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逃亡経路

「亮、もうすぐそっちへ着く

衛星監視カメラを作動して銀座から

20km圏内をチェックする

準備をしてくれ、僕もすぐつく」

「了解」


~~~~~~~~

与謝野の運転する車は慶応大学の裏の道を

走り更地坂を通り白金台を通って品川駅前に

国道15号線に出て右に曲がって

走っていた。


~~~~~~~


「お疲れ様です」

玲奈と一恵と麻実と

遅れてロビンが入って来た。

「みなさん席に座ってください」

五人はパソコンの前に座った。


「玲奈さん、二人のスマフォは?」

「切れています」

「一恵さん靴に付いているビーコンは?」

「受信できません」

「了解」

「私は?」

麻実が亮に聞いた。


「ロビンのアシストをしてください」

「了解です」

「ロビン、衛星は?」

「今、受信中だ」

「了解、みんな時計から出ている

電波にロックオンしてくれ」


「小妹はどこだ?」

「私は上野東京ラインに乗っている」

「わかった、見逃すなよ」

「大丈夫だよ」

「蓮華と桃華で三方から囲んでいる」

「了解」


「玲奈さん、小妹たち三人の場所もロックオン」

「了解」


「亮、準備完了。3つの衛星が追跡するから

現在位置が分かれば、すぐにロックオンできる」

「はい、ありがとう。ロビン

 玲奈さん美喜さんの場所をロビンに

 送ってください」

「了解」


「みんな、もう一度。スマフォのGPS確認、

 靴に着けたビーコンを調べよう」

「ダメです。時計の発信も受信

できなくなりました」

三人とも首を横に振った。


「最終的に電波を受信したのが

 川崎でした」

玲奈が言った。

「だめだ、電波が遮断されている」

亮がロビンの脇に座ってモニターを見た。


「はやり、プロの誘拐団か

 時計の電波も遮断したのか?」

「はい、誘拐してすぐにスマフォを

切って発信機を壊したか

 電波を遮断したようです。

それか地下か・・・又はゴムシート・・・」

亮はロビンの肩を叩いた。


「まさか殺されたのでは?」

ロビンは心配でしようが無かった。

「大丈夫です。プロの誘拐犯ですから

命は取りません。必ず救出します」


「亮、21時11分に拉致された

銀座5丁目3号タクシー乗り場がここ、

 拉致された後90分後の今は

90km先まで行っているだろう

高速を使えばもっと先だ」

ロビンは計算をしていた。


「そんなに先なら熱海、静岡ですよ」

一恵がモニターを見て言った。

東京の交通事情を知らないロビンは

目の前の50インチモニターに地図を

映し出してみんなに見えるように

ポンインターで指して言った。


「いや、90分ならもっとそんなに

行っていないはずです。

Nシステムのカメラが付いている

主要幹線道路、高速道路は使わないで行くと

せいぜい30km程度だと思います。

問題はどこまで二人を連れていくかですね」


亮はロビンの意見を否定した。

「わかった、とりあえず30km程度に広げるぞ」

ロビンがキーボードを叩いた。


「誘拐した人間を監禁するための

人目につかない場所は倉庫とか

廃工場って決まっている」

ロビンが言うと亮は笑いを

抑えてすぐに答えた。


「倉庫や廃工場は映画やテレビだけです。

誘拐した場所から1時間くらいの

貸家とか貸し別荘の可能性が

高いです」


「なるほど、別荘なら箱根か三浦半島の方かしら

それとも青梅の方かも」

モニターの地図を覗きこんだ一恵が言った。

「そうですね、川崎からだから一恵さん」


亮が言って指差すと

「じゃあ、この辺りの貸別荘を探して見ます」

一恵は席に座ってパソコンで

貸別荘とコテージの検索を始めた。

「玲奈さんオートキャンプ場も探してください」

「分かりました」


「ロビンすみません、早速ですが警視庁の

サーバーにアクセスしたいんですが」

「どこだ?」

「Nシステムから情報を見たいんです」


「Nシステム?」

亮はロビンにNシステムを説明した。

そこへ前もって連絡していた

美咲から亮に電話があった。


「亮、調べたけど、警視庁で調べてもらった

 ら21時20分、晴海通りと

桜田通りの交差点で白いバンとタクシーが

追突した映像が有ったけど事故の

報告が出ていなかった。そのままタクシー

と白いバンが桜田通りへ向かったみたい。

追跡のお願いはしていないけど」


「白いバンに乗っていたのは?」

「二人」

「分かりました。ありがとうございます」

誘拐を考えると白いバンには運転手を入れて

三人以上と亮は考えた。


「まだ事件になっていないので

 まだNシステムの解析頼めないの

 ごめんなさい」

「了解しました、僕のほうでも調べてみます。

分かったら連絡します」


「お願い、身代金要求の連絡が有ったら

すぐに動く準備をしておくわ」

「お願いします」


亮が電話を切るとロビンが

嬉しそうな顔をしていた。

「亮、Nシステムに入れたぞ。どうする?」

「ロビン、21時20分の晴海通りと桜田通りの

 交差点を調べてくれ」


「すまない、道路が良くわからない」

一恵はモニターの前で道路を指さした。

「ああ、難しい。なんで名前を付けるんだ

 番号で良いじゃないか。それに晴海通りが

 途中で切れるし」

「あはは、確かに」

~~~~~~


「亮、今横浜に着いて京浜東北線に

 乗り換える」

小妹から連絡が有った。

「了解、降りたら連絡をください」

「はい」


~~~~~

「亮、白いバンの映像を解析して

 追跡を掛けて品川駅から川崎に向かう

 車の映像を見つけた」

ロビンは美喜が乗っていたと思われる

車が最後に川崎に確認された事により

品川を通過した時間を逆算していた。


「亮、39台通過して絞り込んでいる

 ナンバーが判定したらNシステム

 で追いかけるぞ」


「お願いします」

亮はしばらく考えてロビンに言った。

「亮、またやるのか?」

ロビンが笑って言った。


亮は以前ボストン中の学生の大学生の顔と

履歴をすべて覚えてしまった事を

思い出してロビンが亮の腕を突いた。


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