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ターゲット

「美喜さんこれからの予定は?」

亮は美喜に予定を聞いた。

「では僕とドライブしましょう」

「本当!」

美喜は喜んで亮と車に乗った。


「美喜さん疲れませんでしたか?」

「はい、ボビー本当に紳士だったわ、だから大丈夫」

美喜がうれしそうに笑った。

「今、玲奈さんとブルックと麻実さんが

浅草観光をしているんです

 今頃すき焼きでも食べていると思います」


「そうだったんだ」

美喜は自分だけへの亮の好意だと

思っていたががっかりしていた

「時間が有れば、あんみつでも食べませんか?」

「亮って!?」

「そう甘党です」


「うふふ、でも土曜日だから舟和も梅園も混んでいるわ」

「じゃあ、不忍のみつばちにしましょう、

小倉アイスあんみつがおいしい」

「うふふ」

美喜は亮がそういうお店を

知っているのがうれしかった。


「大学の帰りに良く寄りました。東大の裏から出ると

不忍池は近いんですよ。他には門前仲町の入船、

人形町の初音もいいですよ」

「あはは、もうやめて、亮のイメージが狂う」

「一人で行ったの?」

「はい、一人で」


美喜は亮が一人であんみつを食べている

ところを思い浮かべると

笑いが止まらなかった。


「美喜さん、大変でしたね」

亮は美喜の手を握って顔を見た

「ううん」

美喜が首を横に振ると


「マギーと仲良くやってくださいね」

「分かりますか?」

「ええ、マギーのあなたへのライバル意識は

 半端じゃないと思います」

美喜は小さくうなずいた


~~~~~~~

「おい、円が上がっているぞ」

一文字に電話がかかってきた。

「はい」

「ユーロに対しても円が上がった、

もう一度下げろ」

「分かりました」


「火曜日じゃ間に合わん明日の

日曜日にやれ、いいな」

「は、はい」

「じゃあ、こちらは準備しておくぞ」

「分かりました」

一文字は電話を切るとメールを打ち始めた。


~~~~~~~~~

玲奈とブルックと麻実が買い物をしていると

亮から電話があった。

「玲奈さん、今どこですか?」

「浅草寺のそばで買い物をしています」

「そうですか、今浅草に向かっていますから

着いたら電話します」

「はい」

玲奈はうれしくて微笑んだ。


~~~~~~~~~

六本木のMホテルのハリーの部屋で

エリックとボビーとハリーが話をしていた

「エリック、ボビー、ミッションの予定が早まった」

「うん、早まっても問題ない」

ボビーが返事をするとエリックが

不機嫌な顔をしていた。


「大丈夫か、エリック」

「ああ、分かっているよ、

それより俺たちはもう日本の警察に

 張られているんじゃないか?ハリー」

「その可能性はある、東京駅で職務質問された

時から変だった」

ボビーはうなずいた


「美喜やマギーだってスパイかも知れないぞ、

お前たちはしっかり骨抜きにされてしまった。

大体あんなにいい女がお前に

 抱かれるわけない」


「まだ、そんな事言っているのか!!」

ボビーがエリックの胸ぐらを

掴もうとするとハリーが止めた

「もういい加減にしろ、エリック子供みたいに」

「ハリーも一緒だ」

エリックはふてくされて横を向いた


「とにかく、明日ミッションを決行する」

ハリーはクローゼットからキャリーケースを持ち出して

それを空けた。

~~~~~~~~

玲奈たちが雷門の前で待っていると

亮は手を振って近づきブルックに聞いた。

「お待たせしました、玲奈さん」

「ブルックどうでした、浅草」


「楽しいわ、欲しいものがいっぱい」

「麻実さんどうでした?」

「はい、水上バス楽しかったわ」

「そうだ、あんみつ食べに行こう。

亮はあんみつ好きでしょう」


「えっ、はい」

そして四人は舟和の2階に上がって

あんみつを頼んだ。


亮はあんみつを方張りながら

「麻実さん、後でちょっと聞きたいんですけど」

「何ですか?今でもいいですよ」

「すみません、エリックの事で

気がついたことありませんか?」

麻実はブルックのことを気にしながら

日本語で答えた。


「エリックは仕事が終わった後、

ものすごく女性を抱きたくなるみたい

 しかも乱暴に」

「なるほど」

「それとちょっと聞いたんだけど、

元の奥さんが浮気したみたいで

それがトラウマになって女性に

乱暴をするみたい」


「やはり・・・」

亮は美喜が麻実と同じ事を言っていたのを思い出し

エリックは乱暴ではなく実際に

妻を殺したのではないかと疑っていた


「さて、帰りましょうか?」

亮は玲奈の顔を見て言うと

「もう?」

玲奈は残念そうに言った。

「はい、ちょっとドライブをしましょう」

「えっ、はい」

亮はみんなを車に乗せて首都高速へ向かった。


「亮、どこへドライブに行くの?」

助手席に座っていたブルックがうれしそうに聞いた

「都内観光します」

「何があるの?」

亮はエリックたちが乗った「はとバス」

で回ったところを思い浮かべて走った。

浅草からスカイツリー、銀座、東京タワー、

皇居、国会議事堂を予定していた。


「そうそう亮、さっきから観えているタワーは?」

ブルックが亮の袖を引きながら言うと

「東京タワーで昔はあそこから東京地方の一円に

テレビ電波を出していました。

今は浅草から見えていたスカイツリーですけど」


「素敵、エッフェル塔みたい」

「今から行きますよ」

「本当うれしい」

ブルックがはしゃいでいた

「私、何年ぶりかしら」

玲奈も喜んでいた


亮は東京タワーをしみじみと見ながら

腕を組んで考えていた

「どうしたの?亮」

玲奈が亮の顔を見て首をかしげながら聞いた

「いや、ここって物騒だな」

「何が?」


「もし東京タワーが壊されたら

大変な事になるなと思って」

「でも東京タワーは今はテレビの

電波出していないんでしょう」

「いや、スカイツリーに何かあった時の予備用と

FMの電波を出している」


「FM電波が出なくても・・・」

「あはは、FM電波はラジオだけじゃないですよ」

玲奈は首をかしげていた

「大丈夫よ、バズーカでも持ってこないと壊せないわよ」

「バズーカか……」

亮は東京タワーを見上げて囁いた。


~~~~~~~~

警察庁ではエリックたちの監視を

FBIに引き継ぐ打ち合わせをしていた

「で、三人の次のターゲットは予想できましたか」

ブラウン捜査官がニヤニヤして美咲に聞いた。

「いいえ、でも金曜日に仕事をしてまだ


日本にいると言う事は

 明日かあさってに実行すると思います」

「では、我々がしっかり彼らの後を付けて

未然に防ぎますブラウン自信を持って言った」

「では、よろしくお願いします」

美咲は立ち上がるとブラウンが美咲を止めた。


「ちょっと待ってください、何人か

私の下で動ける人員を貸してください

 英語ができる優秀な捜査官を」

美咲はムカッとして答えた。

「すみません、日本では英語ができるのと

優秀な捜査官とは別のですから

 両方持ち合わせた者はいません」


「なるほど・・・では言葉が通じればいいです、

我々が指示しますから」

ブラウンはまるで刑事たちを

使い走りに使おうとしている様子が

ありありと見えたので美咲は

ますます頭に来て強く言い返した。


「樫村さん、英語のできる捜査員を二、

三人を探してこちらに呼び出してください」

美咲は日本語で樫村に言った

「でも、英語ができる刑事となると・・・」

「警視庁にウヨウヨいるわよ、勉強のできる

連中がFBIと共同捜査とでも言えば

 喜んで飛んでくるわ」


「分かりました、ブラウン捜査官。今呼びます」

美咲は引きつった顔で返事をすると

ブラウンは美咲の顔を覗き込んだ。

「原さん、ミスターダンは?」

ブラウンは亮を自分の下で使って

亮の謎の部分を知りたかった


その下心を感じたら美咲は強く断った。

「彼はあなたの下で動くような男ではありません、

それに彼は別な任務中です」

~~~~~

「わあ、素敵な眺め。亮あの三角の綺麗な山何?」

ブルックが大声を上げると亮はブルックの肩に手を乗せた。

「富士山です」

東京タワーから観える富士山は夕日を

浴びて黒いシルエットになって幻想的だった。


玲奈と麻実も東京タワーから色々な方向を見て喜んでいた

「久しぶりです、こんなさわやかに気分になったの。

亮さんありがとうございます」


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