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竹林聖子

「いいえとんでもない、ありがとうございます。

それで一恵さん、今度プールに行きませんか?」

「はい、いいですけど」

一恵は首を傾げた。


「僕にクロールを教えて欲しいんです」

「えっ、スポーツ万能の亮さんが泳げないんですか?」

「ええ、今度小妹と海に行く

約束をしているので、あはは」

「うふふ、いいですよ」

一恵は亮の態度がとても可愛らしく思った。


「一恵さんこの話を知っていたのは

マギーだけで小妹も知らないんです」

「うふふ、小妹が知ったら何を

言われるか分かりませんね」


「はい、一恵さんは高校時代水泳部でインターハイの

茨城代表になった事も知っています」

「でも出場種目は背泳なんですけどね」

「いいですよ、じゃあ明後日の夜汐留Cホテルで」

「はい、分かりました」


一恵は愛する亮に泳ぎを教える事を想像すると

下半身がしびれるほど興奮を覚えた。

一恵は目を閉じ

「あっ」

と声を上げ股間を触った。


「一恵さん・・・」

亮は自分を抑えている一恵の

気持ちが分かっていた。

しかし、亮からもそれを言い出せず

一恵も自分の気持ちを

亮に伝える事が出来ずにいた。


「さてどんな人か楽しみだな」

亮は一恵が言っていたマネージャーが

どんなスポーツマンか楽しみだった

「そうなんですか?」

一恵は亮が余りに期待しているので

どう返事をしていいかわからかった。


亮と一恵が内装工事を終えたばかりの

渋谷のR・Y・Oビルの5階に上がると

「あっ竹林さん」

亮は声を上げた。


「こんばんは、團さん」

「ま、まさかマネージャーって竹林さんの

事ですか?一恵さん」

竹林聖子は深々と頭を下げた。

「はい」

一恵は自信を持って亮に返事をした。


亮はマッスルカーブのマネージャーは

てっきり男性だと思っていた。


「聖子さんはマッスルカーブの設計を

したトム・ハドソンさんが

帰国する時一緒にアメリカに行って

マッスルカーブの研修を受けてきたんです」

一恵が説明をした。


「ああ、そうだったんですか」

「はい、少しでも團さんの力になろうと思って」

聖子は恥ずかしそうに返事をした。

「でも、宗教学のほうは?」

亮は聖子にどこかの大学を紹介しようと思っていた


「宗教は死ぬまで自分で勉強できます」

「そうですね」

聖子の答えに亮は素直に返事をした。

「それでは私でよろしいでしょうか?」

亮は不安な顔をして亮に聞いた。


「はい、男性のお客さんも多いと思いますが

 大丈夫ですか?」

「私は学生時代陸上をやっていたし

管理栄養士の資格を持っていますので

 ダイエットや栄養指導が出来ると思います」


「本当ですか?」

「はい」

亮はNFLのワールドチャンピョン、

ピッツバーグ・スティーラーズで

トレーナーをしていた日本人女性

磯有理子さんの事を思い出した。


「竹林さん女性の極め細やかな管理をここで

生かしてください、そしてダイエットの

ための栄養管理相談のプログラムを作りましょう」

「はい、お任せてください」

聖子は輝いた顔で返事をすると、

しなやかな手で亮と握手をした。


「さっそくですが、ブルーノ・ジャックマン

から預かってきた

 運営マニュアルと指導マニュアルです」

聖子が出した2冊マニュアルの厚さは10cmあった

「指導マニュアルは翻訳が終わっています」


「さすがですね、竹林さん」

「はい、いつも難解な聖書を翻訳しているので

 翻訳は得意なんです」

亮は聖子の努力は目を見張るものがあった。

「それで竹林さんスタッフはどうしますか?」

亮が聖子に聞いた


「はい、トレーニングインストラクターは男性と

女性、スタッフは女性でいいですか?」

「はい、あなたのやり安いようにしてください」


「ありがとうございます。なるべく多くの

女性客が来るように努力します」


「はい」

聖子は女性が集まるところに男性が

集まる市場の原理を知っていた。


亮はトムが描いたマシンの配置図を

見ながらフロアーを歩いていた。


「竹林さん、日本の女性は体脂肪を落とす

運動ばかりして筋肉トレーニングをしないので

筋肉量も多くありません。

日本女性をナイスバディにしましょう。


そして、美脚トレーニングプログラムを作って

大々的に広告を打ちましょう」


「そうですね、それなら團さんのモデルのお友達を

イメージガールにしたらいかがでしょうか?」

聖子は亮に提案をした。


「そうですね竹林さん。一恵さん

無料体験チケットを送りましょう」

亮は金子紀子や内田めぐみ、内藤瑞希

たちそして元売れっ子モデルの

美喜を思い浮かべていた。


「はい、タレントの女性の皆さんには

もう送ってあります。

ただ1年間無料パス引換券ですけど

 よろしかったでしょうか?」

引換券ならば必ず来店して対面で話が

出来るメリットが有る事を一恵は考えていた。


「あはは、ありがとうございます。

一恵さんずいぶん準備がいいですね」

「はい、聖子さんと話し合って

ADD印刷の赤沢社長に相談したら

入会申し込み書類、チラシ、会員証など

印刷物の提案をしてくれたんです」


「そうですか、赤沢さんが」

「ええ、それにお嬢さんの真紀子さんが

アメリカのマッスルカーブのロゴをベースに

デザインしてくれたんです。

後で印刷物のチェックをお願いします」


「了解です」

亮は自分の知人の上原や赤沢が協力して

くれた事に感謝し、スタッフの一人一人が

自覚を持って動き出してくれた事に感激をした。

「ただ、現役のモデルではなくキャストの皆さんや

一般公募の素人さんを美脚にしたいんです」


「一恵さん後はお願いします」

「もう遅いので、聖子さんと食事をして帰ってください」

「はい、そのように」

一階のスタジオDとブリリアンスショーは

営業が終り店員がレジを締めていた。


「こんばんは」

「あら、亮さん」

そこに出てきたのは小畑加奈だった。

「ここでアルバイトしていたんですね」

「はい、そうです。そうだ五島商事から

連絡が有って内定取れました。


亮さんのお陰です」


「良かったです」

「うん、卒業まで時間が有るのでここの

アルバイトリーダーをやっています」

「売り上げは?」


加奈は何の躊躇とまどいももなく

レシートを見せた。

「いい売り上げですね。今度スポーツ

デザインを発表します」


「本当ですか、楽しみ」

「時々、ここのマッスルカーブに来るので

何か食べましょう」

「はい。ここで運動しているんですか?」

「ここは僕が経営します。それとブリリアンス

 ショーの社長でもあります」

「ええっ!」

加奈は驚いて顔を真っ赤にした。


「明日、パーティが有ります。

加奈さん来てください」

「は、はい。行きたいです」

「レジ締めちゃいましたよね」

「はい」

亮はブリリアンスショーの服を見て

1枚と靴を選んだ。

「これ、加奈さんにプレゼントします」

亮はカードを出した。


「えっ」

「明日のパーティに着てください。売り上げは

 明日の売り上げにすればいいでしょう」

「ありがとうございます」

加奈は慌ててカードを切った。

「じゃあ明日の夜、詳しくは千沙子姉さんに

 聞いてください」


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