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幻想奇譚

遠方への聖地巡礼

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。

無理矢理終わらせました。


注意事項2

ある事をしているので、主人公ちゃんのテンションが爆上がりです。

ロマンチスト炸裂させているので、苦手な方はご注意下さい。

遠方のお友達に逢いに行く為、本日は少し遠出させていただきます。各駅停車を乗り継いで、見知らぬ街に出ました。くすんだクリーム色の摩天楼が私を見下ろして、摩訶不思議な丸天井を生み出しています。とても良い言葉。今のこの青空を差すのに、『丸天井』という言葉ほど合致したものはありません。

私は今の昂る気分を落ち着けながら、また別の電車を目指します。疎らに散ったか人々に混じる様にして小さな改札口へ。ここまでは何ら普通の駅とは変わりません。ですが駅を代表するものが違いました。

とっても小さくて可愛らしい路面電車。緑を基調とした外壁に、窓を縁取る様にして塗られた黄色。思わず一目惚れです。時は流れ、もうほぼお目に掛かれなくなった電車が今も現役で活躍しているなんて。

私はそわそわと列を作る高校生の後ろに連なりました。これから恐らく学校へ。袖が短く、生地の薄い所から、恐らくまだ夏服なのでしょう。尚のこと、尚のこと、私の気分が高揚していきます。ふふふ。あぁ、小説の中の登場人物にでもなったみたい……。

ふしゅーっという鳴き声の後に、乗り込んで空いてる席へ。車窓を眺めるのも良いでしょう……!!

ですが、今はこれを……。私は薄い文庫本を一つ取り出して、捲り始めました。

高校生になったばかりの女の子が、男の子と出会うシーン。中々きっかけが衝撃的なので、そこは割愛を……。ただ一つ言える事は、この電車がその小説の舞台となっているのです。あぁ、あぁ、お友達に会えるだけでなく、この子が体験した事を追想出来るなんて。もう、それだけで満足です。

ふわふわと脳裏に咲き誇った花達が花粉を飛ばさないよう、私は一度、文字の羅列から目を離して車窓を眺めます。住宅街の隙間をぎりぎり通過して、短いトンネルへ、吐き出された先に見えたのは海原。普段からは見ることの出来ない海。

遂に来ましたしたよ。お友達……。貴方に会う序に、小説の追体験を済まさせていただきました。この事に深く感謝を。あぁ、また呼んで下さいね。


「待ってたよ。どうだった」

「道には迷いましたけど、至福の時間でした」

主人公ちゃん

空想食い。幻想を愛して止まない子。

日常の中に潜む、ちょっと不思議な体験をこよなく愛する。

ロマンチストであるが、何時もは抑え気味。

今日はそれが爆発した。


以下、本当に読まなくても良い暴露

(書きたい要望を撒き散らした、独り言です)

想像を斜め行くほど、聖地巡礼って楽しいですね……。

ずっとテンション爆上がりでした。

この小説に出てくる薄い文庫本、モデルがあるんですけど、違う電車でした……。

絶対ここだと思ったのに……。読み返して違いに気が付くという。私は本当にこの方のファンなのか……!?(._."Ⅱ)

この作家様の本のお陰で、新たな趣味に目覚めました。私の好みを形作ったと言っても過言じゃありません。

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