美脚
美代子が首をすくめて答えた。
「じゃあ今から条件を出します。それクリアしたら
君たちをスターにしてあげますよ」
亮が言うと内容も聞かずに佳代子は答えた。
「やります!条件ってなんですか?」
「まず、成績を上げる事」
「上げる事って言っても・・・」
「成績が上がれば両親も学校も反対しない、
逆にみんなが応援してもらえます。
それにクイズ番組に出られるし、アイドルが馬鹿
と言う時代は昔の話です」
「あっ、そうか」
二人は次第にやる気が出てきて立ち
上がって握りこぶしを握った。
「踊りを練習すれば足の筋肉も
反射神経も鍛えられるのでテニスに
いいかもしれません」
「そうか、ステップが早くなる」
二人は一緒にステップを踏んでみた。
「はい、それと英語はこれから歌を唄うのに
絶対必要です、発音が悪かったらどんなにいい
歌でも台無しです。幸いこの会社は英語が堪能人が
多いので、ここに来たら英語で会話するのもいいですよ」
「了解です」
「納得したら、契約です」
「契約?」
「はい、所属タレント契約です。
中途半端な気持ちでは困りますからね・・・
一晩良く考えてきなさい」
「はい」
「ちなみに、男女交際禁止ですから。たとえ同級生でも
男の子と一緒に写真を撮ってはダメですよ」
「分かりました。処女は社長にあげる」
二人は大声で笑った。
アサシオコンビが声を上げると文明は
香港や中国のアーティストのライブを開いて
中国人観光客を呼び寄せる事を考えて手を叩いた。
亮は側にいた奈々子に
「明日二人の返事を待って動きます」
「はい、それとREIKOさんの話はどうしますか?」
「明日、彼女を含めてみんなでミーティングを
しましょう。それと尚子さんとREIKOさんの
PVはアメリカで撮りましょう」
「分かりました、REIKO連絡します」
「REIKOさんは伸び悩んでいます。早くアメリカの
スタッフに会わせようと思います」
「それが良いですね」
「奈々子さんには来週アメリカに
一緒に行ってもらいます」
「分かりました」
冷静に返事をしていた奈々子だが
内心は飛び上がるような
気持ちだった。
そこに神村由香と三野美智子が来た。
「こんにちは」
「お姉さん」
アサシオは由香と美智子と親しくなっていた。
「美智子さんは幸田美喜さんとウォーキングのレッスン
由香さんは僕と7階へ行きましょう」
「はい」
「團さん、ちょっと」
スタジオの裏に美智子に手を引かれて行った。
「どうしたんですか?」
「私、モデルの仕事頑張るからお願い、私を抱いて」
「でも僕とやったら」
「なに?」
「他の男性と付き合えなくなります」
「それでも去年会った時からあなたの事が
忘れられなくて」
女性は体が成熟して女性ホルモンが増えて
くると精神的よりも肉体的に男を欲してしまう
つまり、青年男性が女性のセクシーな体を
見た時ムラムラとするように女性も
ムラムラセクシーな男性を見ると
ムラムラするのは事実だった。
美智子は亮の顔を抑えていきなりキスをすると
美智子の体を押し返すわけにもいかず
舌を絡め合うと美智子は気が遠くなるほどの
快楽が体中を走った。
「美智子さん、分かりました。この先は
あなたの望むようにします」
亮は小さな袋を美智子に渡しカプセルを飲ませた
すると、甘い香りが美智子の体から発せられてきた。
「適合者の様ですね」
「なあに?」
「7階に行ってきます」
亮と由香は社長室の奥にある部屋に入った。
「スカートを脱いでショートパンツに着替えてください」
「は、はい」
亮が後ろを向いている間に由香は着替えた。
「今日から足を細くする施術をします良いですね」
「はい」
亮は由香にベッドに横になる様に促し
亮は太ももを摘まんで固い部分を計った。
「由香さん、この部分がセルライトです。皮下脂肪の塊です
これを取り除けば足は細くなります」
「はい」
「その前に足を温めます」
ヒーターを太ももとふくらはぎに撒いた。
「これからは足を冷やさないようにしてください。冬はパンツ
家の中でもスパッツを履いて冷やさないようにしてください」
「ええっ、ロシア人女性はあんなに寒いのに足綺麗ですよね」
「ロシアはセントラルヒーティングで
冬の部屋は暖かいんです。彼女たちは足を
冷やさないようにしています。それに国が貧しいので
エレベーターやエスカレーター無いので階段を使うんです
それに歩くのが早い」
「そうか・・・運動はするのね」
「出来たらこたつでも良いですよ。横にならなければ」
「横になっちゃダメなんですか?」
「はい、骨盤にゆがみが出るので逆に太ります。
そういう訳で足も組まないでください」
亮はやってはいけない事をプリントにして出した。
時間が来て亮はヒーターを外して足の
下にタオルを敷いてマッサージを始めた。
「痛い!」
「我慢してください、セルライトを潰していきます」
慣れ来ると由香は気持ち良くなってウトウト初めて
来た。
由香は次第に気持ちが良くなりまるで股間
をいじられているような気がして体を起こして亮の
手の位置を見た。
「どうしました?」
「なんか、気持ちよくて」
「ええ、親指が外反気味なので」
「そうか・・・」
由香は体が亮の手技に反応して声を時々上げていき
ショートパンツからも液体が染み出ていた。
「美智子本当に社長の事が好きみたいですよ」
「そうですか、ありがたい話です。
そう言えば由香さん彼氏は?」
「まだ、です・・・」
「変な男性と付き合わないでくださいね
少なくても3ヶ月は」
「分かっています。連れてきます」
「ここへ?」
「変な奴なら團さんと会わせたら逃げそうだもの」
「あはは、そんな役ならいつでもいいですよ」
亮が施術を終えて太ももを計ると1cm細くなっていた。
「すごい!」
「この後はトレーニングとストレッチをしてください」
亮はトレーニングメニューを出力して渡した。
「こんなにするんですか?」
「嫌ですか?」
「いいえ」
「上手く行ったらプレゼントあげます」
「なんですか?」
「テレビCMと出演料」
「それだけじゃヤダ」
「考えておきます」
「亮、引越し祝いをしようと思うんだけど」
ステージから降りてきた尚子が亮を誘った。
「じゃあ、明日の夜にしましょうか」
「本当、じゃあ料理作って待っている」
「へ、部屋で?」
「うん、夜景がとても綺麗なんだ」
「そうですね」
元々自分が住んでいた部屋ので
当然分かっていた
「さっそくですがこのビルの8階に
レストランを作りますので
家具を発注したいんですけど」
「家具なら美宝堂で買えるんじゃない」
「び、美宝堂は駄目です。一脚20万円もするイスなど
高級輸入家具しか置いていない。
もっと手に入れやすい国産の家具が欲しいんです。
そういう訳で製造をお願いしたいんです」
「分かりました、父も喜ぶと思います」




