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銀の会の協力

「その通りです、その取締役の詳しい情報も」

「でもそんな事をしたら、うちの売り掛け金が

取れなくなってしまうわ」

クラブ舞のかなえママが亮に聞いた。

「すみません、回収不可能になった分は

私の方で支払います」


「ええっ!」

自分で身銭を切ってもJOLの

再建に真剣に取り組んでいる

亮の態度に感動したママたちが声を上げた。

「大丈夫です、立て替えた分は

退職金でしっかり取り返します」


「わかったわ、私協力します。

50億円で話が決まるって何かあるわよ」

千鶴が立ち上がった。


「團さん、私も協力するわ。その代わり

あなたの体を見せてちょうだい」

「えっ、服を脱ぐんですか?」

順子の頼みに亮は上着を脱ぎワイシャツをつまんだ。

「キャー脱いで」

かなえが声を上げて手を叩いた。


亮が絵里子の顔を見ると笑ってうなずき

仕方なしにネクタイをはずした。

素肌に着た細身のワイシャツが

亮のたくましい胸筋と盛り上がった

肩の筋肉を映し出していた。


「素敵!」

順子はそれを見て呟くと

亮はワイシャツのボタンを全部はずし

前を開けそこから見事に割れた腹筋が現れた。


亮はシャツを脱ぎ上半身裸になると

体中からフェロモンを発散した。

「もう、良いですか?」

亮が順子に聞くと順子の下半身は

立ち上がれないほど興奮していた。


「いや、もっと脱いで」

「ズボンも脱ぐんですか?」

亮が恥ずかしそうに聞くと

「亮、もう止めた方がいいわ、

このままだと失神する人がいるわよ」

絵里子がそれを止めた。


「はあ」

「待って、團さん背中を見せて」

元看護師のクラブさなえのさなえママが

亮に頼み亮は背筋を見せた。

「35億とは書いてありませんよ」

「背中に傷があるわ、それに胸の傷も」

さなえは亮に近づき背中の傷を触った。


「ちょっと格闘技を・・・」

「あなた、何者?」

さなえは亮の異常な傷跡を見て聞いた。

「亮、答えて。みんなを仲間にする為には

隠し事はいけないわ」

絵里子は命令に近い口調で言った。


「分かりました、ただこの話は皆さんと

僕だけの秘密にしてください」

亮は静かに言い始めた。


亮は、子供の頃から厳しく勉強をさせられ、

親への反抗から経営者の道を歩かず

医者になることを決めていた、

そこに白血病の沙織との出会いがあり本当に

病気を治すのはいい薬だと気付いた事

徳川家の御典医だった先祖の古文書を

解読して薬を作った事を話した。


「それから、どうして経営者の道を?」

亮の面白い過去を聞いた順子が先を聞きたかった

「いい薬を作ったら、それで世界中の人を救いたい。

だから製薬会社の経営を学ぶために

ハーバード大学に行きました」


亮はハーバード大学にある図書館に

篭城した爆弾犯を捕まえ、

助けた中国人と親友になり中国と

太いパイプができた事、

そして留学からの帰国後、色々な人と出会い

助けられて今の自分がある事、

何者かに命を狙われ、その犯人が

ライフルで狙撃されその頭蓋骨の破片が

亮の背中に刺さった事を語った。 


胸の傷は東証爆破の雷管を持って川に

飛び込んだ話をした。 

「素敵、まだ28歳の男性がこんなに

しっかりしているなんて」

千鶴は興奮と感激のあまり目に涙を浮かべた。


そこへ亮に向かって突然ゴルフボールが飛んできた。

亮は体を返しそれを手で受け取った。

「その体、見掛け倒しじゃないのね」

ゴルフボールを投げたクラブルナの百合子ママ言った

「はい、鍛えています」

「わかった、私も協力するわ」

百合子ママも協力を誓った。


亮は上半身裸のまま礼をすると

「じゃあ、決まった。早急にJOLの

連中の売り掛けを調べましょう」

順子が言うと全員が拍手をした

「ありがとうございます」

亮が深々と頭を下げると

かなえがため息混じりに言った。


「ああ、下の方も見たかったわ」

「あはは」

亮は笑う事しか出来なかった。


「もう一つお願いが?HITの

安田社長を知っている方いませんか?」

「あっ、うちのお客さんです」

亮の質問にクラブカトレアの

由美子ママが手を上げた。

亮はプライバシーにかかわるので

由美子近くまで行った。


「うちの美津子ちゃんが集金で

きないで困っているの」

由美子は亮の耳元で囁いた。

「うちは三年前から出入り禁止よ」

百合子が言った。


「上場するって散々飲み歩いて

結局踏み倒された感じよ」

「やはり」

亮は安田は手に負えない人物だと判った。

「一つ教えて、あなたを狙った敵は誰?」

順子が聞くと亮は一瞬戸惑ったが

ママたちを信じて言った。


「一文字大介、一葉学園の理事長です」

「ああ・・・」

皆が納得するように声を上げた。

「私もお願いがあります」

さなえママが言った。

「なんでしょうか?」

「絵里子ママの所だけじゃなくて

私たちのお店にも来てください」


「わ、分かりました。約束します。

今日いらっしゃった

お店には必ず参ります」

亮はみんなの協力を貰うためには

仕方が無い事だと思っていた。


「ねえ、お姫様抱っこして!」

かなえに言われると

亮は言われるまま上半身裸で全員を抱っこした。

「亮、みんな大変なことに

なっているのでシャツを着て」

絵里子が声を上げた。


「はい?」

亮が慌ててシャツを着てネクタイをすると

「亮、まだそのネクタイしているの?」

「ええ、絵里子さんがくれたネクタイなので・・・」

「あなたって・・・」

亮は絵里子が就職祝いにくれた

ネクタイを手放す事が出来ずにいて

絵里子はそんな優しい亮を愛しく思った。


「ところで大変な事ってなんですか?」

「みんなあそこがビショビショで立つのが大変みたい、

 だから後はいいから先にここを出てくれるかしら」

「はい、お願いします」

「後で連絡をするわ」

亮は絵里子に促されて事務所の

鍵を渡し会議室を出て行った。


~~~~~

亮が居なくなって落ち着いたママたちは

「みんな、下着を交換しなきゃいけないわね」

順子が笑っていうと絵里子が順子に聞いた

「順子ママ、どうして團さんに服を脱げと言ったの?」

「それは、彼のフェロモンパワーを知りたかったのよ、

一度にどれだけの女を魅了する事ができるか」


「じゃあ100点満点かしら」

絵里子はこの中で唯一関係を

持っている女として鼻が高かった。

「うふふ、それ以上よ。私胸筋と腹筋と背筋で

3回いったもの」

順子は冗談つもりで言ったのに誰も笑わなかった。


「ねえ、絵里子ママ。私團さんに抱かれたい」

まだ若いかなえが涙を浮かべ真剣な顔で言った

「大丈夫?かなえさん」

絵里子がかなえの肩を抱き抱えると


「私、彼に本気で恋をしたみたい。

あそこも大きそうだった」

かなえは天井を見上げてまるで

女子高生のように天を仰いで言った。


絵里子はかなえの亮に恋する

気持ちよく分かっていたが

自分と亮の関係も言えず、まして亮のあそこの

大きさなんて口に出して

いえる物ではなかった。


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