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亮の心停止

顔がボビーたちに見られている美喜は

亮の側に居て爆弾処理の手伝いをした。


「美喜さん。この車は

後4分30秒で爆発する」

「えっ!」

「逃げてください、ギリギリまで

タイマーの解除をやってみます」


亮は後部席にセットしてある

タイマーの周りを見ながら

あまりにも多くのTNT火薬を

見て額から汗が出ていた


それは雷管の中に電池が入って

温度センサーが付き液体窒素を

かけても爆発するように出来ていた。

「ためだタイマーが止められない」


タイマーから雷管までのコードが全部黒で

数10本が複雑に絡みあっていて

解除をするのは不可能だった

残り3分を残し亮は5年前のSWATの

隊長ジョンの力強さと判断力を思い出した。


「時間が無い雷管を抜くぞ」

亮はそうつぶやき、TNT火薬の中に入っている

雷管をタイマーごと抜き取り車から出た。

「後60秒」

亮は川に向って走った。

「亮、どこへ行くの」

美喜は亮の後を追った。


「亮!」

車から飛び出した亮を森が追った。


橋の上に着いた亮は雷管を川に

放り投げようとすると

河川敷にホームレスの家が並んでいた

「あっ」


亮は体を返し橋の反対側の欄干から

雷管と供に川に飛び込

~~~~~~~~

「亮!」

屋上から様子を見ていたマギーと

ジェニファーが悲鳴を上げた


~~~~~~~~

道路を走っていた、小妹と蓮華は橋の

上から川を覗き込むと

大きな爆発音と供に水柱が数メートル上がった。

「亮!」

森と美喜とマギーは欄干に手をやって

明るくなった川沿いを必死に

亮を探した。


~~~~~~~

小妹と桃華がボビーの車に

何発も銃弾があたりガラスが割れ

ハリーは恐怖心で体をすくめた。

「ああ、弾が切れた」

「小妹、亮が死んじゃう!」

美喜から連絡が有った。


~~~~~~~

そこに数台のパトカーが到着し

警察が付近を封鎖し爆弾を積んだ

車両を爆弾処理班が取り囲んだ

「美咲さん、亮が・・・」

美喜が涙を目に浮かべ美咲にしがみついた


「直ぐに捜索するわ」

美咲は河川敷を警察官がヘリコプターで

上空を水上警察が船で捜すように指示をした


~~~~~~~~

東京証券取引所の向かいのビルでは有森の死体を

ブラウン捜査官とジェニファーたちFBIが調べていた

「ジェニファー、君が射殺したんだな」

ブラウン捜査官はマギーが打ち殺した

有森が持っていたライフルを手に取って言った


「はい、すみません抵抗が激しかったものですから」

「しょうがない処置だ、しかし良くここに

有森が居たのが分かったな」

「ヘリコプターから偶然に発見しました」


「そうか、日本の警察と処理は

私がやるから安心したまえ」

「ありがとうございます」

ジェニファーはブラウンに礼を言った


~~~~~~~~~

追跡を諦めた裕子と小妹と蓮華が

爆発の起こった川に戻った。

「亮はどこ?」

小妹は人だかりの川沿いで森を見つけた。

「森さん、亮さんどうしたんですか?」


「ああ、さっき爆弾と一緒に川に落ちて

行方不明で今捜索中だ」

小妹は森の話しを聞いて腰の力が抜けた。

心臓の鼓動が高鳴り目の前が真っ白になった。


そしてハリーとボビーの行き先がモニターの中から

消え、一恵は慌てて美咲に電話をかけた。

「美咲さん、ハリーとボビーの反応が消えました」

「追跡班が捕捉する前に圏外へ出しまった」

美咲は自分のミスに唇を噛んだ。


~~~~~~~

「参った、もう走れないぞ」

「成田空港は無理だ!」

運転をしていたボビーが諦めた。

「近くの駅に行こう」

エリックはスマフォで行き先を調べた。


「京成船橋だ!そこから成田空港に行ける」

「待て!日本の警察が飛行場にいるに

決まっている」

用心深いハリーがそれを止めた。

「別な方法がある」


~~~~~~

美咲は亮の事があって心穏やかではなかったが

どうしてもエリックを捕まえたかった。

「はい」

小妹が悲しそうな顔をして返事をした。


~~~~~~

「美咲さん、ハリーとボビーが戻ってきました」

「えっ!どこ?」

「今、日暮里を通過しています」

「えっ、日暮里?何処へ行くつもりかしら」

美咲は亮なら何処へ行くか

推理してくれると思っていた。


「一恵さん、そのまま監視を続けてください」

「はい、分かりました。監視続けます」


~~~~~~~~

一文字が運転する車のラジオでニュースが流れた

「本日朝6時30分東京証券取引所が

何者かに爆発されようとしましたが

駆けつけた警察に阻止されました、

詳しくはただいま調査中です」

「くそ!失敗した」

一文字はハンドルを叩いた


一文字は磯村に電話をかけた

「香港にしばらく行って来る後は頼む」

「はい、分かりました」

「それと、明日は円安にはならないから

それの処理は頼む」


「はい、かしこまりました」

一文字は電話を切ると直ぐに

千野に電話をかけたが通じなかった

「くそ、千野はどうした!」

一文字はこれからの対処法を

頭の中で考えていた。


~~~~~~~~

7時10分、救急車が猛スピードで

築地病院へ向って走っていた

「小網町で全身打撲の身元不明の男性発見、

胸部及び大腿部から大量の出血、

意識レベル300心臓肺停止、

人工呼吸及びマッサージ中」

救急車から築地病院に無線が入っていた。


7時20分、救急車が到着しストレッチャーで

男が救急治療室に運ばれ

看護師と医師が男の全身の服を脱がせると

「團君!」

女医が亮の姿を見て驚いて言った


「AED準備してください!」

女医は看護師に指示し必死の形相に

なって心臓マッサージを続けた

「死なせないわよ、亮!」

「先生準備できました」

女医は亮の胸に電極を当て言った


「離れてください」

女医がボタンを押すと亮の体が仰け反った

「先生ダメです」

看護師が言うと

「もう一度」

AEDが点滅すると看護師がもう一度ボタンを押した


亮の体が再び仰け反ると

「帰ってきて亮、私はあなたと会うために、亮!」

女医は亮の胸を思い切り叩いた

すると心臓が強く鼓動を始めた

「先生、心臓が動き出しました」


「はい、皆さんありがとう」

女医は丁寧に看護師に頭を下げて礼を言った

「先生、團亮の容態は?」

集中治療室から出た女医にずぶ濡れの

男が声をかけた。

團亮を知っている男に返事をした


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