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マリーナ

「ああ、切れた」

ロビンが手を広げるとモニターを

後ろから見た玲奈がデータを確認して

「電話が有った場所を確認した。

 発信機と一緒だ」


「ありがとう了解ロビン」

亮がアリーナの前に車を止め

ライトを消すとその後ろに裕子が

バイクを止めた。


そこにタクシーが止まり

二人の男が降りた。


~~~~~~

「なんだ、姉さんの方の電話は

留守番電話だったぞ」

与謝野が睨みつけると雪は軽く答えた。

「ごめんなさい、最近ボケているから

妹の言った番号に電話をして」


「チッ」

与謝野がそう言って電話をかけると

5回目に電話が繋がった。

「團です」

秀樹はオドオドしたふりをして

電話を受けた。


「お宅のお嬢さん二人を預かった」

与謝野は低い声で秀樹を脅すように語った。

「どうすれば、返してもらえますか?」

「3億円を払ってもらいたい」


「分かりました、ただすぐには?」

「分かっている、明日指定した

銀行に振り込んでもらおう」

「ふ、振込みでよろしいですか?」

秀樹は銀行に振り込む誘拐犯は初めて

聞いたので聞きなおした。


「うん、そうだ」

「振込先は?」

「振込先はケイマンブリティッシュバンク

口座番号1877459875だ」


「分かりました。明日一番に振り込みます」

「流石金持ちだ、話が早い。

分かっているだろうが。警察には」

「わかっています、どんな事があっても

警察に連絡はしません約束します」


「ではまた連絡をする」

与謝野は一方的に電話を切った。


「亮、後は頼む」

秀樹は空に向って祈った。


~~~~~~

「2度目の電話がかかってきたぞ!」

ロビンはすぐに逆探知を始め

モニターの地図が拡大されると

衛星カメラに切り替えた。


「よし、ロックオン!」

ロビンはそう言って亮に無線で伝えた。

「亮、おやじさんのところに

犯人から電話があった」


「分かりました」

「録音してあるが、犯人は身代金

 3億円を

銀行振り込めと言ってきたぞ」


「ええっ!何ですって。海外の銀行ですか?」

「ああ、ケイマンブリティッシュバンク

口座番号1877459875だ」


「それって・・・大変だ!」

亮はハーバード大学の図書館の

爆弾事件でテロリストが言った振込先の

口座番号だった事を思い出した。

「と言う事は、ロビン。犯人はクリスが関わった

テロリストのジャック・モーガンだ」


「なんてこった」

ロビンは親友のクリスを巻き添えにした

ジャック・モーガンを恨んでいた。

「亮、桟橋の奥から3艘目の船よ」

麻実が亮に指示をした。

「了解」


~~~~~~~

「おい、食い物買ってきたぞ」

谷垣と古森が料理を持って来た。

「おお、食おうぜ!」

与謝野と大島が嬉しそうに雪と美喜の

裸を見ながら中華料理を食べ始めた。


「明日の朝9時まで時間が有るからな

 先は長いぞ」

「本当に振り込むかなあ。3億円も」

古森が聞いた。


「金持ちは3億円くらいはどうってことないさ」

「それなら4億円にすりゃ良かったのに」

大島が与謝野に言った。

「まあ、安からず高からずっていうところだ」


~~~~~~

「ところでどうして電話が

2回鳴ったのかしら?」

麻実が首を傾げて呟いた。

亮が立てた作戦だとは誰も知らなかった。


~~~~~

マリーナの前に亮と一恵と裕子が立った。

「これを超えなきゃな」

マリーナの周りは3mのダイアモンド型

網のフェンス囲まれていた。


「このフェンスをよじ登って越えて

向こう側に行くしかない」

「誰だ!何をしている」

亮は懐中電灯で後ろから照らされ

声を聞こえる方向を向いた。


「すみません、中に入りたいんですが」

亮は二人の男に頼んだ。

「ボートの持ち主ですか?」

「いいえ」


「ではダメです」

一人の男はゲートを押した亮の腕を掴んだ。

「警察を呼びますよ」

「そうだ、警察を呼んでください。


誘拐された女性が監禁されているんです」

亮がそう言うと亮を掴んだ男の手が緩み

その隙に裕子が金網を這い上がった。


「まて!」

男が手を伸ばすとは裕子は一気に上に

上がり反対側に足をかけた。

亮も追って金網を登ろうとすると


「中に入ってもらっては困るんでね」

男はサバイバルナイフを持って

亮の背中を刺そうとしていた。

「ダメ!」

一恵は男の手を特殊警棒で叩いた。


「何するんだ!このアマ」

一恵はもう一人の男に後ろから

抱き付かれた。


亮はそれを見て一恵に抱き付いた

男の後ろに回りウエストに手を回し

反り投げをして、一恵が持っている

特殊警棒でもう一人の男の腕と

首を叩いた。


反り投げをした男は倒れながら

亮に向けてピストルを向けた。

「ゴン」

男を頭が揺れた

「あんた、警備員じゃないのね」

小妹が男を踏んずけていた。


金網を超えた裕子がのカギを外し

それを開けると小妹と蓮華と桃華が

アリーナに入った。


~~~~~

「飯を食ったら谷垣、出航するぞ」

「もうちょっとで食い終わりますから

 待ってください」

「早くしろ」

仕事が上手く行った与謝野は

きつく谷垣に指示をした。


「了解」

谷垣は船外に出て階段を登り外の

操舵席に立ってエンジンを掛け

大島は桟橋と船をつないでいる

ロープをはずした。

「ロープはずしたぞ」

大島の声で谷垣はゆっくりと

スロットルを開け、船をゆっくりと動かした。


~~~~~

「ああ、動き出した」

亮は動き出した船を見て立ち止まり

そこへ追ってきた男が

後ろから飛び掛った。

「この野郎」


亮はナイフを持った男の手を

押さえ背負い投げで

地面に倒し男は背中を

打った痛みで咳をした。


他にも男たちが走って来ると

蓮華と桃華と小妹と

亮はその男の手をひねってナイフを

取り上げ手首をひねって


「お前、あいつらの仲間だな。

やつらはどこへ行った?」

男は返事をしないでいると亮は怒り

「今夜の僕は優しくない」


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