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小妹の潜入

ブルックはジャックマンを睨みつけた

~~~~~~~

「原課長、終わりました」

分析担当の畠山が美咲に言った

「どうだった?」

「シャンプー、リンス、毛染め、パーマ液の

 支払いをしているのですが・・・」

「いくらだった?」


「プリントの12ページにありますが

全部で2800万円です」

「えっ?それだけ?」

美咲は慌てて12ページを開いて確認した。


「はい」

「あて先は?」

「LAのP&Jコーポレーションです。

年商500億円の健全な会社です」

「そうか、P&Jは名義貸ね」

「はい」

「ここにあるのは表向きの経理帳簿ね」


「はい、おそらく裏帳簿がどこかにあるはずです」

「はい、たぶん違うサーバーに

入っているかも知れない」

美咲は亮にもう一度一文字のサーバーから

データを盗み取ってもらうように

お願いしなければならなくなった


~~~~~~~~~

ストレートHDの六本木の事務所では

一文字が磯村と話をしていた

「資金の方はどうだ?」

「順調です、香港で西たちががんばっているお陰で

 一日当たり2億円の儲けが入っています」

「うん、今週末の時点でドルを買って

来週初めに円が下がった時

 売りに掛けるぞ」


「来週初めに円が下がるんですか?」

「ああ、間違いなく下がる。

これで我々の資金は一気に三倍になる

そしてその金を冷凍コンテナに

入れて日本に持ち込む」


「全部ですか?」

「いや300億でいい」

「分かりました」

磯村は一文字の言う3倍が信じられなかった

返事するしかなかった


~~~~~~~~

関西空港のイミグレーションに二人の

髭をはやした大柄の男が入国した。

そして大きなボストンバッグを持って

三ノ宮行きのリムジンバスに乗った

「桜が咲いているぜ。エリック」

一人の男が言うと缶ビールを飲んだ男が答えた。


「ああ、なかなか桜か・・・綺麗だな」

「仕事を片付けたら花見がしたいな」

「あはは、それは無理だ」

「帰りにハワイに寄って遊んで帰ろうぜ」

エリックがボビーの肩を叩いた。


「今回殺る相手は三人、

今度は失敗できないぞ。ボビー」

「大丈夫だ、日本の警察は怖くない5発しか

弾が撃てないリボルバーの拳銃

しかも、防刀チョッキで防弾

チョッキは着ていないからな」


「あはは、日本の警察は命が惜しくないらしい」

二人は一番後ろの席で笑いをこらえながら

話をしていた。

そして急にエリックはまじめな顔をして

歯をかみ締めた。

「そして最後にあの男を殺る」

「おお」

二人は丸太棒のような右手でハイタッチした。


~~~~~~

ジャックマンたちを一恵と玲奈に預けた亮は

歌舞伎町のキャバクララブポーションの

事務所へ行くと理沙が心配そうな顔をしていた

「團さん大丈夫かしら」

「たぶん、今朝の三時まで電話で話をしました」

「そう」

理沙は亮のその言葉で少し落ち着いた


「では、フロアーに行きましょう」

亮が誘って入り口を開けるとメガネをかけた

ロンゲの女性が立っていた。

彼女はにっこりと笑って手を振った。

「もんちゃんでーす」

亮は思わず顔がほころびて握手をした。


「いらっしゃい、お久しぶり」

「元気だった?亮」

「はい」

もんちゃんは静岡出身の23歳で明るく話し上手で

まさに特Aの女性だった。

「お店辞められますか?」


「うん、大丈夫。私はスカウトに

縛られていないから、

 それに亮先生のために役に立ちたいもの」

「ありがとう」

亮は嬉しくてもんちゃんの手を握った。


他に面接をする女性も来ないので

しばらく話をしていると外でざわざわした

感じがして亮が入り口の方へ行って

扉を開けると10人以上の女性が立っていた。

美喜の紹介のホステスだけではなく、

昨夜断ってきた特Aの女性たちも

待っていた。


「おはようございまーす」

全員が揃って声を出すと亮は

そう言って深々と頭を下げ

亮と理沙は女性達の数を見て目頭が熱くなった。

「ありがとう、戻って来てくれて」


亮と理沙は20数人女性達に

給料等の話や福利厚生として

スポーツジムの無料での会員権の発行、

美容院マテリアの割引スタジオDと

ブリリンスショーの商品の割引、

美宝堂の扱っているブランドの商品の

割引特典等を話しそれだけで女性達は

興奮していた。


亮は立ち上がり声を上げた。

「みんな聞いてください、みんなでこの

お店を最高のお店にしませんか

 毎日行列のできるお店作りましょう」

「キャー、かっこいい」

今までキャバクラで働いていた

女性達はノルマを課せられ

お金の話ばかりで夢のある話を

聞いたことがなかった。


次に亮は理沙に話をさせた。

それは、接客のあり方、

接客方法で銀座並みにレベルを上げ

収入もレベルを上げたい事を理沙は話した

「飲み代は安くても指名料をたっぷり取りたい。

それが私の希望です

そして私達は皆さんをそれだけ

価値のある女性にします」


「本当?」

「はい、保障します」

亮と理沙の自信ある返事に全員に鳥肌が立ち

亮の体から発するフェロモンで

女性達は気を失いそうになっていた

それは理沙も例外ではなかった


「仕事を辞めるのに問題が発生した

人は僕のところに来てください」

「はい」

女性たちは身分証を提示して次々に

雇用契約書にサインして行った


~~~~~~

そこへ美咲から亮のところへ電話があった

「亮、あのデータは表のものだったわ」

「役に立ちませんでしたか?」

「ううん、一文字の動きは良くわかった・・・・」


「裏のデータが欲しいんですね」

「はい、欲しいわ」

「分かりました。隠れ

サーバーのありかを探します」

「お願い、うちの専門チームが協力するわ」

「はい、助かります」


~~~~~~~~~~~

小妹が渋谷のセンター街に入り歩き出すと

周りに女達が集まってきた。

「リンレイ、昨日はありがとう」

ティアードのヒラヒラのミニスカートを履いた

女子高生風の娘が近づいてきた

昨夜、小妹はこの娘が30代後半の

男にホテルに連れ込まれそうになったところを

助け自分の名前を林玲と言った。


「大丈夫だったか?」

小妹が男っぽい言い方すると

その娘は小妹に抱きついた

「何だ?この女」

小妹は横を向いて嫌な顔をした

そして小妹の周りに次々に人が集まってきて

色々聞かれた


「リンレイ強いんだってね」

「カンフーをやるんだ」

小妹はみんなの前で、かたを披露すると

あっという間にセンター街で人気者になり

その姿を熱心に見ていた女性がいた。


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