美脚
「それでパイプラインのメンテナンスの仕事は?」
「ロシア、中国は誰も反対しないからな
来月から仕事に入る」
「そうですか、でもかなりの人を
雇わなくてはいけないのでしょうね」
「ああ、2200kmかなり忙しくなる。
だから今までやっていた女性の
派遣業務を止めようと思っているんだ」
「じゃあ、彼女たちは・・・?」
「実は亮に私の仕事の一部の
ロシア人モデルエージェントを
引き継いでもらいたい、
それで今回二人を連れてきたわけなんだ」
「モデルエージェントですか?」
「うん、日本でロシア女性を扱うのは
反社会的な組織がコールガールとしてが
ほとんどだ、彼女たちはその男たちの
食い物にされて気の毒なんだ。
だからまじめな君に任せたい」
「まじめですか・・・」
亮はまじめと言われて照れていた。
「正直な話、もう1つの仕事は?」
「アメリカのエスコートガールの方は
今まで通りだ、管理の仕事が無いからな、
収入が良いから自由になるのも早い」
「なるほど」
「父親の時代、日本へロシア女性を紹介したところ
デカい胸のニーズが無い事がわかった」
「確かに日本人は大きくともせいぜい
Eカップですね」
「当面彼女たちの仕事の無い時は
従業員として使ってくれ、よく働くぞ」
「ええ、でも」
亮はいきなり三人のロシア女性を預かって
もどうして良いか分からなかった
「大丈夫だ、クラウディアは貿易の仕事が出来る
イリーナは観光で外国人のVIPのガイド
ナターシャはマカオで
スクワランオイルマッサージをしている」
「はい」
「みんな美人で有能な女性たちだろう
、もちろん君との恋愛は自由だ」
「恋愛?あはは」
亮は少し明るくなった声で返事を
するとアイザックはホッとした。
「もちろんただとは言わない、私が持っている
キャビアをどこよりも安く出荷するし
イタリア経由で出そうイタリアンワインと
トリュフとイタリア6大チーズは弟が権利を
持っているレストランで使う量だけではない
それはクラウディアがすべて出来るから
卸先を探せばいい。
亮がそれを売って三人分の給料に当てて欲しい」
「分かりました、がんばってエージェント
として営業をして行きます」
早急に三人と雇用契約を交わして
労働ビザの発給申請をしましょう」
亮はすでにシンディたちとエージェント
契約をしている事は言わなかった。
「ありがとう、早急にモデルと
ダンサーたちのリストを送らせる」
「ダンサーですか?」
「うん、ロシアのバレリーナだった連中で
ダンサーになっている連中が多い
もちろんニーズがあればバレエの先生もいる」
「バレエの先生はニーズが有ります」
「良かった」
「それからお母さんの薬は定期的に
イタリアの病院へ空輸できるように手配します」
「ありがとう亮、君の優しさに感謝する」
アイザックは亮が自分の母親の事を忘れずに
言ってくれた事に感謝して亮にハグをした。
「亮、今夜の予定は?」
アイザックは亮とウォッカを飲みたかった。
「今日は会社の設立記念パーティがあるので」
「そうかおめでとう」
「アイザックも来てください」
「いいのか?」
「もちろんです」
「じゃあ今から昼食でも」
亮は何人が入る会場かも考えないで返事をした。
「わかった、ナターシャたち三人を
飛び切りドレスアップさせて行かせてもらうよ」
「目だっていいですね」
亮は三人のドレス姿を想像して微笑んだ。
「それで、学歴の無いナターシャには僕と共著の
研究論文を書いてもらいます」
「研究論文と言うと?」
「スポーツジムで美脚専門トレーニン
グプログラムをやろうと思っています」
「確かに彼女たちの足は綺麗だ」
「はい、その美脚プログラムが上手く行ったら
テレビコマーシャルをするつもりです」
「すごいなあ。でも、どうしてそんなに
ナターシャに優しいんだ」
アイザックが聞いた。
「何でしょうね。彼女は僕の人生を
変えてくれたのかもしれない」
「へえ、それとナターシャと俺は関係して
いないから無いから安心してくれ」
「はい。分かりました」
「亮、銀座に着いた」
尚子から電話がかかって来た
「7丁目です。住所送ります」
「はーい」
亮は一恵にアイザックを美宝堂へ
案内するように指示すると
ビルの外で尚子を見つけて抱き合った。
「ただいま」
「お帰り」
亮は地下のスタジオに尚子を連れて
地下1階のスタジオに降りた。
「みなさん、こんにちは」
尚子が大きな声で挨拶をした。
亮はまず尚子を奈々子と関口に紹介した。
次に鴨志田と知念を紹介した。
「よろしくお願いします」
「いいなあ、空いている時はここで
歌えるの?」
「はい、それに踊れます」
尚子はステージに乗り、瑞希に挨拶をした。
「白尾尚子さんですか?」
「はい」
瑞希は子供の頃ファンだった尚子に会って
握手をして倒れそうになっていた。
「鴨志田さん、知念さん尚子さんを
テレビに出してください
英語が堪能でコメントも十分できます。
YouTubeでもアメリカで5万人います」
「バラエティでもいいんですか?」
「はい、とにかく露出を増やしてください」
「承知しました」
「彼女の件は電波広告社の島崎にも
話をしてあります」
「承知しました」
「CM等々への営業はRRレコードの
人間がやります」
「はい」
二人が尚子の方を見ると
三野美智子と神村由香が来た。
「こんにちは」
スタジオの異様な雰囲気に
二人は体をすくめて入って来た。
「待っていました、ありがとう」
亮は三野を鴨志田と知念に紹介した。
「神村さん」
亮が呼ぶと二人で話を始めた。
「神村さん、芸能人になりたいんですか?」
「はい!」
元気に由香が答えた。
「ここは、歌も踊りもモデルも
演技も学べます。ただ中途半端な気持ちで
ここに来れば美智子さんとの友情も
壊れます」
「はい、頑張ります」
確かに尚子、瑞希、美喜が居るこのスタジオを
見れば夢を見るだろう。
「美喜さん」
亮は美喜を呼んだ。
「はい」
「この子達の太い足を細くできますか?」
亮は露骨に美喜に聞いた。
美喜は由香にスカートを膝上まで
上げるように指示をして脚の皮膚を摘まんだ。
「大丈夫、10cm細くなるしOでもXでもないので
美脚に出来るよ。お尻もたれているし」
「わかった」
「お尻が垂れている?」
由香が笑って首を傾げた
「お尻をアップすれば脚が長くなるのよ」
美喜が自分のお尻を見せた。
「ああ、なるほど・・・」
「あの子も少し垂れているわね」




