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勝負

「亮、ずいぶん稼いだわね」

「少し分け前を渡そうか?そこで観ていないで」

「わかっちゃった?」

「うん、さっきから三人で僕を

監視しているけどどうしたの?」


「一応ガードしているんだけど」

「了解」

亮は雪の方を見て言った。

「雪さん、このコインをチップに変えてもらって

バーで待っていてください」

「はい」


亮はスロットの奥にいた小妹とマギーの所へ行った

「小妹お疲れ様」

「亮と雪の様子を見に来たのよ」

「野次馬?」

「あはは、そうそう」


「大丈夫だよ。これで彼女は僕を信用してくれる」

「そのようね。目がうっとりしていたわ」

マギーは雪をうらやましく思って言った。

「この後はブラックジャックで儲けて

三人に何かプレゼントするよ」


「えっ、本当に勝つつもり?」

小妹はいくら亮でもブラックジャックで

勝てるとは思えなかった。


「ブラックジャックはディーラーには

上手いも下手も無いからカードカウンティング

(使われたカードを記憶して残されたカードで

プレイの展開を予想する)

をすれば勝つ可能性が高い」


「でも4ディック(4組のトランプカード)の

場合は208枚よ、どうするの?」

「がんばって記憶します」

亮は自信を持って二人に答えた

「がんばって亮」

「はい」

亮は軽く手を振って雪のところへ戻った


「お待たせしました、友達がいたので」

「二人とも素敵ね、彼女たち香港の人?」

「ええ、彼女たち宝石商をしているんです」

「そう」

雪は亮があまりにも日本語が

上手なので日本人だと疑っていたが、

香港人である事がわかってホッとしていた。


「あっこれチップに変えてもらったわ」

「今からブラックジャックをやりますよ」

「ええっ!もう充分稼いだわ」

「まだまだ。これを倍にします」

「わかったわ」


雪はこのまま亮を誘惑しようと思ったが儲けたお金で

亮をもう1日雇う事を考えていた

「ブラックジャックやった事有りますか?」

「ええ、友達と・・・女友達ね」

「はい」

「では、やり方は簡単なので直ぐ覚えます」

「はい」

亮は雪にかけ方を教えてテーブルに

座ってゲームを始めた。


~~~~~~~

「春麗、今何処だ?」

趙剛が電話をかけてきた

「亮のガードにマカオのサンライズホテルに

来ています」

「そうかちょうど良かった、今日ピョートルに

アイザックからマカオに着いたと連絡があった」

「はい」


「それでアイザックの定宿サンライズホテルで

ポーカーをやっているはずだ。

探しだして顔写真、ボディガード数、

部屋番号、女の情報を取ってくれ」


「了解、何か特徴は?」

「28歳のイケメンロシア人だそうだ」

「了解」

電話を切った小妹はマギーに

「イケメンだって、マギー」

マギーは眉を動かして笑った


~~~~~~~~

メイメイとホテルに入った直ぐに

メイメイを裸にして立たせた

「どうしたの?恥ずかしいわ」

「横になって股を開け」


メイメイは困った顔をして横になり股を開くと

一文字はそれを覗き込み息を荒くし

メイメイの上のり激しくキスをした

「恵美子、恵美子」

メイメイは一文字の激しいSOXを受け入れた


「一文字さん、恵美子って?」

「そう呼んでいたかな」

「ええ」


「ここのところ仕方なし女を抱いていたからな

元気がなくなっていた」

「うふふ、仕方無しに抱く女って奥さん?」

「あはは、女房なら死んだら金になるよ」

メイメイは一文字の言葉の奥に雪への殺意が感じられた


~~~~~~~

亮と雪はブラックジャックで勝ちまくり

ディーラーが3度変わった。

「雪さんそろそろ止めましょう」

「どうして?もっとやりたいわ」

「ディーラーが3回変わったと言う事は

カジノに目をつけられてという事です」


「それは怖いわ」

「ベンツが2台買えるほど

儲かりましたからもういいでしょう」

亮はそれとも弁護士費用に使えると言いたかった

「ええ」

雪は嬉しそうな顔をしていた。


チップを清算した亮の所に小妹が

近づいてきて小声で話した。

「一文字の命を狙っていたロシアマフィアの

アイザックがポーカーをやっているの」


「うん」

亮はうなずいただけだった。

「亮もポーカーをアイザックのいる席でやってよ」

「それで僕にどうしろと?」

「アイザックに接近して情報を取って欲しいの」

「ああ、よかった殺せとでも言うのかなと思った」


「それはこっちで殺るから」

亮は一瞬ドキッとしたがそれは暗鬼の仕事なので

妨害をするつもりはなかった。

「じゃあ、ロシアマフィアとお友達にならなくて良い訳だね」

亮はマフィアややくざのような反社会組織

と親しくはなりたくなかった。


「うん、どうせなら命を狙われるくらいアイザックに勝ってよ」

「止めてくれももう死ぬ思いはコリゴリだ。

僕は普通の人間なんだから」

「けっこう楽しんでいるんでしょう、今の立場」

小妹がケラケラと笑うと亮は急にまじめな顔をして

聞いた。


「それで資金は?今日の儲けを使えとは言わないよね」

「うん」

小妹が黒いカードを亮に渡した。

「これにデポジット金が入って信用貸しもしてくれるわ」

「さすが小妹のお父さんはすごい!

それともおじいさんかな?」


「両方よ、うふふ」

「これならカジノロワイヤルみたいな事が出来ます」

亮は本気でポーカーでアイザックと戦うつもりでいた。


「雪さん、僕はポーカーをする

事にしました、観に来ますか?」

「もちろん」

雪は小切手をバックに入れると横目で

マギーをチラッと見て亮の腕に抱きついた。

「ああ、感じ悪いあの女」

マギーがつぶやいた。


亮たちがポーカーテーブルへ行くと

リミット別にテーブルが分かれていた。

「小妹、どこだ?」

「右の奥のテーブルよ」

亮は言われたテーブルに目をやると

若い男の前にチップが積まれていた。


「あのテーブルのリミットは?」

「10000香港ドルよ」

「16万円か・・・高いなあ」

「あそこのルールは?」

「フロップ・ポーカーやった事がある?」

「ない、ルールも知らない」


「どうするの?」

「聞いてくる」

亮はカジノのガイドにルールを聞きに

行って2分ほど聞くと戻ってきた。

「大丈夫?亮」


「うん、カジノロワイヤルで観た

やつで最初にディーラーが

 カードをオープンさせる方法だった」

「本当に大丈夫?」

小妹は不安になっていた。


亮はテーブルを覗き、やり方を完全に覚えた

「亮?」

後ろから金髪の背の高い美人が声を掛けてきた

亮はマカオに知り合いがいる訳がないと思って

振り返って女性の顔を見た。


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