表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
137/195

追い返し

「エリカさんから借りたお金は返すように、

契約書が無いない場合は利息制限法に基づき

年利18%です」

亮が言うと裕也の体は小刻みに震えだした。


「いつ返えせますか?」

「あ、明日返済します」

「本当ですね、もし返せなかったら

こっちから集金に行きます」


「あ、あんたが?!」

「いいえ、取立てのプロがいますのでそちらに

依頼します。その時は別途手数料をいただきます。

僕は嘘をつきませんよ。あなたの住所は

エリカさんに聞きますからそちらへ行きます」

その言葉を聞いて裕也の足が震えていた。


「は、はい。必ず。明日の何時に来ますか?」

「10時、いや返します」

裕也は10時と言えば夜の仕事の人間は

朝が苦手だと思って言った。


「どこに来ますか?」

「店の方に」

「我々は時給が高いですから1分遅れる度に

1万円請求します」

「わ、分かった」

裕也は背筋を伸ばして甲高い声を

上げ逃げて行った。


警察官が二人亮のところへ走ってやって来た

「今喧嘩をしていたと通報があったんですが」

「いいえただのトラブルです」

「ナイフを持っていたと言うので

荷物を調べさせていただきます。

 ポケットの中身を出してください」


亮はため息をついて身分証を出すと

開いてそれを警官に見せた

「警察庁警備局、團亮です」


「失礼しました」

警官が敬礼をすると逆に亮が頭を下げ

その場を離れた。


そこに美佐江から電話がかかって来た。

「今日Ⅰカラットのダイヤモンドの加工を

依頼してきた女性が居たよ」


「どんな女性ですか?」

「とにかく美人、鑑定書を見たら香港の

鳳凰グループが発行していたわ」

「本当、明日の朝聞いてみます」


~~~~~~

亮は警官を見送るとラブポーションに戻って

エリカに話をした。

「追い払いましたけど、仲間を連れて

また来そうです。ちょっと待ってください」

「はい」


ラブポーションが閉店すると外に

人相の悪い男たちが立っていた。

「やはり来ましたか・・・

エリカさん一緒に来てください」

「えっ、怖い」

エリカは体をすくめた。


「あのう、お金で済む事なら私払います」

「大丈夫です。弱い物を腕力で脅す

人間が大嫌いなんです」

「はい」

亮とエリカが一緒に外に出た。


「長崎さん、もうお金持って来たんですか?」

「いや、持って来てねえ」

「ああ、踏み倒すつもりですか?」

「ああ、債権放棄をしてもらおうと思ってな」


「お断りします」

亮が周りを見ると年齢が若く、

ヤクザではなさそうだった。

「くそ!」

亮は飛び掛かって来る男を腕を掴んで

大外刈りで倒した。


「暴力は止めましょう、僕が怪我をさせたら

僕が傷害で捕まってしまいます」

「ウダウダとうるせえんだよ!」

「じゃあ、私たちが相手をします」

美喜と小妹と蓮華と桃華が立っていた。


「私たちが倒せば女にやられたと

言えないわよねー恥ずかしくて」

四人が笑った。

「四対六じゃ不公平だろう」

亮が言う間もなく四人はじゃんけんをしていた。


「という事で桃華が行きます」

桃華は笑って手を上げた。

「一つ警告します。この子達と喧嘩すると

一生エッチが出来ない体になります。

それと医者代はそこの長崎君に

請求してください」


「ふざけんじゃねえぞ!」

一人の男が桃華が女と舐めてかかって

抱きつこうとして両手を出すと桃華は

ジャンプしてその男の顔面を蹴った。

「ふざけないでよ。まじめにやらないと

怪我するよ」


桃華は自分が馬鹿にされているようで

怒ってあっという間に六人を倒した。

「キャーすごい」

美喜は倒れている男たちの股間を

蹴り始めていた。


「止め(とどめ)」

「あー」

股間を抑えて転がっている長崎に

亮は言った。

「舐めんなよ。暴力で話は付かないぞ」

「分かりました」

長崎は股間を抑えながらうなずいた。


「明日朝10時待っていますよ」

「来なかったら、この子達が集金に行きますよ」

「わ、分かりました」

「当分の間、エッチは出来ないぞ。

彼女に逃げられないようにな」


「えっ」

そこに体の大きいやくざ風の男が来た。

「おいおい、何やっているんだ」

男は亮に向かって言った。

「その長崎さんがお金を返して

くれないのでちょっともめました」


「長崎、何やっているんだ。借りた金は返せ」

男は長崎の口元に耳を近づけた。

「金が無いから返せないそうだ」

「分かりました、あなたが保証人になって

代わりに払ってください」


「何って言っているんだ」

「男は亮の胸ぐらを掴んだ」

「俺を誰だと思っているんだ!」


「金山信二、33歳、恐喝で2回逮捕

山田組系今田組構成員

愛人と大久保のマンションで同棲中」

亮が言うと金山の顔が青ざめた。


「もっと、言いましょうか?黒子の数も

痛風の気がある事も子供の頃

いじめられた話も」

「なんで知っているんだ?」


「その長崎を調べて交友関係が出たので

しかもあんたの組の組長北山幸秀の

娘、紗友里の高校の学校も知っている

なんだったら今から北山組長に電話を

してみようか」

亮はスマフォを持った。


「い、いくらだ?」

金山は慌てて財布を出した。

亮はエリカの方を見た。

エリカは指2本出した。

「200万円」


「そ、そんなに!」

金山は驚くと亮はスマフォので電話を掛けた。

「北山組長ですか?」

「誰だ?」

「歌舞伎町の飯田の息子です」

「飯田さんの。いつもお世話になっています。

どうしました?」


「お宅の組員の北山さんがうちの店の女の子を

脅しましてね」

「ちょちょっと待ってくれ。北山に代わってください」

亮は北山にスマフォを渡した。

「すみません、俺は脅していません」

金山は亮に頭を下げてスマフォを亮に返した。


「おい、長崎。つまんねえ話を

持ってくるんじゃねえぞ。自分のケツは自分で拭け

二度と連絡してくるんじゃねえぞ」

北山は頭を下げて帰って行った。


「という事で自分のケツは自分で拭いてください」

亮はしゃがみこんで長崎に言った。

それを聞いた男たちが立ち上がると

小妹と蓮華と桃華が止めた。


「あんた、友達を見捨てるの?」

「い、いいえ」

長崎の仲間の電話が次々になった。

「みなさんの電話番号わかっていますから」


「さて、返済計画を立てましょう。

あなたはエリカさんに

借金が200万円あります。あなたの友達の

電話番号も住所も家族も僕は知っています

もちろんあなたの家族の連絡先も知っています」


「そんなあ・・・」

長崎の仲間がしゃがみ込んだ。

「僕が言いたいのはまじめに働きましょう。

長崎さんの実家はいちご農業をやっていますね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ