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マギー

「お願いします。もしかしたら

大阪Uホテルの爆破事件は

 やつらの可能性があります」

亮の言葉を聞いた美咲の

心臓の鼓動が早くなった。


「でも、二人は今京都にいるのね」

「はい」

「じゃあ、大阪のレセプションに

何かをするつもりは無いようね」

亮は二人が手ぶらで京都観光の

外国人にしか見えなかった。


「そ、そうですね、プロなら何時間も前に現場で

 用意をしているはずですからね」

「はい、一応、エリックとボビーらしい

男が日本に居る事は

 FBIにも連絡をしておくわ」

「お願いします」


「くれぐれも、二人の後を追けるような

危険な事をしないで」

「はい、分かっています」

「でも、亮。どうして京都にいるの?」


「あはは、八ツ橋を買おうと思って・・・」

「私、八ツ橋好き!」

「はい、買っていきます

餡入り生ですよね」

「もちろんよ、固い八ツ橋は嫌い!」


亮は新大阪駅に着いて秀樹に言われた

駅前の駐車場の料金所へ行くと

車のキーを渡された。

指定された駐車場へ行くとそこに

真っ赤なレクサスLC500が止めてあった。


「V8気筒5000LC、351Kw 540N 1400万円

一体うちには車が何台あるんだ?」

亮は秀樹に電話を掛けた。

「お父さん、LC500を受け取りました。

この車どうするんですか?」

「うん、東京に運んでくれ」

亮はダッシュボードを開けて車検証を見た。


「株式会社ディーワン、税金対策ですね」

「ああ」

「そう言えばNSXは?」

「あれは名車だ、処分していないよ」

「良かった、また今度貸してください」


「わかった、気を付けて帰ってこいよ

 爆弾で騒いでいるからな」

「はい」


そこへ見知らぬ電話番号から電話がかかってきた。

「團亮さんですか?」

「どちらさまですか?」

「小妹の仲間のマギーです」

「女性の方ですか?」

亮は驚いて聞いた。


「はい」

「今どこに?」

「駐車場の前に立っています」

亮は駐車場から車を出すと

175cm近く有る黒皮ジャケットと

黒皮のパンツにブラウンの髪の

美女が立っていた。


「まさかな」

亮が囁くと女が手を振った

「マギーです」

「ちょ、ちょっと待ってください」

亮はすぐに小妹に電話をした。


「小妹、マギーって言う女性が仲間か?」

「そうよ」

「トランスフォーマーのミーガン・フォックス

 みたいなエロい、雰囲気の女か?」

「うん」

「わ、分かった。また電話をする」

亮はマギーを助手席に乗せると

挨拶をした。


「團亮です。亮と呼んでください」

「マーガレット・コネリー。マギーです」

二人は握手をすると亮が英語で話した。

「中国人じゃなかったんですね、しかも女性だし」

「うふふ、ロンドン生まれの香港育ちです。

 日本語話せます」


「了解です。・・・大阪のUホテルの

 爆発事件を知っていますか?」

「はい、さっき大阪から来たけど大騒ぎだったわ」

「爆発物はC-4だったみたいです」

「C-4ならアメリカ製、イギリスなら

PE4かDEMEXですね」

マギーは火薬にも詳しかった


※C-4は通称プラスチック爆弾と言われ

粘土のように大きさ、形を変えて

爆発力を調整できる爆弾である。


「扱いの訓練は?」

「もちろん受けています」

亮たちが自動車で大阪駅近くに付く頃、

新大阪駅近くのRホテルで時限爆弾が発見され

ホテルの泊まり客が避難を余儀なくされた。


亮たちは梅田のSホテルの近くへ

行くと検問があり車を止められると

胡散臭そうな目で亮とマギーの顔を懐中

電灯で照らされた。

「どうするの亮?私ナイフを持っている」

「僕は銃を持っています」

亮が窓を開けると警察官が静かに言った。


「免許証を見せてください」

「ご苦労様です」

警察官が言うと亮はドキドキしながら

免許証と警察庁の身分証を見せた。

「し、失礼いたしました。どうぞお通りください」

警官は敬礼をして車を通した。


「どうしたの?亮」

「普通に見せただけです」

亮はマギーに自分の警察庁の身分を隠していた

梅田Sホテルに近づくとマギーに聞いた。

「マギーこれだけ厳しい検問の中でこのホテルの

レセプションに出席している

人間を殺すとなったらどうします?」


「ターゲット次第です、無差別なら爆弾を

爆発させるし、個人狙いだったら前もって

潜入して接近して殺します。

狙撃だと玄関の出入りの時に狙うんだけど

夜だし、人が多くちゃ狙えないですね」


「マギーの得意は狙撃ですか?」

「ええ、1500m位なら問題なく。

格闘技も普通に、小妹には敵わないかも」

「小妹、強いんだ」

亮にとっては小妹は妹の様で強い

感覚が無かった。


「マギー、爆弾は警察がホテル内を隈なく

調べてありますから爆弾は不可能です。

自爆テロは入り口で抑えられてしまって

ターゲットには近付けないし

日本人を自爆するように洗脳するには

時間がかかるはずです」


「そうね、精神的にコントロール

できなきゃ無理よ」

「そう、洗脳しなきゃならない、あっ」

亮は車を止めた。

「マギー、ちょっと戻ろう」

「何?」

「Sホテルの向こう側は川なんです」

亮は車を止めると川に向かい川沿いに

ホテルに走った。


するとホテルの下に船が止まってホテルから

出てくる川来る人影を見た。

ホテルの川沿いには柵が無く見渡しが良く

一階の川沿いは喫茶室だがレセプションの

関係で閉店しているらしく客は

居なかった。


「マギー、あいつら?」

「ええ、そうね」

「武器はナイフだけですよね」

「他は手袋と拘束バンド」

「しょうがないですね、

今日は準備できなかった」

亮は懐からピストルを取り出した。


「ソルトガンです。これを使ってください」

「何?」

「弾丸が塩です。殺傷能力が弱いですけど

確実に人を倒せます」

「わかったわ」

亮は射撃が得意なマギーにソルトガンを渡し

特殊警棒を二本手に持った。


そこに制服警察官二人が懐中電灯を

照らしながらホテルの脇から歩いてきた。

そこに暗がりに紛れて船に乗ろうした

三人を警官がライトを当てだ。


「こら!止まれ!」

すると敵は警察官に向かってサイレンサー銃を

放つとバタバタと倒れた。

「撃たれた!マギー行きます。

敵を殺してはダメですよ」

「はい」

「私、バッグを持っている男撃ってみるわ」

マギーは男に狙いを定めた。

「プシュ」


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