表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
190/195

船上の戦い

亮は男の手首を持ってそこに

手を入れて持ち上げた

チキンウイングアームロック鍛錬を

積んだプロレスラーですら

数秒でギブアップする技を亮は男にかけた。

「し、知らない」

男は泣きながら答えた。


「船の中に何人乗っている?」

「男が四人女が二人だ」

「武器は?」

「ピストルとナイフを・・・」

男の顔は苦痛でゆがんでいた。


「亮!」

蓮華が亮に声を掛けると亮は

男から手を離し蓮華に男を渡した。

「後は頼む」

「了解」


後から来た桃華が男の手を後ろに回し

プラスチックで出来たタイラップ

(簡易手錠)すると追って来た男達

を小妹と蓮華と桃華が戦って

亮の道を開けた。


後からバイクに乗った裕子が猛スピードで

走って来て亮を乗せ桟橋の奥まで

走って行くと

裕子に亮はスマフォを渡し

亮は走り出し無線で話した。


「誰か!」

「ロビンだ、みんな聞いている」

「いまから犯人の船に飛び乗る、

これから先は通信不能

敵は四人、ピストルとナイフを持っている」

「了解」


「玲奈さん、マーメードⅢ号の船主を調べて、

美咲さんに状況を説明。犯人に覚られないように

船もヘリコプターも近づけないように

伝えてください。浦賀水道は横切れないのでたぶん

横須賀、葉山方面に向うと思います、

無事救出した時には合図を送ります。

裕子さんはバイクで陸沿いに横須賀へ

向かってください」


「了解。衛星で監視している。亮おぼれるなよ」

ロビンが言うと

「ははは」

亮の笑い声と共に無線が切れた。


コの字になっている桟橋の中を

大型のプレジャーボートがゆっくり走っていくと

亮は船から船へ飛び移ってプレジャーボート

の後ろに近づいて行った。


~~~~~~

「三島です」

玲奈は美咲に電話をかけ経緯を報告した。

「身代金の振込先から黒幕は

ジャック・モーガンの可能性があります」

「えっ!もう黒幕がわかったの」


美咲は世界的なテロリスト

ジャック・モーガンが絡んでいた

誘拐だとは思っても見なかった。


「分かったわ、すぐに船主を調べて

海上保安庁に連絡をします」

「はい、犯人に気付かれないように

あまり近づかないようにとの指示です」

「了解、浦賀水道は横切れないので

三浦半島方面に行くわね」


「はい、亮さんもそう言っていました」

「さすがね、亮は」

美咲は亮が一人で救出に向ったが

船の上では自分たちが手も足も

出せない事を憂えていた。


~~~~~

亮は桟橋の突端で水に入り、目の前を通る

プレジャーボートのダイビング用につけた

船尾版にぶら下がった。

そこへ大島がデッキから来て

船尾のドアを開け船内キャビンに入った。


「与謝野さん、マリーナから出ました。

異常無しです」

大島は雪と美喜の体を凝視した。

「うん分かった、古森と二人を監視してくれ」


亮が船尾版に手をかけて様子を

うかがおうとしていると

突然ドアが開き船内キャビンから

与謝野が出てきて階段を上がり船を操縦している

谷垣に声を掛けた。


「ご苦労さん」

「与謝野さん、季節がら

この辺りは船が多いですよ」

谷垣は周りを観ながら与謝野に話した。

「うん、顔を見られるとまずいから下の

操舵席に降りたほうが良いだろう」


「ここで待機して連絡が有ったら出るぞ」

「分かりました」

与謝野と谷垣は一緒に船内キャビンに入って行った。


~~~~~~

「警視、船の持ち主が分かりました」

「誰?」

樫村が椅子に座っている美咲に報告をした

「志賀哲、IT企業の社長です」

「すぐにその男の所に捜査員を出して」


「分かりました」

「樫村さん、ジャック・モーガンがこの

誘拐に絡んでいるみたいなの」

「あの世界手配になっている

テロリストジャック・モーガンですか?」


「ええ、その仲間が今回の誘拐を企てた」

「では、やつらは失敗したら

自爆する可能性が・・・」

樫村は顔色が変わった

「ええ、あるわね。

ジャック・モーガンが関係した

誘拐やテロにはすべて爆弾が絡んでいる」


「團さんはそれを知っているんですか?」

「いいえ、ただ亮はジャック・モーガンに

勝った唯一の男」


~~~~~~

ジャック・モーガンの話は

グッド・ジョブエピソード0を

お読みください。


~~~~~

「さあ、私たちも追うわよ」

小妹は近くに有った、

プレジャーボートに飛び乗った。

ボートの計器類を見た小妹を桃華に

プレジャーボートのエンジンを掛けるように頼んだ。


「桃華、お願い」

「はい」

桃華はピンセットを折り曲げたような

工具をボートのエンジンキーを

回してエンジンをかけ、小妹、蓮華、桃華を

乗せて暗闇の海に走り出した。


~~~~~

「谷垣、八景島のあたりに停泊できるか?」

操舵席座っている谷垣に与謝野が聞いた。

「分かりました、あの辺りなら波もないし

明るくなるまでは何も言われません」

「うん」

与謝野は谷垣にそう言って操舵室の

下にあるベッドルームに入って

しばらくして戻ってきた。


「与謝野さん、奥のベッドルームに

この女たちを閉じ込めておいたらいかがですか、

 いちいち監視していなくても

良いじゃないですか」

古森が言うと与謝野は

むきになって言い返した。


「ここでいい、あっちの部屋で何か

有ったらどうするんだ!」

「は、はい」

古森は返事をすると雪と美喜は与謝野たちの

怒鳴り声を聞いて顔を見合わせた。


「与謝野さん、着きました」

「うん、大島。アンカーを降ろせ」

「はい」


~~~~~~

亮は船尾版にぶら下がり半身が海水に浸けたまま

時々、魚が足にぶつかったり海草が足に絡んだり

しても体を隠し船が止まるチャンスを待った。

「美喜さん雪さん、無事でいろよ」

亮が祈ると船が止まった。

船尾のドアが開き大島が出てきて船首に行き

アンカー(碇)を海に落とした。


~~~~~

「おお、船が止まった」

モニターを見ていたロビンが声を上げた。

「ええっ!どこどこ」

麻実はモニターを見ると八景島の

サーフコースターの先に止まっていた。


麻実はすぐにマップを開き

座標を調べみんなに聞こえるように

声をあげた。

「船が止まった座標は、緯度139.642034

経度35.334286です」

玲奈はうなずき一恵に連絡をした。


「一恵さん、緯度139.642034経度35.334286よ、

八景島のジェットコースターが観える所」

「了解、ありがとう玲奈」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ