クラブ
「あれがハリーか・・・」
「亮、私達踊ってくるわ」
四人が踊りだすと客はそれに見とれて
彼女達の周りに空間ができた。
女を物色していたエリック達もそれに注目していた。
「おい、なんだあのいい女達は?モデルか」
エリックがジャネットに気づいて言うと
「いや、モデルのように細すぎない、
良い体をしている女だ」
ボビーが今にもよだれをたらしそうだった。
麻実はエリックとボビーの目がジャネットの
ほうへ向いたのでホッとしていた。
「亮、あれは目立ちすぎだよ、せっかく
私が接触しようと思っていたのに」
マギーが不機嫌になると亮は謝った。
「ごめん、ごめん。すぐに退散させます」
「亮、後の女性があなたに用があるらしい」
マギーが指差すと亮の後に立っていたのは
ブルーのミニのドレスを着た女性と
黒のドレスを着た二人の日本人女性だった。
「Hi」
ブルーの服を着た女性が話しかけてきた。
「こんばんは」
亮が答えるとうれしそうに笑った。
「日本語お上手ですね」
「はい?」
当たり前の答えに亮は驚くと自分が
日本人に見えない事に気が付いた
「あはは、ありがとう」
「日本は長いんですか?」
「はい、長いです」
二人の女性はブルーのコンタクトをした
亮に見つめられ頭がクラクラしていた。
亮がジャネットたちに目をやると
四人の周りを男達が取り囲み
次々に話しかけていた。
その中にエリックもボビーもハリーも入っていった
「餌まき成功」
独り言を言った亮は二人の女性に手を上げると
一人で飲んでいた麻実に近づき声をかけた。
「話しませんか?」
亮の誘いに麻実はうなずいた。
「僕はダン、何か退屈そうだね」
「私、麻実。あまり外国人好きじゃないの」
「そうなんだ、じゃあ僕はダメかな?」
「ううん、あなたは素敵よ」
「じゃあ、一緒にいたのは彼じゃないの?」
「ううん、ちょっと人に頼まれて」
「じゃあ、その人頼んだ人が彼なんだ」
「はい」
「麻実さんのような綺麗な女性の
彼ならきっと素敵なんだろうね」
「うふふ」
麻実はにっこり笑った。
「うらやましいな、あっ失礼」
亮は麻実の頭についたごみを取った。
「ああ、ありがとう」
麻実は亮の指先からでたフェロモンを嗅ぐと
ため息を漏らした。
「僕達も踊りませんか?」
「え、はい」
亮と麻実が踊り始めると
ジャネットたちの周りを男性が囲み
亮を女性達が囲み始めていた。
「やあ、何処から来たの?」
エリックは今にもジャネットに
襲いかかりそうな感じで話しかけた
「ニューヨークよ」
「僕と同じだ」
エリックはジャネットが
答えたのでうれしかった。
「そう、何処に住んでいるの?」
「ブルックリンだ」
「そう、私はセントラル」
「俺はエリック、なんの仕事しているの?」
「ミュージカル女優よ、ジャネットよ。よろしく」
「ジャネット向こうでちょっと飲まないか」
「ああ、ありがとう」
それを見ていた周りの男達が
うらやましそうに見ていて
ボビーはブルックに声をかけ続いて
同じテーブルへやってきた
そしてマギーはハリーに近づき
声をかけ別なテーブルに着いた。
亮の汗から発するフェロモンで
麻実は立っていられなくなっていた
「大丈夫ですか?」
「はい」
麻実は亮に抱きかかえられるとますます、
体が興奮していた。
「麻実さんの彼、君の体を抱けるなんて
うらやましい」
「うん、抱いていいわよ」
麻実は亮に抱きついた
「ジャネット今夜、一緒に・・」
「ごめんねエリック、私明日の朝早いの」
「そうか」
エリックは苦笑いをした。
「エリックいつニューヨークに戻るの?」
「そうだな、仕事が終わってからだから3、4日後かな」
「そう、じゃあ向こうで会いましょう。連絡先教えて」
「そうか」
二人は電話番号の交換をし、
ジャネットはエリックの頬を撫でた
ボビーも同様にブルックに断られたが
連絡先を交換した。
「私は水曜日までいるから、また会いましょうね」
ブルックはボビーにセクシーにウインクをした。
マギーとハリーの方は意気投合し会話が弾んでいた
麻実と亮は柱の影に隠れ
何度もキスをして亮は優しく
麻実の胸を揉み上げた。
「麻実さん彼は何処に住んでいるの?」
「六本木のMタウンのマンション棟です」
「いいところに住んでいますね」
「かなりのお金持ちよ。ストレートホール
ディングスの社長なの」
亮は麻実の相手が一文字なのが分かった。
「じゃあ僕は足元に及ばないなあ」
「ううん、そんな事ない。抱いてよ」
亮は後を振り返るとジャネットが
合図を送っているのを感じ取って
真美に話しかけた。
「麻実さんとりあえず連れの方の
ところへ戻ってください、
僕も連れのところに戻って後で・・・・」
「はい」
麻実は期待感を持って亮と別れた。
亮はジャネットのところに戻ると
エリックの事を聞いた。
「ジャネットどうでした?」
「名前はエリック連絡先を聞いたわ」
「私もボビーと言う男よ」
ブルックも言った。
「ありがとう、ジャネット、ブルック」
「じゃあ私達先に出るわ、彼らに明日の
朝早いって言って断ったから」
「ジャネット、ホテルで待っていてください。
連絡します」
「はい」
ジャネットとブルックはまだ踊っている
サラとオリビアを置いて店を出た。
「ああ、帰ってしまった」
帰る二人を見ていたエリックが
残念そうに言うとボビーは
怒っていた。
「エリック今夜どうする?」
「ナンパは疲れた俺は麻実でいい、
あの薬を飲ませればいくらでもできる」
「日本人のあそこにお前さんのデカ物入るのか?」
「あはは、無理やり押し込むのも楽しいんだよ」
「エリックとりあえず、もう一人探してくる。
ハリーも相手が見つかったようだから」
ボビーがエリックの肩を叩くと人の中に入っていた。
「なるほど」
エリックはうまくやっている
ハリーとマギーの方を見て麻実に声をかけた。
「おい、麻実」
エリックは麻実の胸を強く握り締め
肩を抱いて耳の穴に舌を突っ込んだ
麻実は嫌悪感で顔を背けたが
エリックの強い左腕で麻実は身動きできず
麻実は亮の居る方向を見てうったえていた
しかし、亮は麻実が一文字に使わされた
貢物だと思って目線をはずした。
ボビーは先ほど亮に声をかけたブルーの
ドレスを着た日本人女性と話をしていた
「なあ、今からホテルで楽しい事をしないか?」
「いいけど、いくらくれる?」
「なんだ、売春婦か」
ボビーは女をのけると中指を立てた。
「ばーか、不良外国人となんかやらないよ」
女が日本でボビーを後から蹴飛ばす仕草をした
亮は女のところ近づいて言った。
「あはは、元気ですね」
「うん、あいつ胡散臭いよ」




