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爆弾

「その時計、スペシャルバージョンです」

「ん」

亮は上げた手を降ろして与謝野の

腕時計のリューズを引いた。

「あああ」

与謝野は電気ショックで

声を上げて倒れて気を失っていた。


「時計を返してもらいます」

亮が時計を自分の手に付けると

シューっという音が耳元を

かすった。

亮はとっさに身をかがめた。


「船に乗っていたのは四人だと

思っていたか?」

「えっ!」

「ちょっとこの船を使うんで

 寝室で寝ていたんだよ」

男は亮に向けて銃口を向けてると

亮は手を上げたまま動けなかった。


このまま海へ飛び込めば逃げる事は

出来るが賊を逮捕する事が出来ない。

時間が経てばインスリンで倒した

二人が動けるようになってしまう。

亮は悩んでいた。


船に残った桃華は雪と美喜を

助けに行くか亮のいるボートへ

行くか悩んでいた。

ただ、今エンジンをかける事で

気付かれる事になる事は

確実だった。


~~~~~~~

「やった!二人は泳いで脱出した」

ロビンが手を上げた。

それを聞いた桃華はエンジンをかけ

岸へ向かって船を走らせた。


裕子は泳いでくる雪と美喜を見つけ

二人に近づき岸まで誘導した。

「雪さん大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫です」

美喜は裕子を見て元気が出て

泳ぎが早くなっていた。


~~~~~~

「こちら桃華、雪さんと美喜さんそして

裕子さん救出」

桃華は事務所いるロビンたちに

明るい声で報告をし岸までボートを着けると

三人を降ろして亮達が乗っている

ボートに向かった。


~~~~~~

「何者か知らないが死んでもらおう。

 この船は他に使うんでな」

「誘拐した二人は逃がした。警察に通報したぞ」

男が亮に狙いを定めると

大島がフラフラしてデッキに

上がって来た。


「瀬川さん」

「ん」

男が一瞬大島に目が動くと亮はその場で

ジャンプした。

男の目が上に行くと亮は素早く船首に

向かった。


「待て!」

男はピストルを撃って亮を追った。

すると小妹と蓮華が船尾から上がり

大島と瀬川に飛び掛かった。


「くそ!仲間がいたのか」

瀬川は大島とキャビンに入って行き

ボートは動き出した。


~~~~~~

「亮、大丈夫?」

「うん」

「二人を脱出させた時、亮も一緒に逃げると

 思っていた。けど泳げないんだよね」


「あはは、海は平泳ぎだよね。

クロールは覚えたんだけど」

「うん」

「さっき、男がこの船を他に

使うと言ったが何に使うんだろう?」


「警察を呼ぶ?」

「ああ、スマフォ裕子さんに

預けたままだ」

「私持っているよ」

小妹は防水袋からスマフォと

イヤフォンを出した。


「ああ、ありがとう」

亮は美咲に電話を掛けた。


「美咲さん、無事に二人を救助しました」

「分かったわ。神奈川水上警察を向かわせるわ。

 それでそのボートの持ち主IT会社の

社長なの今調べているわ」


「それが様子が変でこのボートを

 他の事に使うと言っているんです」

「調べた所によると最近の

ジャック・モーガンは爆弾テロばかり

だから、ひょっとしたらそのボートに

爆弾を積んでいるかも知らないわ」


「はい」

亮は瀬川が後から出てきたのは船の中で

何かをやっていたのかもしれないと

疑っていた。


~~~~~~

美喜たちの乗ったボートは岸に着くと

一恵が迎えに来ていてタオルで体を拭くと

袋に入れた自分たちの服に車の中で着替えた。

「裕子さん着替えは?」


「私は裸の上に直接着るから」

裸にライダージャケット着た。

「一恵さん亮のスマフォ」

裕子が一恵にスマフォを渡した。


~~~~~~

「ロビン、亮たちはどうしている?」

玲奈がロビンに聞いた。

「うん、デッキの上に三人の

は亮達だが動かないんだよ。

船内には五人くらいいるぞ」

「桃華のボートが向かっているけど

・・・あっ動き出した」


~~~~~

そこにロビンに知らない電話番号で

電話がかかってきた。

「ロビン、美喜さんたちは脱出したんだが

犯人が爆弾を船に積んでいるかもしれない

 キャビンに立てこもっているんだ。

爆弾に関して検索をかけてくれないかな?」


「了解」

「半径3km以上を破壊する爆弾、

但し重さは1トン以下です」

「分かった、すぐに調べる」

ロビンは亮との電話を切ると

すぐに電話をかけた。


~~~~~~

「お久しぶり、ロビン・ハイドだ」

「久しぶりだね、ロビン」

電話の向こうは懐かしそうにしていた。

「実は半径3km以上に影響を与える

事の出来る爆弾は何だ?」


「まず、TNT火薬10トン、核爆弾、

デージーカッター、サーモバック。

そしてEMP(電磁波爆弾)だ」

ロビンに突然聞かれて驚いたが

クリスはすぐに答えた。


「クリス、EMP爆弾て、本当にあるのか?」

「ある」

陸軍で爆弾の開発をしているクリスは断言した。

「そうか・・・ありがとうクリス助かったよ」

「いやとんでもない、君のお父さんの

お陰でアバディーン(メリーランド州)の

アメリカ軍武器科で爆弾の研究をしている。

ところで急にどうした?爆弾なんて」


「実は・・・」

ロビンが話をしようとすると

「待てロビン、ここは基地の中だ。

この電話は盗聴されているかも知れない。

チャットにしよう」


「分かった」

ロビンが電話を切るとクリスからの

ロビンへのチャットの呼び出しが鳴った。

「ロビン、状況を説明してくれ」

「実は日本の横須賀米軍基地の近くに

爆弾を仕掛けた奴がいて・・・」


「日本?ロビン日本にいるのか?」

「ああ。お前の知っている亮のところだ」

「亮か、懐かしいなあ、あいつが

いなかったら僕は生涯刑務所暮らしだった」


「それが今度の爆弾事件の黒幕は

ジャック・モーガンらしい」

「本当かロビン、あの野郎・・・」

クリスは自分にテロリストの汚名をつけた

ジャック・モーガンが憎くてたまらなかった。

「ロビン、何でも言ってくれ、どんな事でもする」

「クリスありがとう」


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