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ダブルウイングの計画

「奈々子さん、知念さん、鴨志田さん

歌手志望者とモデル志望者の

オーディションが有るので

履歴書を書いてもらってください」

「分かりました」


「それと所属していたタレントさんへの

連絡は?」

「はい、小森奈々美、佐藤いずみは仕事で

現場に行っています。所属モデル十二人は

明日以降来ます。役者の方はあまり

仕事が無いので・・・すみません」

鴨志田が謝った。


亮はそれを聞いて以前、飯田からもらった

決算書と違っていた事に気づいていた。

「鴨志田さん、知念さん仕事を増やす事って

できますか?」


「はい、組織がしっかりしていれば

自信があります」


亮は尚子、美喜、ラブポーションからの紹介、

オーディションで集めるタレント、他の事務所

からの移籍組、スカウトをすればかなりの

タレントが集まり仕事が入ると感じていた。


「もう一人欲しいいですね」

亮はやはり金子紀子の移籍が必要だと

感じていた。


「良いですよ。小森さんと佐藤さんは面識が

あるしちょうどいい機会なので一度

来てもらって宣材写真をここで撮って

ホームページにアップしましょう」


「分かりました」

亮が二人に面識が有ると聞いて

鴨志田はそれを聞いて驚いた顔をした。


俳優や女優でも実績が無い人は年齢を

重ねるに従って仕事は無くなってしまう。

映画ならともかくTVドラマなどは

出演者が少ない作品は

演技どころかセリフも無い場合が多い。


「ちょっと待ってください」

鴨志田が亮にスマフォを渡した。

「團です」

「佐藤いずみです。お久しぶりです。

今度は團さんが社長さんなんですね」


「はい、これからよろしくお願いします」

いずみは電話の向こうで感動して

涙を流していた。

「頑張ります」

「はい」


その日のいずみの演技は共演者や監督が

驚くような演技で賞賛を受けていた。

そこにナターシャから電話がかかってきた。


「亮、今銀座に着いたわ、アイザックも

一緒よ。何処へ行けばいい?」

「銀座の僕の事務所に来てください」

亮はナターシャに事務所の場所をメールで

送った。


「すみません、今夜パーティが有るので二人とも

出席してください。もちろん瑞希さんも」

「はい」

瑞希が自分の服を見た。


「瑞希さん、ブリリアンスショーの

服用意します」

「ありがとうございます」

瑞希を問題なくブリリアンスショーの

イメージガールに出来てホッとした。


「奈々子さん、瑞希さんの歌を取ってください」

「はい」

亮は歌の上手い下手では無くて声質を

調べる作業をするために録音を

するように言った。


「瑞希さん上手に歌おうとしなくていいですよ

音域と音質を調べたいので」


亮とマネージャー二人で話をした

「すみません、二人に質問なんですが。

歌とドラマとモデルどの仕事がやりたいですか?」

「私は役者の方を」

鴨志田恵美が答えた。


「私はモデル系が得意です」

「分かりました、音楽系は当分倉沢奈々子さんに

手伝ってもらいましょう。良いですね」

「分かりました」


「お二人は女性なので接待はあまりできないでしょうが

その時は僕に相談してください。和、洋、中、ケーキ

指定場所と支払い方法は後でお教えします」

「分かりました」


芸能界の接待のズブズブ関係は

不公平で有名である。効率的な接待が

出来る大手プロダクションは絶対有利で

金銭の授受はお車代としてお金を

渡す事が有るが

それを犯罪とも言えず慣例化している。 


「ところで、お金を持ち逃げした

男はどうなりました?」

「斉藤正人、実はお金だけじゃなくてタレントも

連れて行ってしまったんです」

「それで連れて行ったタレントさんは?」


「それがAV女優になってしまって

程々に売れています。たしか森野音子

です」

「いい子だったのにね」

鴨志田ががっかりしていた。

「お金は返してもらえないんですかね」


「塩野さんがやっていますけど

確か新宿の誰かに頼んだそうです」

亮は飯田に頼んだと分かりうなずいた。

「儲かっているなら、資金は回収できます」

亮は飯田の資金回収に長けているのを

知っていた。


「お二人に正直な話をしてください。

女性タレントに虫が付かないように

するのはどうしたらいいですか?」

亮は瑞希の方を見た。


「はっきり言って社長の女にしてしまうのが

一番です、処女なら特に」

鴨志田が言った。

「本当ですか?」


「はい、どうしても移籍させたいタレントは

薬を使ったりSoX漬にする所が有ると

聞いています」


「そうか・・・」

「瑞希ちゃんは好きな人がいるみたいで、

私たちも気にしているんですけど

悪い人だったらどうしよう」


亮は美喜が男性関係で引退を余儀なくされた

事を知っていたので、管理が難しいのが

良く知っていた。


「どんな人ですか?瑞希さんの相手」

「社長が直接聞いた方が良いですよ。

瑞希ちゃん社長の事信頼している

みたいですから」


「まあ、お母さんと僕が友達なので・・・

分かりました、後で聞いてみます」


「亮さん、録音終わりました」

奈々子が亮の方を見て言った。

「では、データを僕のメールに送ってください」


「瑞希さん、カラオケで歌いましょう」

そこに関口が降りてきた。

「ではカラオケを流してください」

亮は奈々子と瑞希が上手く行っている事が

嬉しかった。


最近の女性はカラオケを上手く歌うが

声量、テクニックはプロまでに行き届かないのが

普通だった。


「社長、ナターシャがもうすぐ着きます」

一恵が呼びに来て亮は7階に上がった。

まもなくナターシャと二人のロシア人女性と

アイザックが事務所に入って来た。

亮とアイザックは握手をしてハグをし、

ナターシャもハグをした。


「長旅、お疲れ様でした」

亮がアイザックに言うとアイザックは

事務所を見渡した。

「ここが亮の仕事場か?」

アイザックは亮のビジネスの

割に狭いのに驚いていた。


「このビル全部が仕事場です」

「そうか・・・このビル全部!」


亮とアイザックは向かい合って座り、

ナターシャと二人のロシア人女性

はミニスカートに

長い足を組んで微笑みながら

亮の顔を見ていた。


「さっそくだが亮、日本に石油を売りに来た

どこか買ってくれるところ知らないか?」

亮はすぐに内村を思い浮かべたが


「すみません、今の世界情勢では日本は

ロシアから石油を買う事が出来ません。

ワンクッション置いてくれれば」

「やはりそうか」


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