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屋上

「この中から今日の動きと

捜査一課に関する女性を絞り込むと」

そう言って亮がENTERキーを押すと

全員が候補から消えた。


「だめだ。もう一度」

亮がもう一度八人のリストを出すと

「一恵さんこの中で英語の堪能な女性は?」

「百井正子と八重樫博美です。

二人とも交換留学生で

フィアデルフィアへ行っています」


「一恵さん一葉学園には交換

留学生ってあるんですか?」

「はいあります」

「では、日本に来たアメリカ人もいるわけですね」

「はい、そうです」

「そうか」


亮はまた一葉学園のサーバーにハッキングして

交換留学生のリストを見た。

「わあ過去に50人もいるわよ」

美咲は亮の前にあるモニターを覗いて言った

「はい、この中から・・・」


亮はキーを叩くと

「あった、ホムステイ先が百井一郎!

 百井正子の父親ですね」

「はい、留学生がジェニファー・ローソンです」


「ジェニファーって?美咲さん」

「はい、FBIの彼女が確かジェニファー・ローソン」

美咲が言ったが亮がジェニファーが

交換留学生で日本に来た事が有るとは

聞いていなかった。


「まさか・・・」

「何がまさかなの?」

美咲は亮に聞いた。

「内緒にしていましたが、ジェニファーは

ボストン時代の友人なんです。

ボストン警察に勤務していて、

格闘技の師匠なんです。


それに、彼女が日本語が出来るのは

僕が教えたからなんです」

亮は今まで黙っていた事を話した。

「じゃあこのデータは嘘という事?」

「おそらく、書き換えられたものだと思います」

亮はジェニファーを信じていた。


「そうなの?」

「おそらくジェニファーが日本に着て

すぐに教会に行ったのは

信仰的なものではなく捜査の為

だったのかもしれません」

亮が言うと三人は顔を見合わせた。


「じゃあ、警察のデータを改ざんしたり

 一葉学園のデータを改ざんしたのはだれ?」

「我々がハッキングすることが分かっていて、

 ジェニファーに罪を着せようとした人です」

「FBIにハッキング出来ないかしら?」


「FBIはセキュリティが厳しくてハッキング

 はできません」

一恵が聞いた。

「やってみたの?」

「あはは、さっきやってみましたけど駄目でした」

亮は日本の警察とFBIのセキュリティに

大きな差がある事を意味していった。


そこにパソコンにメールが届いた。

「よし来た!ジェニファー・ローソン」

「やった!」

美咲が声を上げると亮がメールの

ファイルにポインターを当てた。

「今ファイルを開けます」

美咲と一恵はPCのモニターに目を向けた。


亮はジェニファー・ローソンの経歴を

確認すると大学を出て軍隊に入り退役して

ボストン警察に入り後にFBIに

入った事が書いてあって、

以前亮に言っていた事と同じだった。

美咲が顔写真を見て納得した

「この情報は正しいの?」

「はい、正しいと思います、

僕の友人が調べた事ですから」


亮は自信をもって答えた。

「亮、ブラウン捜査官は?」

美咲はブラウン捜査官も疑いだした。

「わかりました。でも念のために調べてみます、

ただもう一人病気にならなかった。

人物が気になります」

「はい、お願い」


亮は小妹に連絡をした。

「小妹、新橋の見張りを玲奈さん人に

任せて蓮華達のいる

浜松町のエリックたち三人を張ってくれ」


「了解」

「ところでマギーは高いところ大丈夫ですか?」

「大丈夫です。降下訓練を受けています」

「OK」

亮はすぐにマギーに青山から

Pホテルに来るように指示をした


「亮、これからどうするの?」

美咲が亮が何をするか不安になって聞いた。

「盗聴します」

「えっ?今からもう午前2時よ、

今から盗聴器は付けられないわよ」

美咲が言うと一恵もホテルの部屋の

盗聴は無理だと思っていた。


「今の時間じゃ隣の部屋は取れないですよ」

一恵が心配した。

「大丈夫です。友人と考えた方法があります

 しかも盗聴器発見器に引っかからない方法が」

「えっ?なに?」

美咲が亮に体を寄せた。


「ホテルは各客室のサーバーを

通して繋いでいるんです」

「はい」

「客室番号が分かっていればメールのやり

取りはこっちのパソコンでハッキングが

出来るわけです」


「理屈ではそうだけど、じゃあ盗聴は」

「ノートパソコンのマイクを利用して盗聴します」

「でも電源が切って有ったら?」

「とりあえずやってみます」

ノートブックPCを使う人間は電源を切らず

畳んでスリープモードにすることが多い。


美咲が驚いて口を開けている間に

亮はホテルのサーバーにハッキングして

ノートパソコンにアクセスをした。


「繋がっていました、やはりメールを

受ける用意をしていたんですね」

亮は美咲と一恵の顔を見て言うとすぐに

盗聴を始めスピーカーに繋いで音を出した。


「美咲さんブラウン捜査官は寝ているようです」

「そうね、寝息が聞こえるわ」

亮は思いついたように

「美咲さん一恵さん、僕はMタウンでマギーと合流します。

何か変わった音が出たら僕に連絡をください」

「分かりました」

「私も行きます」


一恵が亮の手をつかむと亮は耳元で

一恵に話をした。

「もちろんです、一恵さんには

大事な仕事があります」

「了解です、がんばります」

一恵は敬礼をした。


亮と一恵とマギーは20分後にMタウンの

外で合う事が出来た

「マギーお疲れ様、あちこち動かせてすみません」

「大丈夫よ。どうするの?」

「高いところから降りてもらいます。

大丈夫ですか?」

「もちろんよ」


亮は時計を見ると3時半を過ぎていた

「もうそろそろ動き出すかな」

亮は溜息を付いて空を見上げた


~~~~~~~

東神奈川の裕子はスマートフォンに送られてきた

神田の写真を確認して

裕子は亮に電話を掛けた

「亮、動き出すわよ」

東神奈川駅の東口の坂を降りていった

商店街の中のマンション

前にある、駐車場の車のエンジンがかかった


「気をつけて追跡してください」

「了解、亮」

裕子と3台のバイクは走り出す

神田の車の後を付けた


~~~~~~~~

「3時に家を出るなんて尋常じゃない、

神田は何かをすると思います」

亮は何かあると感じ取って美咲に連絡をした。

「美咲さん、東神奈川の神田さんが動き出した」

「了解、みんなの位置を確認します」

「お願いします」


~~~~~~~~

一恵がMタウンのマンション棟の玄関の

セキュリティキーを押すとドアが開いた

「亮、ID番号が合っていたわ」

「分かりました、すぐに行きます」

亮は一恵に返事をすると

ロープの入ったバッグを持って

マギーとマンション棟へ向かった


~~~~~~~~~

「新宿の教会から井田さんが出てきたぞ」

森が興奮して連絡をしてきた

「了解、森さん追跡よろしくお願いします」

「了解、任せておけ」

森は教会の前からタクシーを拾う

井田の後を追けた。


~~~~~~~~~~

亮とマギーがマンション棟に着き一恵が

ネットにつなぎロックを外した。

「ありがとう一恵さん」

「いいえ」

「屋上に出るのは鍵が必要だけど」

一恵は亮に聞くとマギーは簡単に答えた

「大丈夫よ、鍵は開けるためにあるんだから」


三人が屋上に立つと亮が一恵に聞いた。

「一恵さんどの部屋?」

亮が一文字の部屋の場所を聞くと

一恵は回りを見渡した


「ええと・・・東側だから」

一恵が周りを見渡して東京タワーの方へ歩いて

「ここから3階下が一文字の部屋です。」

一恵が下を覗き込んで足をガタガタと震わせた。


「マギー12m下です」

亮が下を指差して見ると屋上のメンテナンス用

の鉄骨にロープを繋いだ。

「OK」

「マギーこれを窓に貼り付けるだけでいい」


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