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一恵の思い

尚子は頭を下げるとREIKOは亮に腕を組み

とても嫌味な態度だった。

「私、どうしてもRRレコードに移籍したい

 彼女幸せそうなんだもの」


REIKOは尚子にライバル意識を持っていた。

二人はAtlantic starrのAlwaysを

唄うと会場から拍手が起きた。


「おい、亮君は歌も上手いじゃないか」

倉沢栄三郎が奈々子に聞いた。

「驚いたわ、上手すぎ!」

奈々子は驚いて口に手を当てた。


二人のデュエットを寂しそうに

見ていた尚子に気がついた亮は

尚子に近づき

「行くよ」

亮と尚子はREIKOの歌に

合わせて踊りだした。


会場の拍手の中、舞台を降りた

亮の所に飯田が寄ってきた。

「亮、お前にプレゼントがある」

「プレゼントなんて・・・」

「旅行代理店のHITを買収した、

JOLのチャーター便の席を捌くのに

 大変だろう」


「あの海外旅行専門の旅行代理店ですね」

「明日、事務所に社長を行かせる」

「分かりました、それで1つお願いが」

「ん?」


「8階のレストランのシェフを探しているんですが

 どなたかいませんか?ソーマのような

天才はいりませんけど」


「ソーマ?」

「冗談です」

「どうするつもりだ?」

「機内食の研究です」

「分かった」


「所で何件お店があるんですか?」

「居酒屋、焼肉、中華料理、蕎麦、うどん、

寿司、てんぷら料理、うなぎ

 イタリア料理、喫茶店、パブ、スナック、

和菓子、洋菓子、パン屋、ガールズバー

おお亮の好きなメイド喫茶もあるぞ、

全部で200くらいあるかな」


「そんなに、どうやって管理しているんですか?」

「ああ、私が出資して店をやっているんで

管理の必要はない

毎月の売れ上げから配当を貰っている」


「なるほどいいですね、そこから人気店が有ったら

 紹介してください」

亮は飯田はお金に厳しいが一生懸命

やっている人には出資してくれる

とても優しい人だと気付いた。


「わかった」

「ところでメイド喫茶の名前教えてください」

「どうするんだ?」

「彼女たちアイドル志望なので・・・

 その中から」

「なるほどな」


~~~~~~~

そこに金子紀子と内田めぐみが

来た。

「亮、来月事務所移籍するからね」

「事務所との話は?」

「既存仕事はそのまま、新しい仕事は亮の事務所

 で営業して」


「そこまで交渉したんですね」

「これで亮とずっと一緒だよ」

「はい」

亮は鴨志田を呼んで紀子を紹介した。


そこに内田めぐみが辛そうな顔で来た。

「亮さん、相談が有るの」

「はい」

「ここでは話せないので後でいい?」

「分かりました。連絡をください」

「うん」

めぐみの顔がほころんだ。


そこにダブルウイングのタレントたちが亮に

挨拶に来た。

その中には知っている顔のタレントもいて

利益計算を補正しても良いと思った。


亮は会社設立パーティは一人たりとも

帰ることなく盛況のうちに終り

亮はパーティを開く事が人間関係を

確認する事と仕事を進めるのに

最もいい方法だと気づきパーティ好きの

父の気持ちが今やっと分かった。


~~~~~~

亮は美喜は翌朝6時に羽田に千沙子を送って行った。

「こんなに朝早くごめんなさい」

千沙子が申し訳なさそうに言った。

「いいえ、これから滑走路が込むので仕方ないです」

「でも、ほとんど寝ていないんでしょう。

みんなと飲んでいて」


「あはは、文明とアイザックはロシアの

石油の件で話が合うし

 ロビンは二人にプログラムの相談を

受けているし、でも楽しかったですよ」

「うふふ、みんな仲良くて嬉しいわ。

ロビンにお礼を言っておいてね」

「はい、ロビンは美佐江姉さんに夢中なんです」


「うふふ、昨日見てよく知っている。

いつニューヨークに来られるの?」

「今週に用が済みますから来週行けると思います」

「じゃあ、待っているわ、

くれぐれも危ない事をしないでね」


「大丈夫、もうしないですよ。

キャシーとロイとシンディによろしく」

「はい」

亮と美喜が乗ったモノレールが

浜松町を通り過ぎた頃、

小さなジェット機が東の空に

向って飛んで行った。


二人で有楽町の駅前の喫茶店で

モーニングで食べた。

「亮、私これからどうすればいい?」

モデルに復帰するのに悩んでいた美喜が

亮に聞いた


「スタジオで練習生にウォーキングを教えてください、

それから、渋谷のマッスルカーブでも

ウォーキングダイエットをレッスンの

先生をしてもらいます」

「はい」

亮にスケジュールを言われた美喜は喜んで返事をした。


「それから、ダイエット美容の本を出版して、

毎日のYouTubeとSNS発信してもらいます」

「はい」

「半分は僕が書いた原稿が出来ていますから、

モデルの体型維持のノウハウを書いてもらって、

今度DUN製薬が出す化粧品を紹介して

後は本人の写真を入れれば出来上がります」


「そこまで考えていてくれたのね、ありがとう」

「どういたしまして。収入が安定したら月50万円

 必要ないですね」

「嫌よ、私が命を懸けて亮を護るんだから

 お金はいただきます。その代わり私が

稼いだ分は取っていいよ」

「分かりました」


~~~~~~

8時50分に銀座の事務所に亮が着くと

和美が待っていた。

「昨日のホテルの請求書です」

請求書を見た亮はうなずいた。

「315万円ですね」

亮はそう言って社長室の

机の引き出しから判子を取り出して

出金伝票に判を押した。


「それでご祝儀が2230万円でした」

「そ、そんなに?!」

「受付でお断りしたんですけど、どうしてもって言って

 どうしましょう?」

和美は御祝儀を書いた紙を渡した。


「では、何かお祝い返しにしましょう、

美宝堂で一緒に選びましょう」

「はい、じゃあお昼休みに」

「お願いします」


「おはようございます」

社長室に一恵が入ってきた。

「昨日はお疲れさんでした」

亮が一恵の顔を見て手を挙げると

一恵は紙袋を持っていて

ワイシャツと下着が入っていた。


「お着替えを持ってきました」

「気を使っていただいて」

一恵はとても気が利く女性だった。

「昨日、ワイシャツにワインのシミを作ってしまった」

「良かったです」

亮は一恵の目を見て手を握った。


「ついでに僕の水着を用意してくれませんか?」

「はい、用意してあります」

涙を拭きながら一恵は紙袋の一番下から

競泳用パンツを取り出した。

「あはは、さすがです一恵さん」


そこに友子から電話があった

「亮、コンピューターの搬入が始ったわ」


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