷宮からふたたび必死の反撃が始まった。それらは、女王ツィラたちの巻き返しだった。無数の狂戦蜂(マドホーネットが出現し、さらには中東の魔法砂嵐(シムーン)が出現した。いや、シムーンというよりも吹きあげた砂が凝縮した巨像の大群だった。現れた巨像たちは、呪縛司達をはるかに凌駕する高さを有していた。

 凝縮巨像たちは次第に呪縛司達を囲み、次の瞬間、全ての呪縛司達をなぎ倒した。しかも、その攻撃は、倒されて動けなくなった呪縛司達に対して、第一波、第二波、第三波と幾度となく繰り返された。呪縛司達はバラバラに吹きとばされ、4体とも動きを止めてしまった......


 それでも、一人の呪縛司がゆっくりと懐から何かを取り出した。それは、「呪縛司の地図」と呼ばれるデバイス、直哉も携帯しているものと同型の物だった。呪縛司はそれに何かを作用させると、周囲に電撃が走った。最初の電撃は、呪縛司の周囲にいた一つの巨像に襲い掛かった。次の電撃は、さらに領域を広げた。第三撃によって、今度はウラジモスク全体に電撃がいきわたり、周囲の狂戦蜂やシムーンなどの大群が、一挙に地上に叩き落された。

 その後も、凝縮巨像たちの攻撃と、呪縛司達から降り注ぐ電撃とが、激しく交錯し続け、今までになく激しい爆発の連続音と絶え間なく轟く振動、そしてそこらじゅうで交わされる怒号が続いた。しかし、呪縛司の地図から発せられる電撃は徐々に拡大され、ついには狂戦蜂も巨像たちも沈黙した。

 そこに、ツィラたちが捨て身の攻撃なのか、いくつものミサイルが呪縛司達の上空に襲来した。だが、それ等もまた遥か空の上で次々に爆発を起こした。すべてが核ミサイルの爆発だったが、それ等もまた、呪縛司の地図から発せられた電撃によって阻止されたのだった。

 やがて、反撃を叫ぶ怒号も反撃の爆発音も聞こえなくなった。すると、呪縛司達は最後の仕上げに入った。彼らは、電撃によって地上のすべてを順次融解せしめ、そしてすぐに急冷させることで地上のすべてをガラス面のように変えてしまった。これらが、大陸勢力とその指導者たる魔族の作り上げた支配体制の最後だった。

____________________


「もう、地上の戦闘は終わったのかな」

「女王たちが戻ってこないわね」

 大深度地下では照明が失われ、真っ暗な中に直哉とアリサが、縛り付けられたまま魔取り残されていた。目の利かない暗闇の中で、直哉とアリサは、彼らの胴部を固定している金具をずっと外そうと、ずっと努力していた。

「いずれにしても、ここから何とか動きたいね」

 女王たちが戦闘指揮のために彼らを放置してから、3時間は経過していた。すでに、戦闘に伴う怒号や轟音は消えていた。少しずつだが、直哉は自分の胴部の締結具を緩めることが出来た。何とか足まで抜け出すと、アリサの固定具も外す必要があった。

 幸い、アリサは寝台に簡単に固定されているはずだった。ただし、直哉に躊躇させたのは、さきほどまで彼女は何も身に着けていないままで、豊かな胸と下腹部を横向きに突き出すように後ろ手で縛られ、寝台に固定されていることだった。

 真っ暗なまま、アリサの声と呼吸を頼りに近づいていくと、探る左手に彼女の太腿の鼠径部が触れ、右手はちょうど息づいて揺れる彼女の胸の先に触れた。この状態のままで彼女の身体の肌を探り、固定具を探り当てることは、直哉にとって非常に困難な作業だった。それは、彼の汗と、時々短く発せられる彼女の声が、それを物語っていた。

「あぅ、そこ違う」

「ご、ごめん」

「あっ、違う、そこ違うってば!」

「ふう」

 やっとのことで、直哉はアリサの固定具を外した。疲れ切って自らの身体を床の上に投げ出した時、彼は周囲が暗闇であることに感謝した。それは、彼の今の表情と姿とをアリサに見られることがないという安心感だった。また、何も身に着けておらず、身じろぐたびに柔らかい胸がゆれる彼女の姿を、見なくて済む安心感もあった。

 

 自由になってから、彼らはまず食糧を探すために尋問室を出た。廊下には、非常灯が薄暗く辺りを照らしていた。さらに進もうと、アリサに同意を求めるために後ろの彼女へ振り返ると、彼女は彼を睨んだ。彼女は、まだ何も身に着けていなかった。

「あんたの後ろを付いて行くから、後ろを見ないで!」

「ご、ごめん」

 ダイニングの横に倉庫らしい場所を探り当てると、直哉はシーツを取り出してアリサに渡し、自らもシーツに身を包んだ。倉庫に繋がったキッチンから、彼らは食糧にもありつくことが出来た。

 地下通路をさらに奥へ進んでいくと、そこには謁見の間があり、女王の居室、側近たちの控室を見つけることが出来た。そこには、十分な衣服と装備があり、また直哉の木刀と呪縛司の地図とが保管されていた。2人はそこで身づくろい、そして完全な装備を備えると、脱出路を探すためにさらに地下通路を進むことにした。


 途中で、直哉は聞き覚えのある女の唸り声を聞いた。梓晴の声だった。先ほど、梓晴は女王ツィラによって罰をあたえられて、縛り付けられている様子だった。アリサは衣服類が大量に残っていた控室に引き返して、梓晴のためにいくつかの衣服を見繕って戻ってきた。直哉は、アリサに梓晴の解放作業を任せて、外で待つことにした。

 やがて、梓晴が直哉を見つめながら、アリサとともに出てきた。敵であるはずなのに、敵意の消えた視線の意味は、直哉にとって謎だった。

「たすけてくれて、ありがとう」


「戦闘はどうなったのかしら」

 梓晴の問いかけは当然だった。直哉たちがここまで来るのに半日を要していたのだが、その間も女王ツィラたちは戻ってこなかった。地上の戦闘の趨勢など、直哉たちにわかるはずもなかった。

「さあ」

「戦闘指揮所に行ってみましょう」

 梓晴の提案は、妥当だった。


「誰もいない.......機器類の音が聞こえて来たから、誰かいたのかと思ったのに......」

 戦闘指揮所は、もぬけの殻だった。すでに女王たちの姿はなかった。地上全体の動く物体などを検出するレーダースキャナーも、各領域の戦闘状況をAIが読み取って視覚的にまとめて報告する画面も、稼働していた。ただ、それらの表示画面はいずれも動く者がいないことを示していた。

「どうやら、戦闘は終わっているらしいわね……私の友軍、女王様たちの軍は全滅したのかな......」

 梓晴はそう言いながら、いくつかの機器をいじり始めた。直哉はそれを見て分析を重ねるようにつぶやいた。

「ああ、あんたたちの女王たちが僕たちを放って、戦闘指揮に此処に来たはずなのだがね」

「彼らは、あそこから脱出したんじゃないのかしら」

 アリサは、戦闘指揮所の脇の出口を指さした。直哉はそこから外へ出ようとしたが、待避経路となっていたらしい通路は、すでに土砂でつぶれていた。

「脱出経路はつぶれていた......」

「どうやら戻って来られなかったようね......」

 機器をいじりながら、梓晴が指摘した。直哉はその指摘に驚いた。

「戻ってくるはずだったのか?」

「そうね、地下迷宮を自動的に切り離せるようにしてあったわ……それで時の流れも遅くして......こんな処理をわざわざしていることは、ここへ戻ってくるつもりだったはずよ」

「何、ここはもう切り離されているのか?」

「そう、それに、外環境の時間を示す時計の進み方が異常にしかもとても速いわね……つまり、ここの時の流れは、おそらく地上の数百分の1に変えられている......仕組みはわからないけど、まるでブラックホールの傍にいるような感じ......」

 梓晴は、冷徹で鋭い頭能の持ち主のようだった。その姿は、直哉が智子を失った悲しみと怒りのままに熱く行動していることと、好対照だった。梓晴は、徐々にわかってくる驚愕の事実にもかかわらず、淡々と稼働しているモニターやスキャナーなどを作動させ、周囲の状況を調査しつづけていた。


 やがて、梓晴は、女王ツィラたちが企てていた地上作戦の全貌を探り当てた。それに基づいて、彼女は負けた場合の想定被害・つまり壊滅の予想をして見せた。その結果は、スキャナやAIによる分析画面の履歴と一致していた。

 直哉は、梓晴の説明を聞きながら、智子との最後のやり取りで覚醒した頭脳が、次第に彼の感情を冷静にさせていた。そこで直哉も、梓晴の指摘を確かめるため、木刀を用いて得た全空間の電磁波の挙動から、地上のどこにも魔素の流れが消え去っていること、大陸勢力、また大陸勢力につらなる周辺地域のすべてが、既に滅び去ったことを把握した。

「外は極寒のまま時が流れている......ガラスのような地表面に、ダイヤモンドダストのような細かい氷が吹き上げられているだけ.......」

 直哉が口にしたことに、梓晴が反応した。彼女も、周辺の地上がガラス状態のように輝いていることにきづいた。

「地上が、一面ガラスのようになっているなんて......」

「一度は全ての固体が熱融解して、急速に冷えたんだ」

 この観測結果と推定は、何が起きたのかを示していた。それは、最も考えたくないことだった。

「地上は、放射能で満たされているわ…出られないわよ」

「つまり、核爆発とそれ以上の熱によって、地上が焼かれたのかしら」

 アリサは、ためらいながら三人の共通の認識を口にした。それでも、梓晴が、別の点に気づいた。

「観測結果によると、地上は、今もまだ極寒状態かしらね」

「核の冬がもたらされたのはわかるけど、今でも地上は全て極寒の中にあるのか?」

 直哉の疑問に梓晴が応えた。

「もう、外の時間は数年経っている計算ね.......みて、すでに放射能も減少しはじめている......でも、気温は極寒のままよ」

「それなら、しばらくここで過ごすしかない」

 直哉は、ためらいながら指摘した。梓晴も答えのない疑問を口にした。

「いつ出られるかしら」

「今は何もわからないわね......少なくとも、しばらくはこの大深度地下ですごすことになるわね」

 アリサが、結論めいたことを口にした。たしかに、今三人にできそうなことはなかった。

____________________


 三人は、それぞれの居室を確保して、思い思いの過ごし方をするようになった。

 直哉は、智子とのやり取りの日以来ずっと覚醒して頭脳が活発に働く状態を維持していた。だが、それは、彼自身を苦しめることにつながった。

 彼は毎日梓晴の姿を睨んでいた。梓晴は元々敵の人間であり、直哉は智子を失ったこともあり、梓晴に対する敵意を消すことが出来なかった。三人は争わなかったものの、梓晴と残りの二人とは、自分たちの居場所の距離を離して確保した。

 直哉は、同時に、後悔の念に切り刻まれていた。彼はいまだに、智子を求めていた。同時に、直哉は智子が死んでしまったと考えていた。それらの思いが、彼におのれの罪深さを思わせ、自分を責め続けさせた。単に死ぬだけでは、罪を贖うことなどできないことも知っていた。それゆえ、直哉は寝ても起きても責められることを願い続けた。

 隣室には、アリサがいた。アリサは、そんな直哉を前にしても彼女自身が彼のために何もできないことに、無力感を感じていた。アリサにしてみれば、智子がいなくなったあと、なんとか直哉に立ち直ってほしかった。アリサは、智子に代わって直哉を慰めつづけ、直哉はアリサに心だけは許した。


 今後の地下生活のために、三人は仕方なく協力した。料理番、掃除、外環境の警戒など、交代制で様々な雑用をこなした。その間も、彼らは外環境の観測はつづけた。彼らにとって辛かったのは、ある程度で終わると思われた極寒の外環境が、その後も続いたことだった。外の時間が地下迷宮の百倍速く流れているにもかかわらず、外の変化はほとんどなかった。地下迷宮であっても長く過ごす彼らにとって、外の世界の状況は、謎のままだった。

「外の世界は変化がない……やはり、魔族やその配下たちは滅亡しきったのだろうな......それとも、この辺りはほかの地域とは違い、変化から取り残されているのだろうか」


 ある夜、彼らが寝静まったころ、直哉は夢を見た。それは、いなくなった智子の夢だった。

 この時の智子は、無表情になって操られるようにして言葉を語った。それは、かつて直哉がどこかで聞いたような声の調子だった。それは智子を介しての啓典の主の言葉だった。語られた言葉は、直哉に厳しい言葉であり、また慰めだった。


「お前が、なぜ愛する智子と添い遂げられないことになったかを、教えよう。そもそも、お前は素直に私の授けた使命を何度もこばんだ。それゆえに、仕方なく智子を同行させた。ただ、燭天使を同行させるからには、彼に人間としての機能、同行する助け手、つまり女として最低の機能を備えさせた。それゆえ、彼女と呼ぶべきであろう。こうして智子は私の命を受け、お前を愛し、お前は同行者を与えられたがゆえに彼女を愛した。それが、このようにしてやはり結婚を誓い合う男女の仲になってしまった。だが……もともと彼女は燭天使として存在していた。それゆえ、いずれは去らなければならなかった。……いま、お前は非常な孤独を感じているだろう。だが、お前には、既に傍らにアリサがいる。彼女を愛するのが本来の、私の定めたこと。お前はお前の罪のゆえに、深い心の傷を負ったのだ。したがって、今、お前は私に従え。そして、お前の傍らにいるアリサを唯一人残った人間として愛せよ。そして、将来、荒野に逃れた残りの民たちのために、証人として働くのだ。

 それゆえ、今は、ここに私からの慰めの預言を与えよう。

『恐れるな、もはや恥を受けることはないから。

 うろたえるな、もはや辱められることはないから。

 若いときの恥を忘れよ。

 やもめの時の屈辱を再び思い出すな。

 あなたの作り主があなたの夫となられる。

 その御名は万軍のしゅ

 あなたを贖う方、イスラエルの聖なる神、全地の神と呼ばれる方。

 捨てられて、苦悩する妻を呼ぶように、

 主はあなたを呼ばれる。

 若い時の妻を見放せようか、と

 あなたの神は言われる。

 わずかの間、私はあなたを捨てたが、

 深い憐みをもって私はあなたを引き寄せる。

 ひととき、激しく怒って顔をあなたから隠したが、

 とこしえの慈しみをもってあなたを憐れむ、と

 あなたを贖うしゅは言われる。

 これは、あなたにとってノアの洪水に等しい。

 再び地上にノアの洪水を起こすことはないと、あの時誓い

 今またわたしは誓う

 再びあなたを怒り、責めることはない、と。

 山が映り、丘が揺らぐこともあろう。

 しかし私の慈しみはあなたから移らず、

 私の結ぶ平和の契約が揺らぐことはない、と

 貴方を憐れむ主は言われる。』」


 夜が明けた時、直哉は外へ行くべきだと悟った。直哉とアリサ、梓晴はこうして三人だけでしばし生きる時を迎えた。孤立した、しかし希望だけは約束された三人それぞれの旅立ちだった。

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