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美宝堂の襲撃

「税務署署長は僕の後輩だ、團の

名前を伝えておこう」

「はい、詳しい情報を入手したらお願いします」

芸能プロダクションは領収書無しの

金銭が多く税務調査をすれば誇りがでる

事を知っていた。


万が一テレビ局の接待を受けた事が

あからさまになったらスキャンダルで

騒ぎになる。


亮は森に電話をしてサンシャインプロダクションの

社長の堂島の脱税を調べるように頼んだ。


そして週刊誌記者星野澄子に電話を掛けた。

「星野さん、昨日はありがとうございました」

「こんにちは、團さん昨日は素敵なパーティでした。

 それで昨日話した件で取材したいんですけど」


「あれはまだ、表には出さないで欲しい。

 バイオエネルギーはいくらでも良いんですけどね」

「分かりました、それで何かいい話あるんですか?」


「あります。すごいスキャンダルです」

「何時に会えますか?」


そして亮は和美に電話をかけて美宝堂に向った。


~~~~~

「義信、例の件はどうなった?」

一文字は六本木の事務所で高田に聞いた。

「はい、見取り図は先方に渡してあります」

「それで決行はいつだ?」


「時間は分かりませんが、今日、明日中にやるそうです」

「わかった、もし捕まっても問題は無いんだな」

「問題ありません、逆に見取り図と防犯システムを

教えてやったら 大喜びでした」


「うん、たとえ失敗しても美宝堂の

悪い噂評判が立つだけだ、どの道我々には好都合だ」

「その通りです」

「で、誘拐の方は?」


「徹から今朝連絡がありまして、

今夜店員とデートするそうで

情報を引き出すと言っていました」

「わかった、でも早い方がいいな。

窃盗団が入った次の日がベストだ」


「分かりました、徹に伝えておきます」

そこへ九条ゆかりがアイスコーヒーを

持って入ってきた。

黒いタイトスカートのヒップラインは高田が

生唾を飲み込むほどセクシーで

前かがみになってアイスコーヒーを置くと

ブラウスから見える豊満な乳房の谷間に

ダイヤのネックレスが光輝いていた。


「素敵なダイヤモンドですね」

義信が囁くと

「ええ」

ゆかりは自慢げにダイヤのネックレスを

手に持って一文字の顔を見た。


~~~~~~

「亮君か」

内村から電話があった。

「はい、昨日はありがとうございました」

「明日、11時にうちの会社に来てくれ

バイオ燃料会社の会議がある」


「はやり僕も出るんですよね」

「当たり前だ」

「分かりました」

「それに昨日言った、ドライアイスの話も

詳しく聞かせてくれ」


和美と美宝堂に着いた亮は2階の奥の

事務所にいる美佐江のところへ行った。

「姉さん、これを渡しておく」

「なに?」

「ロビンの身上書」

美佐江が亮に渡された紙を見ると


「資産100億・・・」

「ドルだよ、一兆円。父親はアメリカ1の

弁護士事務所のトップだ」

「凄いわね」

美佐江はあまり興味が無さそうだった。


「会社はコンピューターのプログラム会社、

全米で5本の指に入る」

「そう、それでどうしてこれを私にくれたの?」

「姉さんと食事したいそうだ」

「うふふ、いいわよ」

簡単に答える美佐江に亮は唖然とした。


「いいの?姉さん」

「ええ、違った業界の男性と話すの楽しそうだもの」

「そりゃそうだけど・・・」

亮はコンピューターオタクのロビンとどこまで

深く付き合うか良い様な悪いような複雑な気持ちだった。


「大丈夫よ、うちの会社の事があるから

アメリカにお嫁に行かないから」

「そうだよね」

亮はロビンががっかりする顔を

思い浮かべるとおかしくなった


「千沙子もそのつもりらしいわ」

「そうか、文明も振られたのか」

「もっとも、彼らが日本に住むなら別だけど」

「それは、無理無理」

亮は顔の目の前で手を振った。


「亮、それだけの用でここに来たの?」

「いや、昨日来たお客さんお祝い返しに

時計が良いかと思って商品を選びに来た」

「お祝い返しに時計?」


「うん、大物は100万円くらい包んできたから

お返ししなきゃいけないんだ」

「100万円も!」

美佐江は改めて自分の弟の凄さに驚いた


「それじゃ、かなりいい物返さなくちゃね」

「そう、だからここで中村さんと選んでいきます」

「そう、彼女が一緒なら安心だわ」

亮は美佐江の言った意味がわからないまま

「姉さん、SSのスイッチは?」

「入っているわよ、異常があったら連絡するわ」


~~~~~~

亮が1階の時計売り場を歩いていると

和美がやって来た

「お待たせしました、今社長に

挨拶をしていたものですから」

「僕も今来たばかりです」

亮は和美と秀樹が何の話を

していたか気になっていた。


「大丈夫ですよ亮さん、社長には今の

仕事が楽しいと伝えてきました。

スカートが短いと笑われましたけど」

「す、すみません」

「うふふ、いいですよ。私まだ30過ぎなんだから」

「そうですよね」

亮は和美が嬉しそうに笑う顔がとても輝いて見えた。


そこに美佐江から電話がかかってきた。

「亮、ハンターが四人来たわよ」

亮は首を上げて客の数を数えた。

「三人か・・・姉さん貝沼さんと

萩原さんにお客さんを連れて

この場所から移動するように、

それから入り口の警備員に

お客さんを入れないように言ってください」


「わかった」

「それから僕の合図でここのエリアの

Sボタンを押してください」

「分かった気をつけて」

亮は和美の脇に立って

「和美さん、今怪しい人間が入ってきました。

僕の言うとおりに動いてください」


「は、はい」

「大丈夫ですよ、僕が守ります」

「はい、信じています」

「じゃあ、カウンターの中に入って

店員のふりをしてください」

「はい」


亮はショーケースしたに有った美佐江の

ネイムプレートを和美の胸に付け

自分の物も胸に付け右手の中指に

大きな突起が出ている指輪をはめた。


「亮さん、どうしてここに来るとわかったの?」

「盗んだもので1番高くさばけるのは

時計です。見てください

1個200万円以上のものがごろごろしている。

50個盗めば1億ですから」

「そうですね」

「ほら来ました」


亮と和美は四人組の一人の男と目が会うと

「いらっしゃいませ」

二人は丁寧に頭を下げた。

一瞬間が開き男は懐からロシア製の

ピストルトカレフを出し

亮の胸に銃口を向けもう一人の男は

和美の顔に銃口を向けた。


「ケースの中の時計を出せ」

男がそう言うと

「姉さん今です」

亮は繋いだままの胸のポケットに

入れていたスマフォ言った。

時計売り場のエリアは上から

シャッターが一瞬で下り

真っ暗な部屋と化した。


「和美さん伏せて!」

亮は目の前にいた男の右手を掴みそれをひねって

ピストルを取り上げ、和美の前にいた

男の顔をまわし蹴りで蹴った

男の体は3メートルほど飛ぶと亮は体を返し

亮にピストルを突きつけていた男の

ミズオチに右手で突きを入れ

前かがみになったところに後頭部

めがけ上から腕を振り下ろした。

残った二人は中国語で叫んだ


「どうした?!」

亮はその声をめがけて飛び掛り

腕を持って投げ飛ばし

倒れた男の頸部をしゃがみこんで

突くと気を失った。

「みんなどこだー?」

最後の男が不安そうな声を出すと

亮はその声に向ってカニバサミで倒しうつぶせに

して背骨に突きを入れると

両手を押さえた。


「姉さん、片付きました明かりを点けてください」

「了解、警察を呼ぶ?」

「いいえ僕に任せてください」

「はい」

美佐江はせっかく捕まえた犯人を

警察に渡さないでどうするのか

不思議だったが、亮を信じている

美佐江は返事をした。


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