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レッグエステ


亮がその場で久保田郁美に電話をかけた。


「もしもし、團ですけど先ほどはどうも

ありがとうございました」

「はい、こちらこそ」

「早速ですが、新宿、渋谷、原宿、池袋に20坪から

30坪の路面店を探してください」

「業種は?」


「ランジェリーショップです」

「わかりました、すぐに探します」

「お願いします、見つかりましたら

担当の三島に連絡をお願いします」


「はい、気をつけて香港に行って来て下さい」

「はい」

亮は電話を切って玲奈に言った

「玲奈さん物件が見つかったら久保田さんから

連絡があります。よろしくお願いします」

「はい」

玲奈が返事をすると幸雄が囁いた


「亮さんは勘で仕事をするみたいだな」

「パパ違うの、彼はあれでも全部計算しているのよ」

「えっ?」

亮は紙に走り書きをすると

「1店舗の目標は1客単価2000円で1日10万円、

それ500アイテム必要だから、

1店舗当り初期投資が2000万円です。

どうしても在庫を効率よく販売するには

3店舗必要になってきますね」


「はい」

玲奈が神妙に返事をすると

「店舗名はスタジオRとでもつけましょうか、

玲奈さん商標を調べて置いてください」

「はい、了解しました」

その後に亮は別な事を考えていた

「玲奈さん、ランジェリーショップと

併設してレッグエステをやります」


「レッグエステ?」

玲奈は全然意味が分からず首をかしげて聞いた

「足専用のエステです、

施術メニューは後で詳しく書きます」

「ランジェリーショップと

エステどんな関係が有るんですか?」


「関係有りませんよ、ブラを販売するついでに

バストエステが良いんですが効果が

薄いのでレッグエステをやるだけです」

「レッズエステは効果が有るんですか?」


「終わった後気持ちがいいじゃないですか、

それにマッサージするだけでむくみが

取れて足はすぐに細くなりますからね」

「そうか即効性があるわけですね」


「はい、冷え性の人の足ほどセルライト

溜まって足が太くなるんです、ついでに

足の血行が良くなるパンスト、細くなる

パンストを売りましょう。担当は玲奈さん

 お願いします」

「は、はい」


亮は玲奈の両親の前で仕事を作り上げ、

彼女の存在感をアピールした。

「良かったな玲奈、これで安心して富山に帰れる」

幸雄は笑みを浮かべて玲奈に言った

「私帰らなくていいの?」


「こんなに責任ある仕事を任せられたんだ、

放り出して帰れないだろう」

「はい」

「玲奈さんには商品の打ち合わせに

時々工場へ行ってもらいます」


亮が言うと幸雄は喜んで亮の手を握って礼を言った

「ありがとうございます、玲奈が派遣で行っていた

DUN製薬の部長秘書を辞めたと聞いて

家に帰るように言っていたんですよ」


「大丈夫です。有能な玲奈さんには

どんどん働いてもらいます」

「そうですか、倒れるまで使ってください」

幸雄はテーブルに手を付いて頭を下げた。

「パパ!」

玲奈は幸雄の肩を叩いた。


「ところで玲奈さん妹さんの

里美さんにライブスタジオで

ピアノを引いてもらえるかどうか

聞いてください」

「はい?」

「アメリカのシカゴでは音楽教育の為に

シカゴフィルの演奏を

子供たちに無料で聞かせるそうです。

我々もそのまねをしたいと思っています」


「はい、聞いてみます」

「では、僕は明日の準備をしなければ

ならないのでここで失礼します

 玲奈さん今日はゆっくりご両親と」


「玲奈、何やっている。さっさと行け!」

「でも、パパ・・・」

「別にお前と一緒じゃなくても東京は歩ける!」

幸雄は玲奈に厳しく言って追い出した


亮はそのまま、2階の美佐江の売り場に向かうと

玲奈が話しかけた。

「今夜一恵さんも一緒に食事を

する約束をしているんです」


「そうですか、もし良かったら

うちのお店を使って僕の

支払いにしておいてください」

「ラブポーションでも良いんですか?」

「えっ?」

亮は突然キャバクラの話をされて驚いた


「うふふ、冗談です」

「まさかお父さんが行くんじゃないかと

思って驚きました」

「香港へは一人で良いんですか?」

 

「ええ、美喜さんを連れて行きます」

「そうか」

玲奈はいつも一緒に居る美喜を羨ましく思って

詰まらそうな顔をした。

「僕が香港へ行っている間、会社を作って会社の

 法人口座を作ってください」


「了解です」

「それと、屋上に太陽光発電パネルを付けるので

上原さんに見てもらってください」


「亮、荷物預かっているわよ、美喜さんがさっき

持って来たわ」

美佐江はキャリーケースを見せた

「亮、どこへ行くの?」

「今から香港へ行くんです」


「じゃあ、2カラット以上のいい

ダイヤがあったら買ってきて」

「はい、小妹のお父さんが宝石商なので

 仕入れてきます」

「OK、その業者が良かったら私も行くわ」


~~~~~~~

一文字は雪と香港のブランドショップを歩いていた

「大介やっと一緒になれたわ、もう離れないわよ」

「うん」

二人は手を強く握りあった。


「本当剛が死んでよかった。しかも

FBIが射殺してくれるなんて

夢にも思ってみなかったわ」

「ああFBIに感謝だ」

「大介、いつ日本に帰るの?」

「もう少しで帰れる。お前は?」


「私は手配を受けているから一度

日本に帰って聴取を受けるわ」

「大丈夫だろうな、

全部有森に罪を押し付けられるのか」


「うん、警視庁の親父どもの弱点握っているから

大丈夫よ、部長には部屋の中で

毎朝フェ○チオをやったし

服部副総監なんて私の体に夢中だったんだから」


「そうだったな、もしお前が捕まるような事が

あったら写真もビデオマスコミに流してやる」

「そうよ、少なくとも警視庁は三人、

警察庁は一人の首が飛ぶわ」


雪はそう言って一文字の腕に抱きついた

「そろそろ、西君と合流しなきゃな」

「彼、彼女は?」

「金髪女が好きらしい、この仕事が終わったら

ニューヨークへ行きたいと言っていた」


~~~~~~

ル・フルールを出た亮は直子に電話をかけ

直子のいる治療院へ向かった。

直子はガラガラとキャリーケースを

引いてきた亮の姿を見ると

笑いをこらえられず


「亮、何処へ行くの?」

「香港です」

「あっ、いいなあ、私も行きたい」

「そうですね、一度一緒に行きたいですね。

マッサージの研究に」

「うん、そうね」


「ところで直子さんにお願いがあるんです」

「なあに?」

「ランジェリーショップの脇でレッグエステを

やろうと思うんです」

「いいわね、ところでどうして

ランジェリーショップなの?」


「あまり関連性は無いですね、

でも下着に気を使う女性は

スタイルにも気を使うような気がして。

ネイルサロンよりいいと思いますよ」


「うふふ、亮には珍しく勘なのかしら」

直子には勘に思えても亮には

成功するような気がしていた。


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