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怖い男

美喜は美智子のお尻を指さした。

「あのう、幸田美喜さんですよね」

「そうよ、よろしくね」

「團さんとお付き合い

しているんですか?」

由香が聞いた。


「うふふ、付き合ってみたいわね。

良い男だから」

「はい、素敵です」

「どこで知り合ったの?」


「去年私たちが渋谷でナンパしたのでも

團さんが私たちはまだ高校生だからダメだって」

「へえ、高校生には手を出さないという訳ね」

美喜がニヤニヤと笑った。

「ハードだけどついてこれる?」

「はい!」


亮は思いついたように裕子を呼んだ。

「裕子さん、7丁目のビルまで

どれくらいかかりますか?」

「5分」

「ん?」

「5分で行きます」

裕子は腰にシザースとコームを付けたまま

5分で来た。

裕子はいきなり亮に抱き付いた。


「ねえ、裕子さんあそこの二人どう思う?」

亮は聞いた。

「うーん、背の高い子は即戦力、

背の低い方が化けるわね。メイクすると

ハーフ系の顔になるし、胸も大きいわ」


「本当に化けますか?お願いします。

手伝いましょうか?」

「ううん、アシスタント呼ぶから」

裕子はスマフォでアシスタントを呼んだ。


ステージにイスを並ばせて

三野美智子と神村由香と瑞希を座らせた。

そこにアシスタントがメイク道具を持って来た。

「マネージャー、持ってきました」

「社長、彼女雨宮裕子さんですよね」

知念が亮に聞いた。


「はい、僕の友人です」

鴨志田も知念もいきなり亮に抱き付く

裕子が友人には見えなかった。

「尚子さんとは?」

「友人です」


「奈々子さん、瑞希さんの歌どうですか?」

「程々歌えますから、

レッスン次第では使えますよ。

体幹がしっかししていますから」

「ボイストレーナーとダンストレーナを

探してください」


「それは大丈夫準備が出来ています」

「それとギターの先生も彼女には

ギターを弾かせたい」

亮はTシャツにジーンズ姿でギターを

弾きながら歌う姿を想像した。


「うふふ、ギターの先生はうちの会社に

沢山います」

「それと奈々子さんアイドル系はどうですか?」

「発掘と育成に時間がかかるけど

お金をかけて上手く育てればヒットすると

思います」


「分かりました」

「心当たり有るの?まさか女子高生にまで

手を出しているんじゃないでしょうね」

「そ、そんなんじゃないですよ。

それに手を出しているなんて」

亮は奈々子の疑った目が怖かった。


「亮、歌って良い?」

「良いですよ」

尚子は亮に確認した。

「裕子さん、ちょっとうるさいかも」

「大丈夫でーす。逆に調子に乗って

良いかも」


「奈々子さん、尚子さんの歌聴いてください」

「はい」

奈々子はカラオケをスタートさせた。


尚子の歌はアイドル時代から何倍も歌が

上手くなり周りが聞きほれるほどの歌声で

RRレコードの社員たちも降りてきて

それを聞いていた。


「すごい声量」

「ブルックに負けないですよね」

「はい、彼女の声はアイドル時代に比べて

何倍も良くなっています。

 彼女ならロックでも世界を狙えます」


「それは私も感じている」

奈々子はうなずいた。

「とりあえず来月アメリカで発売のCDの

日本バージョンを発売して名前を売って

デビューシングルはJ-POPでライブと

アルバムにはロックを入れていきましょう」


「はい」

「その為に曲作りです」

「分かりました、作曲者を探します」

奈々子の顔がキラキラ輝いていた。


「奈々子さんアメリカのRRレコードの

権利を持っている

曲を送ってもらってください、

カバーで日本の詩をつけてもいいでしょう」


「そうね、音楽は世界共通だものね」

奈々子はいつも世界を考えている

亮に感心をした。

「関口さんたち営業部に無理を

言うかもしれませんが」

「大丈夫よ、みんな夢を叶えるために

仕事をしているんだから」


「さっそく尚子さんのシングルの発売、

ライブと彼女のデビューまでの

プランを立ててください」

亮の次々に言う言葉に奈々子は

体中が熱くなって来た。

「了解、ボス」

奈々子は背筋を伸ばして敬礼をした。


「こんにちは」

最後に朝倉美代子と潮田佳代子

アサシオがスタジオに来た。

「やあ、早かったね」


「すみません、私達興奮してしまって

先生に職場見学という事で来ました。

後で判を押してください」

朝倉美代子が紙を出した。

「良いよ」

亮は二人の頭を軽くたたいた。


「きゃー、可愛い」

奈々子が二人に駆け寄った。

「この二人には今朝会ったんです」

「高校生までフェロモンで

夢中にさせる。恐ろしい、男だ!」

奈々子は亮を睨んだ。


「その子たち奈々子さんに預けます。

歌のチェックをしてください」

「音痴でダメだったら、知念さんお願いして

モデルをやってもらいます」

「了解」

「私達音痴じゃないから!音楽学科だし」


~~~~~~

小妹は美宝堂の事務所で

美咲からのメールを受け取り

昨日の防犯カメラに映っていた

九条ゆかりの映像と

メールに添付された写真を照合していた。


「一致した」

小妹は呟いた。

小妹は美佐江と相談して蓮華と

桃華と共に店内を警戒に歩いた


~~~~~~

郁美は7階に2部屋分の契約書を持って

行き中村が判を捺した。

「今夜のパーティに父と一緒に行きます」

郁美が嬉しそうに言った。


「はい、お待ちしています」

中村もどれだけの人がパーティに来るか

想像が出来なくなっていた。

そこに中村に呼ばれて来た亮が言った。


「中村さん、証券会社のシステムが

近いうちに出来上がります」

「本当ですか?」

美宝堂の資金運用と株取引の担当していた

和美はそれを聞いて嬉しかった。


「はい、プラネット証券のサーバーと繋いで

こちらでも使えるようにしておきます」

「ありがとうございます」

「ところで、今日のパーティの招待客は何人ですか?」

不安そうに聞く亮の顔を見て

和美は事務的に答えた。


「今日は玲奈さんがやっているので

私は分かりません、

直接お聞きになったらいかがですか?」

「そうですね、はい」

亮は仕方なしに返事をした。


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