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キャバクラ、ラブポーション

ボビーとエリックは京都古都ホテルの

ビュッフェで朝食を終えると

部屋に戻り二人で駅前をじっと見ていた。

「ここなら狙えるな」

ボビーは双眼鏡で駅前見ていた。


「ボビーどれくらい距離がある?」

エリックが聞くとボビーは双眼鏡で距離を測った。

「500mだ」

「OK、その距離なら簡単だ。幸い

駅ビルが壁になって風の影響が無い」

エリックは余裕の表情で答えると

ボビーがメールを確認した。


「明日の朝7時22分の新幹線だ、写真を手に入れた」

ボビーはエリックに写真を渡した

「日本人の顔は皆同じ見える」

「大丈夫か?」

「ああ、いざとなれば辺りに居るのを

全部やればいいだろう」

エリックが冷たく言い放った。


「その方が間違いないな。あはは」

「ボビーそれよりこの窓ガラスはずせるんだろうな」

エリックははめ殺しのガラスを指さした。

「心配ない2分で大丈夫だ」

ボビーは親指を立てて合図をした

「さあ、出るぞ。次は大阪だ」

二人はホテルをチックアウトせずに大阪へ向った。 

~~~~~~~~~

ジャックマンとブルックとジャネットは

一恵と鎌倉観光へ行き

サラとオリビアは玲奈と渋谷に出かけ

トムはホテルで図面を画いていた。

亮は渋谷のマテリアでジュディと

店内の様子を眺めていて

美容師達は備品のセッティングを

忙しそうにしていた


「ジュディ、出来上がりましたね」

「はい」

「今回は3ヵ月留守にしてすみません」

「でも、コーエンとパイプができたのは

あなたのお陰よ、私が何度話を持ちかけても

聞いてくれなかったのに・・・」


「僕は偶然にコーエンさんと会えたからです」

「そうか、私は交渉をロサンジェルスの

滝沢さんにすべて任せていたから」

「はい、何事もトップ同士で話すのが一番です。

こっちが落ち着いたら

 一緒にニューヨークへ行きましょう」

「ありがとう、亮」

 そこへ飯田がやってきた。


「綺麗にできましたね。ジュディさん」

「ありがとうございます。おかげさまで

明日無事にオープンできそうです」

「よかった、よかった」

飯田は笑ってうなずくと亮の方を向いて小声で言った。


「亮、5000万ドルを用意したからな

水のプラントを作れるだろう」

「5000万ドル、そんなに?」

「いやいや、お前さんにはずいぶん

儲けさせてもらったからな」


「そうだ、ジャックマンにぜひ会ってください」

「いやいや、忙しいので帰るぞ」

飯田は忙しいと言ってジャックマンたちと

会わないのは英語がしゃべれなくて

亮に恥をかかせちゃまずいと

思っていたからだった。


「飯田さん必ず成功させます、

上に生えているサボテンはDUN製薬が

すべて買ってサボテン畑を作ります」

「なんだ、なんだ、そんなにサボテンって薬になるのか?」

「はい、すばらしいダイエット食品を作ります」

「なるほどな」

「飯田さんジャックマンと今夜

食事をしていただけませんか?」


「何だ、急に」

「僕は今夜大阪へ行かなくちゃ行けないんです。

ジャックマンは今夜日本最後の夜なので

飯田さんがいないとまずいですよ。

 一恵さんがしっかり通訳してくれます」

「そうか、分かった」

飯田もそこまで亮に言われると悪き気がしなかった。


亮は忙しそうに美喜と一緒に歌舞伎町の

キャバクララブポーションに行くと

従業員が天知理沙からトレーニングを受けていた。

「お疲れ様」

亮が理沙に挨拶をすると理沙が

従業員に紹介をした。


「みなさん、このお店の責任者の團亮さんです」

「お疲れ様です」

理沙が言うと10人の女性が一斉に挨拶をした。


「このお店の名前はラブポーション

媚薬という意味です。

このお店に来た男性を媚薬のように

メロメロにしてしまってください

キャバクラは美人で話し上手の

ホステスさんがいれば良い訳ではありません

綺麗な店内、行き届いたサービスも

お客さんが楽しむ要因なのです、

 みなさんよろしくお願いいたします」


「はい」

スタッフの女性達は若くてハンサムな

亮を見てときめいていて

亮のプロフィールが知りたかった。

「すみません、あのステージでは

何をやるんですか?」


女子大生風の女性が質問すると亮は

「そうですね、ストリートミュージシャンに

ここで歌ってもらいましょうか」

「あっ、私も歌っているし友達も連れてきます」

「いいですね、お願いします。

上手かったらCDを出しましょうか」


「本当ですか?」

「はい、約束します」

亮はしばらく考えて突然話をした。

「美沙さん、毎週月曜日のお昼に

オーディションを開きます

オーディションをネットで配信しましょう」

「わかりました、アポロシアターの

アマチュアナイトと同じですね」


※アポロシアターアマチュアナイトとは、

アマチュアのミュージシャンが出場して

観客から評価を受けてプロデビュー至るコンテストで

ビリー・ホリデー、ジェイムズ・ブラウン、

ダイアナ・ロス、ジャクソンファイブ、

スティーヴィー・ワンダー、

サラ・ボーンなど多くのアーティストを輩出している。


~~~~~~~~

一文字の事務所では磯村が一文字に聞いた

「会長、今日の相場では円安の気配がありませんが

何が暴落する要因になるんでしょうか?」

首相退陣、内閣総辞職、衆議院解散・・・

色々考えても円の暴落に繋がらず

ただ考えられるのは東京に大地震が

起こるか北朝鮮からミサイルが飛んで

来るくらいしか考えられなかった。


「ああ、間違いなく暴落をする。準備しておけよ」

「大丈夫です、うちの現金資産はすべて

ドルとユーロに変えて有ります」

「じゃあ明日を待て」

「はい」

一文字は磯村が部屋を出るのを

確認すると千野に電話をした。


「おい、売れているか?」

「はい、順調です。

この間の娘達が客を連れてきています」

「警察は大丈夫だろうな」

「はい、売る相手は未成年にだけにさせています。

警察でも

潜入捜査には未成年者を使えないですからね


「うん。それでももし警察に渡ったら?」

「それは大丈夫です、

普通の検出方法では一切出ませんから」

「うんわかった、とにかく売って売って、売りまくれ」

「はい」

「追加の物もアメリカから明日着く」

「分かりました、工場の準備をしておきます」

~~~~~~~~~

亮に友子から連絡が有った。

「友子さん、ニューヨークではご苦労

様でした」

「いいえ、亮さん株価が少し下がっているんです。

それと円が売られているようです」


「わかりました。すぐに円売りを掛けてください」

「了解です」

「理由は後で説明します」

「はい」

亮はエリックとボビーの動き以来、

微妙に不安よぎっていた。


亮は秀樹から電話を掛けた

「お父さん、ドルを買ってください」

「何かあるのか?アメリカも日本も

 金利変更の発表はないぞ」

「はい、でも」

「わかった」


「株価も微妙に落ちていますので」

「わかった、それと千沙子に聞いたんだが、

今夜大阪へ行くんだよな」

「はい」

「新大阪駅に車を用意しておく、

気をつけていって来い」

秀樹は珍しく亮に声をかけてくれた

「ありがとうございます」

~~~~~~~

「理沙さん広告の方は?」

「はい、スポーツ新聞5紙、雑誌取材5誌です。

取材の対応は慣れている美喜さんに

お願いしようと思っています」

「そうですね」

「ホームページは今日アップします」

「分かりました」


「そう言えばさっきのCDの話は本当なんですか?」

「はい、アメリカのレコード会社を

買収しましたから日本にも作ります」

「團さんはどんな立場ですか?」

「そうですね、僕はアメリカ本社の株主ですから・・・」

亮はニコッと笑った


「それなりの権限があると思いますよ」

「でも音楽産業は衰退しているのでは」

「衰退しているのはCDの販売です、

ダウンロードは上がっています」

「そうですね」

理沙はまだ若い亮がこれだけの人脈と

仕事をしている事で驚いていた


「團さん」

「ああ、亮と呼んでください」

「はい、亮さん。大学はどちらを?」

「東大とハーバードです」



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