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ロビンとの会話

「ロビン、わざわざありがとう。

それでいつ日本に来たんだ」

大きなメガネをかけた

ロビンはノートパソコンを

手に持って淡々と答えた


「今朝早くに羽田に到着して

時間が有ったんで

築地で寿司を食べてきた」

「あはは、どうしてここが分かった?」

「亮のかけてきた電話番号をNTTの

サーバーに繋いで住所を調べた」


「ええっ、それってハッキングじゃないか?」

「ああ、あんまり簡単に入れたので

ただの住所録だと思った」

ロビンの正直な答えが亮はとても好きだった。

「明日コンピューターが届くからプログラムを

日本語用に修正をかけている」


「分かった」

亮は工事をしている業者に話をした。

亮はロビンを西のいる隣の部屋に連れて

行くと西にロビンを紹介した。


「このケーブル繋がるか?」

「はい」

ロビンがインターネットケーブルを指差して

聞くと亮が答えた。

ロビンはインターネットケーブルを

ノートパソコンに差し込むと

キーボードを機関銃のようにたたき始めた。


「日本の光ケーブルは早い!」

「専用線ですから」

亮が言うとその処理スピードを見ていた

西は驚きながら亮に言った


「凄いですね、ロビンさん」

「ええ、しばらく放って置いてください。

ロビンは仕事を始めると

何も聞こえなくなるので勝手にやると思います」

亮は昔パティと三人でプログラムを作った

時を思い出していた。


「はい」

「そう言えばパティはどうしている?」

「仕事が忙しくて1年連絡を取っていないです」

「そうか・・・てっきり二人は結婚すると

思っていたよ」

「パティは家族だったからね」

「そうか・・・」


~~~~~~~

「西さん、マリーナさんとの結婚は?」

亮は西とマリーナの事が気になっていた。

「はい、彼女も東京が気に入った様子で

早急に部屋を探して結婚します」


「分かりました。こちらで部屋は

築地に決めています。すぐに引っ越せます」

「ありがとうございます」


「そうだ、上の会社にロシアの女性が

三人勤めますので友達になれると

 思いますよ」

亮は三人のロシア人女性を雇ったのは

マリーナの事も考えての上だった。


「ありがとうございます」

西は心から感謝した。

「失礼します」

麻実がやって来た。


「社長、お呼びですか?」

「ありがとう。今一生懸命仕事しているのが

ロビン・ハイドです。

彼の仕事の手伝いをしてください、

それと僕を亮と呼んでください」


「はい、それで手伝いって?」

麻実は可愛らしく首を傾げた。

「彼の仕事が終わるまでの細々した

用を受けてください。飲み物でも食事でも」

亮は後ろを振り返る事も無く仕事をしている


ロビンに麻実の写真を撮ってメールを

送るとすぐにメールが帰って来た。

「麻実さん、スターバックスのアイスコーヒーと

言う物を飲んでみたいと言う返事です」

亮が携帯のメールを麻実に見せた。


「誰のメールですか?」

亮は笑いながらロビンを指差した。

「えっ?話したほうが早いのに・・・」

「彼にとってはメールの方が早いらしい」

亮は笑って麻実の言葉に答えた。


「でもアイスコーヒーを

飲んでみたいなんて変ね」

「それはアメリカでは日本で発明された

アイスコーヒーはまだ市民権を得ていないので

販売されているのは西海岸の日本人が

多い所だけらしいです」


「ええ!そうなんだ。世界的な

飲み物だと思っていた」

麻実は驚いていた

「麻実さんスターバックはこのビルの

裏側のコリドー通りにあります。

ついでに隣のコンビニで

鮭とめんたいこ、のおにぎりを

買ってきてください」


「亮さん、お昼食べていないんですか?」

「はい、忙しくて。麻実さんは?」

「食べました」

「じゃあ、麻実さんの好きなデザートでも

買ってきてください。中村さんの分も」


亮が麻実に1万円札を渡すと

「ブルーベリークリームスコーンを頼む」

亮がロビンのメールを受け取ると麻実に見せ

麻実はロビンの背中を見て笑って出て行った。


「そうだ西さん、婚約指輪は?」

亮が西に聞いた

「あっ、まだ買っていません。

どうせなら美宝堂で買おうと思っていて」


「良かった、これをお渡しします。

香港で買ってきた物を加工しました」

亮は麻実が持ってきたケースを西に渡した。

「良いんですか?社長」

「はい」


「西さんからマリーナさんに婚約指輪を

渡してください。0.4カラット、VVS1、

サイズ11です。収入が増えたら大きいの

買ってください」


「ありがとうございます」

「はい、末永くお幸せに。

それと亮と呼んでください」

「ありがとうございます、亮さん」

西は次第に目が赤くなり鼻をすすった。


「Congratulations Nishi」

亮の携帯にロビンからメールが来た。

「あはは、ロビン」

亮は携帯を西に見せると西はロビンに言った


「thank youロビン」

ロビンは後ろを向いたまま手を

挙げて親指を立てた。


~~~~~~~

亮は7時にCホテルに来るように

ロビンにメールを送って部屋を出ると

小妹から電話がかかってきた。

「亮、高田義信って覚えている?」

「もちろん忘れませんよ」


亮にとってあのバレンタインデーの日の事は

忘れられるはずは無かった

「高田が美宝堂の中の歩数を計ったり

監視カメラをチェックしたりして

怪しげに歩いているの」


「変だな、まさか泥棒か強盗を

するつもりじゃないだろうな」

「うん、そんな感じがしないわけでもない」


亮は時計を見て

「5時まで後2時間だ」

「あっ、そうかパーティがあるんだね」

「そうなんだ、玲奈さんに今朝釘を刺された」


「じゃあ、私が後を追けるわ、

あいつ今でも亮の事恨んでいるのかしら」

「たぶん、僕たち團一族に対しての

恨みは一生消えないだろうな、

それで九条ゆかりの方は?」


「ネックレスを受け取って六本木の

ストレートホールディングに入って行った」

「そうか、やはり九条ゆかりは

一文字の所で働いているんだな」

「うん、間違いないよ」


「では高田が店の外に出たら桃華に

尾行させて小妹は僕と防犯カメラ映った


「OK」

亮はビルの出口で麻実と会った。

「あっ、亮さんおにぎり!」

「ありがとう」

「それとおつりと領収書」


「それはロビンのために預かっておいて下さい」

「はい、いってらっしゃい」

麻実はハリー達を忘れようと

明るく装って元気に仕事をしていた。


~~~~~~

亮が美宝堂に着くと1階でバッグを

見ている30代の女性がいた。

「いらっしゃいませ」


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