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カジノ

「いいえ、一人のお客様は初めてなので」

「そうか・・・危険なガイドさんね」

雪はもう一度亮の胸に顔をうずめた。


雪は亮との抱擁の感激をかみ締めていると

亮が耳元で囁いた。

「有森さん、そろそろマカオに向かいましょう」

「雪って呼んでください」

「では、雪さんホテルは?」


「リオホテルです」

「そうですか、ではそこはキャンセルして

サンライズホテルにしましょう」

「どうして?」

「サンライズのホテルのカジノの

スロットが出るんですよ」

「うふふ、じゃあそっちがいい」


亮は直ぐに小妹に電話をかけて

サンライズホテルの予約を頼んだ。

「了解、首尾はどう?」

「うん、うまく行っている」

「それで、リオホテルの予約はキャンセル?」

「いいえ、一応チェックインしておくよ」


「どうして?」

「キャンセルをしたら一文字に

怪しまれるかもしれない」

「なるほど、今夜彼女とやる気ね」

「ん?今夜はカジノで儲ける予定だよ」

亮は自分の計画を考えていた。


「ええっ!エッチして情報を取るんじゃないの?」

「今夜は頭の体操をして来るよ」

「昔と違って今は監視カメラが付いているので

カジノは勝たせてくれないわよ」

「あはは、知っている」


~~~~~~~

亮の運転する車はマカオに向かって

港珠澳大橋総距離55キロを

時速100kmで走り出した。


「雪さん、今回の旅行はどなたと?」

「一人で来てこっちで友達と落ち合ったの」

雪は亮の前で一文字を友達と表現した。

「それでその男性はどんな

仕事をしているんですか?」


「男性?言っていませんよ」

「あはは、分かりますよ相手が男性なのは

 女性と一緒なら一人で行動しないですよ」

「そうか、彼は香港で株の取引をしているの」

「それで今日は忙しいんですね」


「ええ、だからあなたを通訳兼

ボディガードを雇ってもらったの」

「分かりました、では今夜は

彼の代わって素敵な夜にします」

「うふふ、ありがとう」

雪の心の中ではもうすでに亮が一文字以上

の存在になっていた。


「雪さんいつ日本に帰るんですか?」

「そうね、明日じゃないのは確かよ」

雪は日本に帰ると事情聴取が

あるからもう少し香港にいたかった。


「では今夜はカジノで遊んで儲けましょう」

「ええ」

雪はちょっと不機嫌な返事をした。

亮は雪の声のトーンを感じて

次ぎやるべき事を考えた。


「雪さん、彼の事があるのでリオホテルの方に

チェックインをしてください

 サンライズホテルの方は僕の方でします」

「はい」

雪はニッコリと笑ってその亮の思わせぶりな

態度に期待を持っていた


「亮は学校は何処に行ったの?」

「そうですね、日本の東京大学と

ハーバード大です」

「うふふ、優秀ね」

雪は亮の言ったことが冗談だと思って笑っていた


「雪さんは何処の大学ですか?」

「一葉学園よ、知っている?」

「はい、美人が多いそうですね。日本人の

知り合いに聞きました」


「うふふ、そう言う噂はあるわ」

「雪さん、香港にいる男性の

友達は恋人ですか?」

「なに?気になる」

「ええ、ちょっと・・・」

「嬉しい!」

雪は亮に抱きついて頬にキスをした。


マカオに着いた二人は

リオホテルに着いてチェックインをして

続いてサンライズホテルに

チェックインをした


「マカオのカジノはあまり服装に

うるさくないので

このまま行きましょう」

亮はお金をチップに変えて

雪とルーレットのところへ行き

ルーレットの賭け方を教えた。


しばらくルーレットを見ていた亮が言った。

「僕は当る番号の前後4ヶ所がわかります。

それを見て賭けてください」

「わかりました」

雪は亮がチップを置いた周りの

番号にコインを置いていき

あっと言う間に二人は

1000ドルチップを10枚もらった


「すごいわ、亮。どうして当るの?」

「ディーラーが投げたボールのスピードと

ホイールの回転速度を計算すれば

 落ちるポケットが分かるんです」

「えっ計算しているの?」

「もちろん、次はスロットで休憩しましょう」

「スロットで休憩?」

「はい」


「ねえ、これでホテル代が出来たわね」

「ええ、僕のギャラも出来ました。あはは」

「スロットで遊ぶってどうするの?」

「コインを3枚入れてレバーを引きだけです、

上の電光掲示板に出ている数字が

 積み立て枚数です」


「123,580ドルって出ているわ。

でも、中々当らないでしょう」

「でも相手が機械ですから当る

可能性はあります。

ジャックポットが出ると

123,580香港ドルが出ます

何回か回してください」


雪は言われたように何回かスロットを回すと

2枚、5枚、10枚が時々出ていた

「今カチッと音がしました」

亮はスロットの明かりが一瞬

暗くなったのも見落とさなかった


「聞こえなかったけど・・・」

雪が首を傾げると

「今度は僕が」

亮は1枚賭けを2回して3回目に3枚を賭けた

「本当に出るの?」


「当れば・・・」

亮は雪に期待を持たせレバーを引くと

ジャックポット並んでベルが鳴り響いた

「きゃー、当った!」

雪が跳ねるとカジノの係員が飛んできた


~~~~~~~

「まったく亮って目立ちすぎ!」

小妹はカジノの客に取り囲まれている亮を見て

つぶやいた。

「目立つのも作戦かもね、小妹」

長めのスカートに履き替えたマギーが言った。


「何の作戦?」

小妹が首を傾げるとマギーが答えた。

「女はギャンブルに強い男に惚れるのよ。

007みたいに」

「なるほど」

小妹は亮に電話をかけた。


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