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細川の娘

「もうよろしいのですか?」

「ええ、お陰で助かりました。

ありがとうございます」

亮はCAに丁寧に頭を下げた


「亮、急にガイドブックなんか

読んでどうしたの?」

「有森雪が香港のガイドを雇うらしい」

亮は美喜の問いに答えた。


「うふふ、亮はそのガイドに成りすまして

雪に接近するのね」

「ええ、小妹が僕にガイドをやれというものだから」

「しょうがないわよ、小妹にとって亮は

スーパーマンなんだからそして私たちにもね」

亮はマギーの言葉に照れながら微笑んだ


~~~~~~

飛行機から降りた亮達は

イミグレーションの混み具合に驚いた。

「亮、混んでいるわね?」

「いい方法がある」

亮は時計を見て職人に亮の身分証を見せた

それを見た職員は敬礼をして

亮とマギーを特別な窓口に通した


「それなんなの?」

「僕もよく分からないんだけど

共産党のなんちゃらと言っていた」

亮達が空港の外に出ると大きなSUVが

止まっていて小妹が手を振っていた。


「おーい」

「ありがとう」

三人はキャリーバッグを車に載せ

車に乗った。

「小妹、お疲れ様」

「早く来てくれた助かった、亮」


「色々忙しかったけどね」

「うん、一文字に影から護っている

経費を請求したいわ」

「あはは、その通りだ」

小妹はロシア人殺し屋を捕まえて

尋問し留置している事を話した。


「会ってみたいですね」

「焦らないで今日はとりあえずおじいちゃんと

食事をしようよ。文明も来るって」

「わかった」

四人の乗った車はカオルーンにある

TANGHAMホテル香港の

広東料理店タン・コートに入った。


「ここはミシュランのレストランよ」

「おお」

亮は高級な店の雰囲気と窓から見える

美しい夜景に息を飲んだ。

「この前香港に居た時はこんないい所

来なかった」


「そりゃそうよ、そんな暇無かったじゃない」

小妹がケラケラと笑った。

そこに劉剛は入って来ると店内の

雰囲気が変わっていた。

静かな足の運びだが近寄りがたい

気を放っている。


食事をしている客は食べる事をやめて

趙剛を見ていた。

亮と美喜とマギーと小妹は立ちあがって礼をした。

「おお、元気そうだな。亮」

「はい、お陰様で」

趙剛が座ると亮も座った。


「では、オーダーをしようか」

小妹は給仕を呼びオーダーをした。

「ん?」

「ああ、コースを頼んだから大丈夫、

他に好きな物が有ったらオーダーして」


「はい、文明は?」

「もうすぐ来ると思う」

料理を食べていると文明がスーツの

ボタンをしながら速足でやって来た。

文明は趙剛に挨拶をすると

亮は立ちあがって文明と握手をした。


「やあ、体はどうだ?」

「まだ力を入れると痛みが少し・・・」

「でも、心臓が止まったそうじゃないか」

「ええ、まあ。一応動いていますから

大丈夫です」


「まったく、何のためにボディガードを

付けているんだか・・・」

「確かに私たちが居る分、

危険な事をする」

小妹があきれていた。


「趙統領、心配をかけないように、

もっと強くなります」

「うんうん、いい事だ」

趙剛はニコニコ笑っていた。


「亮、今夜はゆっくりビジネスの話をしよう」

「分かりました」

食事を終えた頃、細川から

電話がかかって来た。


「亮君、今香港だよな。頼みがあるんだ」

「はい、良いですよ」

亮は何かを買って来るのかと思っていた。


「実は娘がちょっとだけでもいいから

会いたいと言っているんだ」

「香港で?」

「ああ、カオルーンホテルに泊まっているんだが

会いに行ってくれないか?」

「ホテルに行くんですか?」


「ああ、仕事柄ホテルから出られないんだ」

「分かりました。すぐ近くなので行きます」

仕事柄ホテルを出られない、亮は首を傾げたが

意味がすぐに分かった。


フロントで細川珠美が待っていた。

「ああ、團さん!」

「細川珠美さん、先ほどはどうも」

「父に電話をかけてお願いしちゃった」

「まさか細川さんのお嬢さんとは思いませんでした」


「ごめんなさい、明日の朝一便なので香港では

クルーが一緒じゃないと外出できないのよ」

「なるほど、危険ですからね」


「航空会社によってはステイ時間で美術館や

レストランへ行くらしいけど本当かな?」

「そうですね、それでご用件は?」

「ちょっとお酒を飲むだけよ」

「ああ、お安い御用です」

亮と珠美はバーに入ると

二人の女性が座っていた。


「連れて来たよ」

「こんばんは」

二人の女性は挨拶をした。

「北川文子さんですと吉瀬ひろ子さんです」

珠美が紹介した。


「團亮です」

「父から聞いたプロフィールは

だいたい話をしておいたから」

珠美が説明した。


「どこまで?」

「学歴と美宝堂の息子さんくらいかな」

「他には?」

北川が聞いた。


「ええと、モデルのシンディとかモニカとか

金子紀子さんとか白尾尚子さんとか

内藤瑞希さんとかが友達です」


「ウソ!」

「いまレコード会社を立ち上げています」

「素敵!」

亮が言うと吉瀬が納得した。


亮は信じてもらえないと思っていたけど

信用してくれたので、本気で話した。

「それで三人にお話が今度チャーター便

の航空会社を作ろうと思っているんです

それで近々CAさんを募集しようと

思っているんです」


「本当」

「私行く」

珠美が手を上げた。

「どうしてですか?国際線に乗れているんです

から十分でしょう。給料も悪くなさそうだし」

「それが人間関係がね」

珠美が北川と吉瀬の顔を見た。


「まあ、女性だけの職場は有るでしょうけど・・・」

「團さん、秋山先輩とは

仲がいいんですか?」

「僕の友達の友達です。

仲はあまり良くないです、色々あって」


「そうか、じゃあ。日本に帰ったら私たちと

デートしてください」

「四人で?」

「いいえ、一人づつです」

「えっ?」

「それで気に入ってくれたら

そのまま継続してください」


「面白い事言いますね。継続できなかったら?」

「その時は振ってください」

吉瀬が冷静に言った。

「難しいなあ・・・皆さんそれぞれ

魅力的だし」

亮には三人の言っている事が

理解できなかっが、とにかくCAの確保に

動こうと思った。


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