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雪の行動

レイバンをかけた亮が助手席のドアを開けて

雪を座らせると運転席に乗って雪の顔を見た

「シートベルトをしてください」

亮は優しく笑った。


「は、はい」

亮が車を走らせると雪は亮を見ていた。

「劉さん、おしゃれですね」

「ありがとうございます。香港はブランド

品がいくらでも手に入りますからね」


「うふふ、そうね」

「それと僕を亮と呼んでください、

諸葛亮の亮です」


※諸葛孔明あるいは諸葛亮は

三国時代劉備に付いた天才軍師

赤壁の戦い、泣いて馬謖を切る、

三顧の礼と言う言葉はあまりにも有名。

諸葛亮孔明と言う呼び名は間違い。


「ああ、素敵。私諸葛孔明大好き!」

「日本人の方は孔明が好きなようですね。

中国人は関羽とか張飛とか趙雲とか

猛将が好きなんですよ」

「亮、あなた孔明みたいな感じがする。すごく知的で」

「ありがとうございます」


亮はまずは作戦成功と確信した。

海沿いにスピードを出して走る絶景の観ながら

西貢の漁港を抜け萬宣水庫に行くと亮が

行き止まりのスペースに車を止めた。


「ああ、気持ちいい」

「ここは、香港のダム、貯水湖なんです」

「香港がこんなに緑が多いとは思わなかったわ」

「この先はハイキングコースで車では行けないんです

 今度一緒に行きませんか」


「わあ、行ってみたい」

「かなりきついですよ」

「大丈夫、これでも体力あるんだから」

「そうですね、スタイルがいいですものね。仕事は?」

「公務員です」

雪は戸惑いながら話した。


「まさか自衛官じゃないですよね」

亮はわざと近い所を言った。

「ううん、警察・・・・

あっ言っちゃった。内緒よ」

「あはは、大丈夫です。

とても怖い警察には見えません、

 その可愛らしい目は」

亮がジッと雪の目を見ると雪は下半身が

熱くなって股を抑えた。


「ありがとう、亮」

「さあ、写真を撮りましょう」

亮はカメラを持って太陽が当る海のほうに

立たせて写真を撮った。


「ねえ、亮の写真も」

「私はけっこうです。もし彼に

見られたらまずいですからね」

雪は殺された夫の剛より一文字大介の

事を思い浮かべた、一文字より何倍も

ルックスのいい亮を見られたたら

やきもちを妬かれると思って言った。


「そうね。あなた素敵だからやきもち妬かれそう」

「少し早いですけど街へ戻って軽く

海鮮料理を食べませんか?」

「ええ、お腹がすいていたの」

二人は海鮮レストランが沢山立ち

並ぶ通りを歩きながら水槽の魚や

貝を覗いた。


「このこれを選んで作ってもらうんです」

「そう、すごく新鮮ね」

「ええ、ただ中国料理ですから塩焼きはありません」

「うふふ」

雪は亮が人を喜ばす術は日本人と

まったく違った感じを受けていた。


二人は海の見える道路に並べられている

テーブルで食事を始めた。

「亮の仕事はガイドだけ?」

「いいえ、普段は宝石の仕事をしています」


「本当、じゃあ何か宝石を買いに行こうかしら」

「そうですね、お見立てしますよ」

「ありがとう」

「そうだ、これ今日の記念にプレゼントします」

亮はローズクォーツのブレスレッドをポケットから

取り出し雪に渡した。


「素敵!なんかこんないい物

ガイドさんにいただいて逆みたい」

「気にしないでください、安物ですから。

ローズクォーツは恋愛運がよくなるそうです」


「本当!嬉しい」

「香港は風水の街です。見てくださいみんなが

ブレスレッドをつけているでしょう」

雪が周りを見渡すと

「うふふ、そうね」

亮はタイガーアイのブレスレッドを見せた


「僕はお金が欲しいんです。あはは」

「じゃあ、あの人は恋愛とお金と・・・」

雪が隣の男性を指差した。

「そうなんです、一目で欲しいものが

ばれてしまうのが欠点です」

「うふふ」

二人は目を見詰め合って笑っていた


~~~~~~~

「亮は上手くやっているかしら」

マギーが小妹に聞いた。

「大丈夫、亮にかかったらメロメロよ。

もうキスをしていたりして」

「そうかなあ、私誘惑しても

亮は迫ってこないけど・・・」

マギーがモゾモゾしていた。


「あはは、それは簡単よ。

亮は頼まれれば嫌と言わないから、

抱いてて言えばいいのよ」

「そうかな?断れたら」

「大丈夫、マギーのナイスバディ

見せれば亮が飛びついてくるわ」


「うん、分かった。今夜やってみる」

「あっ、今夜は無理かも・・・」

~~~~~~


「さて、行きましょうか」

食事を終えると亮が雪に言った

「はい、美味しかったわ」

「よかった」

「亮、その時計素敵ね。

ロレックス コスモグラフ デイトナでしょ」


「はい」

高級な時計を持っている亮に

雪は興味を持っていた。


~~~~~~

「会長、今日は雪さんはマカオですか?」

西が一文字に聞いた

「ああ、西君が頼んでくれたガイドと行っている」

「じゃあ、今夜は遅いんですね」


「いや、向こうにホテルを取ってあるから帰ってこない」

「じゃあ、今夜は香港夜会のメイメイですか」

西がニヤリと笑うと一文字はメイメイを思い出した

「うんうん」


~~~~~~~

「一文字は雪がいないから

元気に羽を伸ばしそうです」

蓮華が小妹に連絡をしてきた

「じゃあ、今夜は『香港夜会』かしらメイメイに

ICコーダーの準備をさせなくちゃ」

「了解」

蓮華が電話を切るとマギーが小妹に聞いた。


「小妹。私、香港夜会に潜入しようか?」

「それが西はロシア女性にどっぷりなの」

「そうか、残念。今夜は亮も

帰って来そうに無いし・・・」

「私たちはマカオへ行くわよ」

「うん」

マギーが手を叩いて喜んだ


「亮がお父さんの経営している

カジノに行けば会えるし

 お手伝いも出来るわ」


~~~~~~~

亮と雪はケーブルカーに

ビクトリアピークに立った

亮と雪が香港の景色を観た

「わあ、素敵」

「ええ、この東屋が獅子亭と言って

ジェニファー・ジョーンズと

ウイリアム・ホールデンの

映画『慕情』の舞台になったところです」


「ええ、観た事があるわ」

「映画の公開された1955年の頃はあんなに

高い建物はありませんでしたけどね。それに

海岸線がもう少し近かったようです」


「うふふ、そうね」

「この辺りは高級住宅街でジャッキー・チェンや

香港の大金持ちはヘリポート付の

 お屋敷に住んでいます」

「でもどうしてこんな交通の便の悪い

高いところに住んでいるのかしら?」


「それは高いところ方が涼しいからですよ」

「うふふ、そうか」

亮は雪の手を引いて一番下の東屋に雪を連れて行った

「そして、ここが映画の二人がキスをした所です」

すると雪は目を閉じて亮の胸に身体を近づけた

亮はそれに答えるように雪の唇を吸うと

雪が舌を亮の中に入れていった


そして、互いに求め合うようにキスを続けた

「私、亮を好きになっちゃった」

「ありがとうございます」

亮は優しく微笑むと

「もう離れたくない」

雪が亮に抱きついた。


「ドライブと夜景は女性を酔わせます」

亮はわざと事務的に言った

「亮はもてるから直ぐにお客さんと

こんな風になっちゃうんでしょう」


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