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紀子の協力

亮にジュディから電話があった

「電広社の島崎さんから連絡があって

当日のバンドはどうするかって?」

「ああ、しまった!!」


渋谷のイベントホールで無名の外国人歌手が歌って

人を集めるのには一瞬で人の目を引く

バンドのレベルの高さが必要だった。

「ジュディ後で電話をする」

亮はジュディからの電話を切ると

一恵に電話をした。


「今どこですか?」

「渋谷のカラオケボックスよ」

「えっ?買い物じゃなくて?」

「はい、ジャックマンが

どうしても入りたかったんだって、

 ブルックの歌の練習もかねて」


「一恵さんそのブルックの件なんですけど」

「何でしょうか」

「金曜日にブルックが唄う時のバンドを

どうしていいか悩んでいます」

「ああ、それは大丈夫よ。マイクが

バックバンドが仕事で日本に来ていて

演奏してくれるそうよ」


「良かった、じゃあ来週の火曜日の心配だけですね」

「はい」

「では、よろしくお願いします」

「あのう、ジャックマンが、話があるそうです」

「では、8時にホテルへ向かえに

行きますと伝えてください」

「分かりました」


そして千沙子から電話があった

「亮、今成田に着いたわよ」

「お疲れ様です」

「コーエンのメイキャッパー二人が一緒よ」

「分かりました。ジュディに伝えておきます」


「それが、その前に彼女達が亮に会いたいそうよ」

「分かりました」

亮は仕方なしに返事をした。

「小村さんは美宝堂へ行ってお父さんに

報告するそうよ。後で連絡をしてあげて」

「了解」


亮はブルックのバンドの件と

メイキャッパーが日本に着いた事を

ブルックに伝えた。

「では電広社の島崎さんと汐留で合流しましょう」

「はい」


~~~~~~

三ノ宮から神戸港へ向った倉庫が立ち並ぶ

一箇所にエリックとボビーが入った

古びた事務所にたくさんの荷物が並んでいて

書類が山積になっている机の向こうに座っている

メガネを掛けた60歳過ぎの男

が居た。


「エリックだ」

男は黙って手を差し出すと

エリックは10桁の数字を書いたメモを渡した。

「OK」

男は隣の部屋に手招きをし、長さ90cmの

アルミのキャスターケースを渡した。

エリックはその場でケースを開け中身を確認すると

「Thank you」そう言って男と握手をして事務所を出た


「今夜やるのか?」

ボビーがエリックに聞くと首を横に振った。

「いや、金曜日に三人だ」

「忙しいな」

「今夜は京都の夜を楽しもうぜ」

二人は京都へ向った。


~~~~~~~

亮が汐留のジュディの事務所へ行くと

島崎と水瀬と野島が来ていた。

「お久しぶりです。島崎さん」

島崎が不思議そうな顔をしていると

亮がサングラスを外した。


「あ、あ、あ」

島崎は声が出ず、水瀬と野島が泣き出した。

「あはは、生きていますよ」

亮は笑いながら島崎の前に座った。


亮とジュディと島崎はあさってのイベントの

打ち合わせをしていると、

秘書に案内され千沙子と明日香が二人の

メイキャッパーを連れて入ってきた。

「こんばんは」


千沙子はジュディにサラとオリビアを紹介した。

二人ともブロンドのモデルのような美人で山崎が

小躍りをして二人に挨拶をした。

亮は一歩引いて控えているとサラと

オリビアがニコニコと笑って亮にハグをした


「会いたかったわ」

サラが言うと亮は懐かしそうに笑った

「えっ?ああブルックのライブで

メイクをしてくれた方ですね」

「そうよ」


「では簡単に当日の話をしますと

デモンストレーションが午後三回

 でいいですね」

亮が島崎の言った事を通訳すると二人はうなずいた

「その間にブルックが歌を唄います」

亮が通訳するとオリビアが驚いて聞いた。


「えっ?あの時のブルック?」

「そうです、今日本に来ているんです」

「本当、またあの歌が聴けるなんて嬉しい」

サラが興奮していた。


ステージでのテーブルとイスの配置を

打ち合わせすると島崎が聞いた

「MCとモデルはどうしますか?」

「モデルは彼女たちがなれているブルックと

ジャネットにやってもらって」


亮が考えながら

「後は客席の中からですね」

「はい」

ジュディがうなずいた

「MCはどうしますか?」

島崎が聞くと亮は軽く聞いた

「金子紀子さんは?」


「か、彼女は今売れっ子でギャラが高いし

イベントのMCなんかやりませんよ」

島崎が答えると亮は懐かしい気がした。

「そうなんですか、明日香さん」


「はい、彼女と時々連絡は取っているけど

本当忙しいみたいです」

明日香が答えると亮が紀子に電話をかけた

「亮です」


紀子の返事がしばらく無いので電話を

切ろうとすると声が聞こえた。

「生きていたの?」

「はい」

「よかった・・・」

紀子の声が泣いていた


「お願いがあるんですが」

「なに?」

「金曜日に渋谷でイベントがあるんですが

MCお願いできませんか

 ・・・無理ですよね」

「ちょっと待って、掛けなおします」

紀子は静かな口調で返事をした


「無理そうですね」

亮はため息をつきながら島崎に話をした

するとすぐに紀子から電話がかかってきた

「木曜日の夜大阪で仕事があって

金曜日は夜まで空いているわ

事務所もOKよ。ギャラはあなたが大阪まで

迎えに来てくれる交通費でいいわ」


「いいんですか、紀子さん」

「いいのよ、もし事務所が反対したら

引退して亮のお嫁さんになっちゃうもん」

「あはは」

紀子の妙にリアルな答えに笑うしかなかった

「必ず迎えに行きます」

「じゃあお願いね」

亮は電話を切ると亮が嬉しそうに笑った。


「僕が木曜日の夜中に紀子さんを大阪から

車で連れてくればOKらしいですよ」

亮がみんなに言うと島崎がありえない

出来事に唖然としていた。

「新幹線で大阪へ向ってレンタカーで

東京へ来ればいいですね」


「そうね、忙しいけどお願い」

ジュディは亮に苦労をかけているのが申し訳なかった

「姉さん、二人をみやびに連れて行って

あげてください、喜びますよ。店長が」

「あら?亮は?」

ジュディが寂しそうな顔をして聞いた。


「すみません、ブルックのお父さんの

ジャックマンが用があるそうなんです」

「そうなの残念ね、明日二人と食事をしてあげて」

「はい」

亮はジュディの事務所から出てホテルへ

ジャックマンを迎えに行くと

ロビーで琴乃と話をしていた。


「やあ、ダン」

ジャックマンは亮を見つけて手を挙げた。


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