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メイクアップ

亮はそれに対しては返事をしないでいると

秀樹は玲奈の話をした。

「アメリカとの連絡係は三島玲奈にやってもらおう」

「そ、そうですか」

「嫌か?」

「いいえ、ただ生きているのを説明するのが」

「あはは、もう知っているよ」

亮の後のドアが開くと三島玲奈が頭をさげた。


「お久しぶりです」

亮が挨拶をすると三島は亮の元気な姿を

見て秀樹がいなかったら抱きついていた。

「お元気で何よりです」

「早速ですけど、三島さん今日の午後3時に

有楽町のイトシアの前に来てくれますか?」


「はい、かしこまりました」

「いいですね。お父さん」

「ああ、有能な社員をお前に取られるのは悔しいが、

 三島さん亮の世話をしてやってくれ」

「ありがとうございます」

玲奈が嬉しそうに微笑んで秀樹に頭を下げた。


「亮さん、こちらの方がお似合いだと思います」

三島がスタジオDのサングラスを亮に手渡した

「三島さん、ありがとう。では行って来ます」


亮は5階のスタジオD降りて行った。

開店間際の時間で誰もいない

スタジオDには加奈が準備をしていた。

「亮さんですか?」

加奈は体形が変わった亮に声を掛けた。


「はい、お久しぶりです加奈さん」

「スーツとワイシャツが欲しいのですが」

「かなり体が・・・大きくなりましたね」

「はい、就職はどうですか?」


「五島商事さんからはまだ」

「わかりました。近々内村社長と会いますので

聞いてみます」

「お願いします」

亮は急いでスーツを選んで渋谷に向かった。


~~~~~~~~~~~

六本木の朝日の当たる

オフィイスで一文字は外を眺めて

満足そうな顔をしていた。

そこに磯村が入って来た。

「会長、アメリカの探偵から連絡がありました」

「おお、どうだった?」


「スチュアート上院議員を救ったのは

松平亮に似ていましたが中国人でした。

昨日、スチュアート上院議員が

その中国人に礼をするところ

 テレビで放送したそうです」


「そうか、気のせいか・・・」

「はい、やはり松平亮は死んだんです」

「よし、これで敵はいなくなった。磯村やるぞ!」

一文字は手を握り締めた。


そこへ、千野が入ってきた。

「失礼します」

磯村は怪しげな態度を取る千野が嫌いで

軽く頭を下げた。

「会長、セントラルパーク付近で死んでいた

身元不明日系人女性は五人いたそうです」

そう言って出て行った。


「うん」

一文字はうなずくと一恵はその一人だと信じた。

「千野どうだ?出来そうか?」

「はい、思ったより濃度が高く今乾燥中で、

明日一部が出来上がると思います」

「うん、それで頼まれていた面倒見る男は?」

「はい、徹と言う元ホストで、

去年恐喝で逮捕されて執行猶予中です」


「ホストか・・いいだろう。信用できるんだな」

「はい、自分が責任もって管理します」

「じゃあ今夜女達を渋谷のクラブBLACK JACKに集めろ」

「はい」


~~~~~~~~~

亮が渋谷のセンター街R・Y・Oビルに着くと

飯田と一恵と小妹と美喜が2階の現場で話をしていた。

「おはようございます。遅くなりました」

亮が飯田に挨拶をした。


「どうだ、後は機材を運び入れるだけだ」

「はい、ここの1階は何になるんですか?」

「まだ、決まっていない」

「テナントが入らないんですか?

こんないい場所なのに」


「スタジオDで入ったらどうだ、

内装も出来上がっているし」

「はい、ブリリアンスショーとスタジオⅮを

 出させてください」

「おやじさんの許可は取らなくていいのか?」

「はい、説得します。

アメリカのシンディたちが喜ぶと思います」


「うん、じゃあすぐ契約だ」

「はい」

亮は飯田が自分のためにわざと1階を

開けておいていたのを知って

いたが知らないふりをして、喜んでいた。


そこにジュディが来て亮を見つけると

亮に思い切りハグをした。

「遅くなりました」

「お帰り亮」

「ジュディ、後は備品を運び入れるだけです」


「そうですね」

「では、予定通り今週の金曜日に

オープンで問題ないですね」

亮は店内を見ながら満足していた。

「ジュディ、顧客の方はどうですか?」

「招待状を送ってあるけど、銀座店のような

オープニングイベントが無いから」

ジュディは集客に心配していた。


「はい、こっちはイベント会場が用意できませんからね」

「そうね、109前のイベント広場くらいかしら」

「メイクアップアーティストを呼んだらどうですか?」

「あの着物を着ている?〇ッコウ」

「いいえ、ニューヨークのフィリップ・コーエンの

お店からです」


「それは無理よ、彼は日本人への出店を何度も断っているの」

ジュディはあきらめたように両手を広げた。

「じゃあ、マテリアが提携すればいいじゃないですか。

メイキャッパーの派遣を頼むとか」

「はい、実は以前私が行った時断られたの」

「そうなんですか」


亮は疑問に思ってフィリップの

アシスタント、ジーンの

スマートフォンに電話をかけた


「もしもし」

「ジーン。こんばんはダンです」

「ああ、うれしい。

お別れ挨拶ができなかったから」

「僕もです」

「キャシーから提携の連絡があって

今、フィリップは食事中よ」


ジーンが食事中にも関わらず電話で話しているので

フィリップが聞いた。

「誰だ?」

「亮よ」

ジーンが言うとキャシーが電話を取り上げた。


「亮、私、キャシーよ」

「キャシー、どうしたんですか?」

「今、フィリップと会議中。

私達のビルに美容院を出さないかって」


「それでどうなりました?」

「色々な条件はあるけど基本的にはOKよ」

「良かった、早速だけど金曜日に日本にメイキャッパーを

貸して欲しいと伝えてください。

僕のプロデュースしている美容院の

オープンなんです」

しばらくおしゃべりが聞こえると返事が来た。


「フィリップだ。OK、話は聞いた。

優秀なメイキャッパーを二人行かせる」

「ありがとうございます」

「ギャラは高いぞ。あはは」

フィリップ・コーエンはご機嫌だった。

「フィリップ、僕が作ったシャンプーを

送ります是非試してください」

「本当か、ありがとう。ぜひ試してみる」


キャシーが電話を代わるとご機嫌だった。

「良かったわね」

「ありがとうキャシー、ところで調べて

欲しい事があるんだけど」


「何でもOKよ」

「アリゾナの砂漠を、石油が出ると言われて日本人が

 買ったんだけど」

「地名を言ってくれる?」

亮は飯田から聞いて地名を言うと

声のトーンが落ちていた。

「あそこは、石油は出ないわ」

「そう、サボテンは?」

「調べないと分からないけど、明日調べさせる」

「お願いします。もしサボテンが多かったら

きっと何かが出ますよ」


「本当?何か亮が言うと本当のような気がするわ」

「じゃあお願いします」

亮は電話を切るとジュディに伝えた。

「ジュディ、フィリップがメイキャッパーを

二名派遣してくれるそうです」


「嘘!!本当。彼はニューヨークの

セレブ御用達の美容師よどうして?」

「たまたま、ニューヨークでコーエンと

同じレストランで食事をしたんです」

ジュディは同じレストランで

食事しただけで頼み事を承知してくれると

信じがたかった。


「じゃあ、公開メイクで人を集めましょう」

亮は企画を推し進めようとした。

「はい」

「そうだ、将来はこちらからコーエンのところへ

 美容師を留学させてもらいましょうか?」


「そんなことできるの?そうしたら、

みんなやる気がでるわ」

「できるかもしれません、スタジオDの絡みで」

亮は優しく笑った。


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