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細川珠美との出会い

「キャー、やった!」

小妹は父親の趙健徳に電話をかけた

「お父さん、お願いがあるの?」

「どうした?」

「明日、日本人の女性がガイドを頼んだら

今日こっちへ来る亮を紹介して欲しいの」


「分かった、亮は今日こっちへ来るのか?」

「うん、お願いね」

「了解」

趙健徳は香港観光局にガイド派遣をしていた。


~~~~~~

「小妹どうした?」

「亮、明日何時にこっちへ到着するの?」

「時差が有るから20時15分に着くけど」

「おじいちゃんが食事をしようって

言っていたから迎えに行くわ」


「お願いします」

「それで明日の朝じゃあ10時から仕事」

「仕事?」

「うん、有森雪が観光ガイドを

雇うので亮を派遣するわ」


「・・・わかった」

亮はあまりの偶然に返事に戸惑った。

「雪をやっちゃって落として」

「やっちゃう?」

「彼女、すごくエッチ好きなの

一文字が手を焼くくらい」

「そうか・・・」

亮は一文字が以前使っていた


ICチップの事を思い出して笑った

「どうしたの?亮」

「いや、そっちへ着いてから時間がないみたいだね、

お父さんに2カラット以上の

ダイヤが2つ欲しいと伝えて欲しい」


「うん、いいよ」

「それと中国服とタイガーアイとピンククリスタルの

ブレスレッドを用意してくれ」

「OK」


~~~~~~~

成田空港に着いた亮が美喜と一緒に

ガラガラとキャリーケースを引いていると

後ろから人の気配を感じた。

「マギー?」


亮が後ろを振り返るとレザーのミニ姿の

マギーが後ろに立っていた。

「私も一緒に行きます」


チェックインをして三人で空港のラウンジで

食事をしてマギーから香港の詳細な様子を聞いた。

「分かりました、マギーありがとう」

三人はブッフェで食事を取り皿にとって

食べ始めた。


「中々美味しいですね」

亮は二人に言った。

「はい、そうですね」

マギーは水のようにワインを飲みながら

つまみを食べていた。


「マギーお酒好きなんですか?」

「はい、普通に」

「了解」

「殿、ラーメンもあります」

美喜がはしゃいでいた。


「はい、機内食もあるので食べ過ぎないように」

「ああ、そうか・・・」

「そうだ、美喜は亮をなぜ殿と呼ぶ?」

マギーが冷たく聞いた。


「私は亮さんに雇われているので、

雇い主だから殿なんです」

「そうか・・・私は別に雇われていないから

亮で良いのか」

美喜とマギーの対立が怖かった。


三人は18時15分成田発香港行きの飛行機に乗った。

「美喜さん、マギー、香港では

厳しい事になるかもしれない」

「それで、今日はみんなにお別れを言っていたの?」

「図星です」


「うふふ、大丈夫よ。私たちが命をかけて護るから」

「それが困るんです、君たちの一人でも

命を落としたら僕は一生後する。

だから君たちは僕が護る」


「護るって私の仕事がなくなるでしょう」

美喜が自分の立場が気になった。

「いや、君たちが命を落とさないように

僕が指示する。そう言えばいいかな」


「はい、仰せのままにご主人様」

美喜は笑いながら亮の

耳元で囁くと亮の手を握った


機内食のオーダーをキャビンアテンダントが

取り始めた。

「美喜さん僕と違うものを

オーダーしてもらえますか?」

「いいわよ、半分っこしましょう」


「いいんですか?」

「当たり前よ、他人じゃないんだから」

「はあ」

「今回は私と同じ部屋よ」


「えっ、どうしてですか?」

「あなたを護るためよ」

「了解です」

亮は美喜と同じ部屋にいる事を考えて

ドキドキして興奮してしまった


機内食の肉と魚を両方食べた亮は

「やっぱり、今一だな」

亮やはり機内食には満足していなかった。

「マギー、キャビンアテンダントのスカート

もう少し短いほうがいいですよね」


通路側に座っていた亮は後ろに反って

目線を下げて言った

「そうね、男性は喜ぶわ」

いつもレザーのミニをはいている

マギーは亮の意見に同意した


「マギーのミニはいつも喜ばされています。

峰不二子みたいで」

「うふふ、ありがとう。亮」

そう言うとマギーは飛行機の中で

ある安心感で深く眠った


「いまだ」

亮は自分とマギーの前のテレビをつけて

同時に2つ映画を観て見邪気に笑った。


~~~~~~~~

「ねえ、36Cに座っているお客さん素敵よ」

「うん、なんか魅力的よね」

「でも、隣の白人の女性彼女だよね」

三人キャビンアテンダントがギャレーで話しをしていた。


「どうしたの、みんな?」

ギャレーのカーテンを開けて秋山良子が入ってきた

「36Cの男性が素敵だって言う話をしていたの」

「本当?」


良子が嬉しそうに笑って客席を見ると

亮を見つけた。

「あら」


~~~~~~~~

「團さん」

亮が夢中になって映画を観ていると

秋山良子が声を掛けてきた

「あっ、また会いましたね。秋山さん」

「はい、お忙しいんですね」


「はい」

秋山はアメリカからの帰国便で見かけた

美喜に会釈した。

「秋山さんはファーストクラスでしたね」

亮が前のほうを指さした。


「え、ええ」

亮はどうして秋山が後ろの席に来たか不思議だった

「そうだ、一昨日沙織さんと会いました」

「えっ連絡取られたんですか?」

良子は驚いた様子で返事をした。


「たまたま築地病院に行ったら

彼女が担当医だったんです」

「築地病院ですか、再会できてよかったですね」

「そうだ、今度三人で食事しませんか?

時間が有るときに連絡をください」


亮は美宝堂の名刺を渡し、

良子はどう返事をして良いか悩んだまま

ギャレーに戻った。


~~~~~~~

ギャレーに戻った良子に細川珠美が話しかけた

「ねえ、秋山さんちょっと話を

していたでしょう、知り合い?」

珠美は亮と良子二人の関係が気になった


「ええ、昔の知り合い。彼の名前は團亮、

美宝堂の息子さんよ」

「ええ!美宝堂!」

珠美は笑いを抑え切れなかった。


「どうしたの?細川さん」

嬉しそうにしている珠美を見て周りの

キャビンアテンダントが聞いた

「なんでもない」

そこに36Cのコールが鳴った

「あっ、私が行って来る」

珠美が跳ねるようにギャレーを出て行った

~~~~~~~

「小妹、ガイドの依頼が来たぞ」

「本当!」

「日本人の女性で日本語

ガイドとボディガードが

出来る男を希望だ10時にホテルに迎えに

行って夜にはマカオへ行くそうだ」


「了解、ありがとうお父さん」

小妹は笑顔で空を見上げた

「亮、早く来い!」

~~~~~~~

「お呼びですか?」

珠美が亮の座席に上のボタンを解除した

「はい、香港のガイドブックか

地図がありますか?」

「はい、観光マップはございますが

ガイドブックは・・・」


「そうですか、じゃあ地図だけでもください」

「はい、少々お待ちください」

珠美は早足でギャレーにマップを

取りに行って戻ってきた


「お待たせしました、観光マップと

地球の歩き方香港マカオ編です」

「ありがとう、これは?」

「私の本で良かったらお貸しします」

「でも・・・」


「読み終わった時に返していただければ」

「は、はい」

「最後のページに連絡先が書いてありますから

何時でもいいですよ」

珠美が亮の耳元で囁いた。


「あ、ありがとう」

亮は珠美に後で返すのが面倒なので

急いで地球の歩き方を読み始めた。

「亮、CAが二人も来たわね」

マギーが目を覚まして亮に声を掛けた。


「飛行機の中なら安全です

から寝ていてください」

「ごめん、本を読んでいるんだ」

「ええ、もう少しで読み終わります」

亮は10分で読み終えた。


「あら、もう終わったの?」

マギーが驚いて聞いた。

「はい一応」

「さすが亮ね」

亮の人並外れた記憶能力を知っている

美喜は嬉しそうに笑った。


亮はボタンを押してCAを呼ぶと

珠美と違うCAがやってきた。

「すみません、この本を細川さんに

返していただけますか?」


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