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全員出動

「そうだな田辺。今後の捜査に役立てよう」

「小林さんは業績を上げればひょっとしたら

係長になれるかも知れませんよ

 英語もペラペラだし」

「あはは、そうだといいな」

「ところでFBIの連中は?」

「そろそろ交代だ」


その時、田辺の座っている窓が叩かれ

窓を開けると突然田辺の首が刺され

道路に血が吹き出した。


全身を痙攣させている田辺の姿を見た小林は

「田辺どうした?」

小林はドアを開けて外に出て助手席側に回ると

小林は田辺の首を押さえた。

「大変だ!」

そして、後ろから小林の首も切られ

血を流しそこに倒れた。


~~~~~~~~~~~~~~~

市ヶ谷の家に亮と美咲が着くと

森と麻実がリビングにいた。

「みんなは?」

亮が森に聞くと隣の部屋を指さしていた。

「みんな着替えている」

「あっ、美咲さんお久しぶり」

直子がドアを開けて美咲を見つけると

うれしそうに笑った。


「直子さんも元気そうね」

「はい、亮と久しぶりに会ったから

元気が出たわ。うふふ」

「うふふ、亮はビタミン剤みたいね」

みんながカジュアルウエアに着替えて

出てくると亮が言った。


「みんな、すぐにリストの連中を調べてください」

「はい」

「森さん、張り込み先の割り当てをしてください」

「ああ、人手が足らんな、とりあえず俺と葉子ちゃん

早苗と智子さん、蓮華と桃華、直子さんと美喜さん、

マギーは単独、後は・・・」


「私は?」

「車の免許無いだろう」

森が小声で話すと小妹は不機嫌な顔をした。

「移動の車は?」

「駐車場に3台有ります」


「待ってランボルギーニで張り込みは無理よ。

 エンジンの音が大きすぎる」

美咲が笑っていた。

「残りはカーシェアリングで借りましょう

 玲奈さん、車を探してください」


「了解です」

「森さんとりあえず十人の居場所を確認しましょう」

亮は時計を見ると12時を過ぎていた。


「美咲さんとりあえず、調べたい事が

あるので協力をしてください」

「え、はい」

「森さん5分、5分待ってもらえますか?」

「ああ」


亮と美咲は書斎に入ると大きな机の上に

5台のモニターが並んでいるのを見て驚いていた

「す、すごい」

「ここなら安心してハッキングが出来るんです」

「安心?」


「はい、相手がサイバーテロ防止用

こっちへ入って来るのを他の

サーバーに転送してしまうんです」

「どういう意味かしら?」

「たとえば・・・」

亮は警察庁のサーバーに入って見せた。


「はい??」

「ここから先に潜入しようとすると、

こっちのサーバーをチェックされてしまうんです」

「はい」

「そこで、その足跡が残らないように

他のサーバーに転送してしまうんです」


「たとえば?」

「自分のサーバーです。つまり偽装です」

そう言いながら亮は警察庁のサーバーの

中に入っていった。

「亮、これは公安のデータよ」

「はい」

亮は十人のデータを入力した。


「公安のリストには入っていませんね」

「はい」

「と言う事は皆さん善良な市民と言う事です」

「そうね」

美咲は簡単に警察庁のサーバーに

入り込む亮に恐怖心を持った。


「大丈夫ですよ。美咲さんが

いなければこんな事しませんよ」

「良かった」

「次は外務省です」

亮は外務省のサーバーに入り

入出国者データを調べた。


「何を調べるの、エリックたちじゃないの?」

「いいえ」

亮は十人のデータを再び入力すると

「ビンゴ、一人は韓国へ行っています」

「じゃあ後九人」

「はい」

亮は隣の部屋に戻って森に言った


「森さん、一人韓国に出張で

行っていますので削除です」

「おおそうか、良かった」

「さあ、後九人です」

「亮、どうする?」


12時30分

そこにチャイムが鳴って一恵が帰ってきた。

「ただいま」

一恵は大きな黒いかばんを持って入って来て

美咲に気づき会釈をした

「こんばんは美咲さん」


「亮さん、これです」

一恵はアルバムを取り出した

「一恵さん、ありがとうございます」

「一恵さん、このアルバムは?」

美咲が聞くと一恵は答えた。


「卒業者名簿と卒業生のアルバムです、

実家から取ってきました」

「でも本人の写真しか・・・」

美咲が不安げに聞いた。

「一葉学園は卒業式に親と

一緒に写真を撮るんです」

亮は一恵の言葉にすぐに答えた


「なるほど、一流大学と違ったステータスが

 あるんですね

 美人の娘と一緒に記念写真を撮ると言う」

「そうかもしれません」

「すぐにスキャニングして抜き出しましょう」

「はい」


一恵はこの件に対してはかつて

自分の父親が学費を払えず

工場を取られた事で一文字を憎み、

今回は一文字の命令で九人の親たちが

自爆で命を落とす事を心のそこから

防ぎたかった。


「亮さん、なんとしても彼らの命を救ってください」

「もちろんです、人の命を救うために

薬剤師なったんですから」

亮は笑いながら意味が分からない返事をした。

午前1時過ぎに写真の加工が終りみんなの

スマホに送った。


「亮、エリックたちはどうしよう」

美咲は心配して聞いた。

「責任はFBIと警視庁だから

美咲さんには責任はありませんね」

亮はそう言って小妹の方を見た。


「やつらは今、浜松町にいます」

小妹は笑って美咲の方を見て言った

「は、浜松町?」

美咲は不思議そうな顔をして聞いた。

「うん、倉庫いっぱいある所」

「小妹どうして分かったの」

美咲が驚いていた。


「うふふ、内緒」

「小妹、本当の事を言って上げなさい」

亮が小妹を叱った。

「美咲さん、ボビーとハリーの体に

発信機が埋まっているの」

小妹は美咲に言った。

「ほ、本当、いつ?」


「うん、マギーと美喜さんが付けてくれた。

場所は言えないけど。うふふ」

「それで、亮は彼らの監視を止めたのね」

美喜が亮の顔を見るとうなずいた。

「はい、ただエリックだけ発信機が

ついていません」


「大丈夫じゃないかしら、エリック一人なら

どのみちまたハリー達に合流する

だろうから」

「そうですね」

亮は不安だったが

美咲の言う事も一理あった。


「レクサス、アルファードとカーシェアリングの

 用意が出来ました」

「じゃあ、みんなに無線機を渡す、

IP無線機で日本中どこへ行っても使える」


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