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裏金

一文字はダイヤモンドを持って永田町

近くの料亭の和室で手塚と昼食をしていた。

「先生、これは香港のお土産でございます、

奥様とお嬢さんに」

一文字はダイヤモンドの入った。


小箱を3つ差し出し手塚は大きなダイヤを

見て顔をほころばしていた。

「一文字さん、今ダイヤの相場はどうかね?」

「1カラット100万円ほどです」

手塚は鑑定書に書いてあるカラット数を見て笑った。


「ところで先生、頼みごとが有るんですが」

一文字は丁寧に手塚に話をした

「出来る事があれば」

手塚が言うと一文字は真剣な顔をして答えた。


「警察を支配したい」

「あはは、そんな馬鹿な事」

手塚は一文字を馬鹿にしたように笑った

「私は警察の裏組織と裏金に関係している

メンバーリストを持っています、

その中にあなたの名前も・・・」


「ど、どうしてその事を・・・」

手塚は狼狽した。

「しかも口座のパスワードを入手しました、

口座の50億円を私はすぐに 移動できます」

一文字が手塚の顔色を見てまだ

雪から入手していないリストの存在と

銀行の話をすると手塚はすっかり信用した。


「どうすればいい」

手塚の唇が震えた。

「別に先生を脅すつもりはありません、

逆に警察組織を我々の手にいれましょう」


「そんな、リストの人間を脅すだけでは無理だぞ」

「もちろん、反対勢力は抹殺して行き自分たちの

仲間を押し上げ行けばいいだけです」


「抹殺?殺すのか?」

「いいえ、スキャンダルです。

でっち上げのそしてマスコミで叩いて

 警察組織から消えてもらいます」


「それはいいが、金がかかるし

君はそれで何のメリットがるんだ?」

「私は警察が持っている個人情報を

見ることが出来ればいい事ですから」


「なるほど個人情報か」

「はい、私は株の売買で利益を出していますから

 会社の経営陣の個人情報が欲しいんです」

「分かった、それで資金の方はどうする?」

「あと数日で自由に出来るお金が入ります」


「幾らか聞いていいかな?」

「100億円です」

一文字は300億円を100億円と言った。

「ほほう、それは面白い」

手塚は大声で笑った。

「これで先生は陰から日本を動かせます・・・」

一文字はニヤリと笑った。


~~~~~~

「久保田さん今から昼食でも」

亮が時計を見ると亮のフマフォが鳴った。

「團さんの電話ですか?」

「はい、團です」

「お久しぶり、落合です」

「落合先輩ですか?お久しぶりです」


「うん、さっそくなんだかすぐに

金融庁に来てくれないか、

紹介したい人がいる」

「あっ、ありがとうございます。

すぐに行きます」


亮は奈々子に連絡をしてスタジオに居る

人間にピザの宅配を取る様に指示をして

飛び出して行った。


~~~~~~

その頃、美宝堂の宝石売り場に九条ゆかりが

ダイヤのネックレスを引き取りに来た

美佐江はすぐに小妹に連絡をした。


ゆかりは出来上がったダイヤのネックレスを

首に下げ鏡に映して満足そうな顔をして

美宝堂を出て行き

その後ろを桃華がつけて行った。


「あら?」

九条ゆかりを見送った美佐江が店内の

高田義信を見つけて声を上げた。

側にいた小妹は


「どうしたの?お姉さん」

「来るはずが無い男が店内にいるの」

美佐江は義信をこっそりとお腹に当てた

指でさし小妹の耳元で高田義信の

話を囁いた。


「わかったわ、後をつけてみる、

変な行動を取るようだったら亮に連絡をする」

「うん、お願い」

美佐江は小妹の手を握った。


美宝堂ビル内を歩く義信の行動は異常で

時々立ち止まって天井を見上げ

店内にある防犯カメラジッと見たり

時々歩数を数えているように大またで

歩きまるで店内の見取り図を

作っているようだった


~~~~~~

13時に金融庁の入り口で入館の

手続きを終えた亮は

玄関で待っている落合を見つけた

「お久しぶりです、先輩」

亮は大学テニス部の先輩に深々と頭を下げた。


「証券会社の免許の件だったよな」

「はい」

「團、君がやるのか?」

「はい」

「薬学部の人間が証券会社か・・・」

財務省キャリアの落合には亮の行動が

まったく理解できずため息をついた。


亮たちは5階の審査室の会議室に入った

そこには二人の男が座っていてその向かいに亮が座ると

落合は一人の男に頭を下げた。

亮は株式会社プラウ名刺を持って二人と

名刺交換をした。


名刺には金融庁検査局審査課審査官と

長谷川紀夫、町田聡史と書いてあった

「團さんプラネット証券の申請が出ていますね」

町田が書類を見ながら事務的に言った。


「はい」

「こちらの書類は全部整っています、

必要書類、資金等に問題は有りません」

「ありがとうございます」

「ちょっとお聞きしたいんですが、團さんの資産が

あまりにも多いのでお聞きしてよろしいでしょうか?」


「はい、子供の頃から小遣いは正月に一年分

まとめてもらうんです。それを全部使おうが増やそうが

個人の自由で20歳になって証券会社口座出来て

トレーディングをしてアメリカに行く頃には1億円

それからアメリカの株で資産を増やして

4年で500万ドル投資した会社の上場で

10倍、友人の会社3社の

取締役になって役員報酬を貰っています。


もちろん税金は払っています」

「どれくらいか聞いていいですか?」

町田が聞いた。

「一社15万ドルで今度の証券会社から

年俸1500万円いただこうかと思っています」

「えー!」

二人は声を上げた。


「それなら、会社は安泰ですね」

町田が微笑むと


「それとプラネット証券の株主に

いなほ銀行、五島商事、DUN製薬、ディーワン、

ADD印刷、上原建設、新大阪不動産、神戸製鉄、

関西石油、伊達水産、細川建設、クラタ

ヤマトホールディングス、IID株式会社が

がいらっしゃいますが

團さんとはどういう関係でしょう?」


「はい、ディーワン、DUN製薬以外は友人です」

「友人!?」

落合は声を上げた。

「友人と言いますと?」

長谷川が馬鹿にされたようで聞き直した。


亮はまずい事を言ってしまったので

言い直した。

「すみません、父の友人です」

「ああ、お父上の友人ですか」

町田は書類を一生懸命見て言った。


「團さんは東大薬学部からハーバード大学経済

へ編入してその後同大学院で経営学を

学んだわけですね」

「はい、成績表が添付して有ります」


「それと薬学博士、理学療法士の資格も

持っているんですね」

長谷川は亮の東大、ハーバード大の

オールA成績表を見てむっとした顔をした。


「ひょっとしたら総代ですか?」

「いいえ、アメリカ留学の関係で東大の

卒業は出ていなくてハーバード大学の

卒業式も出ていません。

総代は中国の劉翔記です」


「何か、もったいない気がしますけど」

長谷川が呟いた。

「劉翔記さんとはご学友ですか?」


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