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狙うものは

亮は思い出したくない話に進んで

しまったので話をそらした。

「ところでロシアの女性たちは?」

「うん、今夜のパーティ用にめちゃくちゃ

セクシーなドレスと下着を買って行ったわ、

一緒にいた男性イケメンで気前が良かった」


「モスクワのアイザックです、

今回石油の話を持って来ました」

「今はロシアと仕事は無理じゃないの」

亮がアイザックの話をすると

美佐江が真剣な顔で答えた。


「そうなんです」

「ロシアと聞くと嫌悪感で

関係のない女性たちの仕事に影響するのよね」

「はい」


「ロシアの女の子たち亮の事

狙っているわよ。うふふ」

千沙子が笑っていた。

「まさか・・・」


「ううん、女の子三人のロシア語と英語の混ざった

会話で時々亮の名前が出ていたわ。

素敵とかハンサムとか」

亮は姉弟三人で話すのは苦手だった。


「美佐江姉さん、奴らはこの店に泥棒に入る事を

考えているかも知れないので

 閉店の時SSのスイッチを入れて帰ってください」

「亮が考えた特別セキュリティシステムね」


美佐江がうなずくと亮は二人に

「スタッフのみんなに、徹の話をして

気をつけるように言って下さい」

「わかった、でもうちの女性たちの

好むレベルの男じゃないわね」


「確かに・・・」

亮は自分が昔徹に負けた事を

思い出して落ち込んだ。

「でも、どうして亮より徹を

選んだのかしら?秋山さん。

私は理解できない」


美佐江が首を傾げると

「うん、私もそう思う」

千沙子は亮の気持ちを察して慰めた。

「今夜お店から出る時、後をつけられて

パーティに入り込まれたら大変です」


「わかったわ、亮も気をつけて」

美佐江が言うと亮はすぐに答えた

「大丈夫です」


「じゃあ、会社に戻ります」

亮は2階の事務所を出ると直に

玲奈に電話をかけ居場所を確認すると

小妹から電話がかかってきた。


~~~~~~~~

「それで美佐江、今日の服どうするの?」

千沙子が美佐江に聞いた

「任せる、あなたと色がかぶらなければ」

「じゃあ、私赤を着るから、美佐江はブルーね」

千沙子が言うと美佐江が聞いた


「OK、私はアクセサリーを選んでおく

「あら、ずいぶん地味なのね」

「今日の主役は亮だから」

亮の姉たち二人はどんなに困ったときも弟が

何とかしてくれると信じて平気な顔をしていた。


~~~~~~~~

「亮、案の定、高田と本田が話をしているわ」

「了解、小妹」

「二人の会話が分かるように、

ビデオに撮ってあるからね、亮」


「ありがとう取った分だけ会社に持ってきてくれ」

「ああ今二人が出る。桃華に尾行させるわ」

「じゃあ、僕の会社の方へメモリーを

持って向ってくれ」


「了解、ボス」

小妹が電話を切ると亮は首を傾げた

「ボス?」

亮はそう言われて悪い気がしなかった。


亮が事務所に戻ると玲奈と一恵が戻っていた。

「玲奈さんこの男を知っていますか?」

亮は何も言わずにいきなり

徹の写真を玲奈に見せた。


「はい、この男にスタジオDの

ネクタイ売り場で声を掛けられました」

「玲奈さん、誘われたの?」

側にいた一恵が玲奈に聞いた


「うん、凄くしつこくて困ったわ」

「それで連絡先は?」

「はい、交換しました」

玲奈は徹の迫り方が異常だったので

それの調べるために徹の話に乗っていた。


亮は玲奈と一恵に徹とのいきさつを

話しをすると

「私がその徹と言う男に近づいて

情報を取ればいい訳ですね」

玲奈は自分の役割を知った。


「はい、徹が玲奈さんに迫ったのは

千沙子姉さんの話しを聞くためだと思います」

「分かりました、連絡をしてみます」

玲奈が徹に連絡をしようとフマフォを持った

「ちょっと待ってください玲奈さん」


そこに小妹が事務所に入ってきた。

「こんばんは」

「ああ、小妹ちゃん」

一恵が声をかけた。


「素敵な事務所ね」

一恵は中村和美に小妹を紹介すると

亮のところへ連れてきた。


「小妹ご苦労様」

亮は小妹からメモリーを受け取りと

直にパソコンに繋いで再生の用意をした。

「玲奈さんメモを取ってください」

「はい」


亮は二人の会話をジッと観て語り始めた

「高田、どうだった?」

「徹、一応5階の女に声をかけました。

連絡が有ると思います」


「高田、徹その女からそんなに

簡単に連絡が有ると思うか?」

「徹、はい。見るからに軽そうな女で

したから一発やればペラペラしゃべりますよ」


「それって私の事?」

メモをしていた玲奈が怒り出した

「いや、他の店員かもしれない」


亮が慰めると

「ふざけんじゃないわよ軽いなんて、

だれがあんな軟派な男なんて」

「玲奈さん続けます」

亮が玲菜の怒りを抑えた。

「はい、すみません」


「高田、僕のほうは店内の監視カメラ

セキュリティ設置の見取り図を作った」

「徹、お疲れ様です。

後は中国の窃盗団に渡すだけですね」


「高田、うん」

「徹、美宝堂の女はどうします?俺の得意の犯しで

ビデオに撮って強請る方法がありますが。

山田組にいる兄貴に頼めば直にやってくれますよ」


「高田、ああ、一文字さんは好きにしろと

言っているから誘拐して身代金でも取るか

息子を亡くして後の二人は團家にとって大事な

子供だ、二人で3億円でも払うだろう

 もちろん・・・・」


目の前を人が横切ってその先が見えなかった。

「えっ?」

玲奈と小妹と一恵が一緒に声を上げた。

読唇していた亮も心穏やかではなかった


「徹、高田さんそれは我々では出来ない仕事ですよ」

「高田、もちろん身代金ビジネスを

やっている連中に任せるさ」


「徹、誰ですか?」

「高田、テロリストが資金集めの為に

世界中で誘拐ビジネスをやっている組織が有る」

「徹、じゃあ、奴らに娘たちの情報を流せば」


「高田、ああ警察がおとなしい日本は

誘拐団はやり易くて喜ぶだろう」

「徹、それで、いつやりますか?」

「高田、窃盗・・・・」


「だめだ、目の前を人が通った」

亮が舌を鳴らした。

「徹、分かりました。今日の所は

店員と連絡を待ってみます」


「高田、うん」

義信と徹が立ち上がって喫茶店ロイヤルカフェ

を出て行った。


「やっぱり、一文字と繋がっていたのね」

小妹が言うと亮は怒っていた。

「姉貴たちを誘拐して身代金を

取ろうなんて許せない、しかし肝心な

犯行の日時が分からない」

「とにかく私たちがお姉さんたちをガードするわ」

「頼む」


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