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到来するその日の姿

天使に追い詰められ魔法使いへ (静かな確信の黙示録 1)

正義の追求の先に真理がないことを悟るまでの、ヒーローの右葉曲折。
 明晰な頭脳と豊富な知識を基に平和維持に奔走した外務次官高橋直哉は、むなしく帰国。その後、敵ながら協力を誓った友人の母国も壊滅。地球文明が滅びようとしたとき、諦観した直哉と二歳上の継母智子は二人だけで眠りについた。
 彼はタイムリープへと導かれる。頑固であった彼は、素直さを身に着けさせるために、頭の弱さと女性恐怖症を与えられた。その結果、女性の露わな姿を懸命に庇い守ろうとする強迫観念だけが、彼の明晰な潜在意識を覚醒させられることとなった。
 過去に還った彼は、幼なじみの智子とともに成長。大陸勢力の少年工作員と戦い、彼らが逃げ込んだ東亜異術学院への入学へと進む。そこは、魔術、仙術など異術と呼ばれた技能を目覚めさせる教育機関だった。
 周囲の生徒たちは順調に成長。直哉は、女性恐怖と物覚えの悪さ、誤解をされやすい性格故に、様々に苦労を重ねる。入学時に初対面の女子生徒と夫婦寮に閉じ込められたり、女子生徒たちに追い詰められたり。直哉は、特に智子の激しい感情に触れたときに、強大な潜在能力を見せた。
 他方、世界では大陸勢力が支配を拡大。直哉は学院の授業としてフィールドワークを課され、智子や仲間とともに謎の地脈を調査しに出かけた。地脈の先には、人間から魔素を吸い取る地下迷宮があった。彼らは地下迷宮を壊滅させたが、地上は遥かに速く時がたち、学院に戻るとそこは廃墟だった。
 このころ世界各地では、扇動に雷同する人間たちが世界各地で慈愛の民を襲い、民主主義を破壊。健在だった直哉の実家に戻ってみると、実家の周囲にも雷同する人間たちが直哉の父を襲撃。雷同する人々の背後には大陸勢力があった。
 三十歳を数えた彼は魔法使いとなった。彼は智子たちとともに大陸勢力の支配地域へ。直哉がそこに見たものは、魔素を集める地脈、魔族に支配される人類だった。魔族とは、人間たちの苦しみや感情、生命のすべてを魔素として吸収する別の種族。人類は短い言葉に雷同して動く愚かな知能、烏合の衆として、魔族の餌食になり下がっていた。
 直哉の戦いはついに大陸勢力の中心ウラジモスクに至り、呪縛司の支援を得て勝利し、魔族は壊滅。だが、直哉は戦いの末に最愛の智子を失い、真理を悟ることもなく、地下迷宮に閉じ込められてしまった。全ては、大魔ルシファーの思惑通りだった。
序章 1 悪夢
2024/08/01 12:00
序章 2 召喚
2024/08/05 12:00
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