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試験前日

目白の亮の家に着くと美咲が

「じゃあ、私雪さんをホテルに連れて行くわ

飯田橋へ送っていくわ」

「お願いします、雪さんこっち用が

済みましたら飯田橋へ行きます」


亮は雪に言って荷物を持って

家のベルを鳴らした。

「ただいま、亮です」

「お帰りなさい」


~~~~~~

「美咲さん、

あの家が亮さん家なんですか?」

「そうよ」

「凄く大きい家ですね」

「ええ、お父さんは銀座美宝堂の社長で

DUN製薬の会長さん。


自宅にテニスコートがあるそうよ」

「お金持ちなんですね、亮さん」

雪は自分も決して貧しい家庭ではなかったが

亮が近寄りがたい気がしていた。


「でも亮さんお金持ちぶらなかったわ」

「それが亮のいい所よ」

「ええ、とてもいい人それに

みんなに愛されているわ」

「そうよ、私も愛しているわ」

「えっ」


美咲がすんなりと亮を愛していると

言うので雪は驚いていた


~~~~~~

「ただいま」

亮が居間に入ると秀樹と久美が座っていた

「おお、お疲れ様。薬は無事届いたかな?」

「はい、おかげさまでかなり

良くなっているそうです。

 薬代は振り込むそうです」


アイザックの母親に薬を提供してくれた

事に亮は秀樹に感謝しそれを1番目に

聞いてくれた秀樹の優しさに亮は感激をした

「うん」

「ダイヤモンドを鳳凰グループ

から仕入れてきました」

亮は宝石ケースを開けて

ルーペを秀樹に渡した。


「あの鳳凰グループと良く接触できたな」

「ええ、趙健徳さんは小妹のお父さんなんです」

「本当か」

「はい、正式に美宝堂との取引をしたいそうです」

「なるほど」

秀樹は亮に関心をしていた


「お母さん美佐江姉さんは?」

亮が聞くと久美は上を見ながら

「さっき帰って来たばかりだから今、

来るはずよ。千沙子はお風呂に入っているわ」

そこに部屋着に着替えた

美佐江が2階から降りてきた


「ああ、亮お帰り」

「ダイヤ仕入れてきました」

「わあ、ちょっと見せて」

美佐江はルーペを手にとってダイヤを見た

「とてもいい物だわ、これを加工したら

仕入の4倍儲かる」

美佐江は感激していると亮は写真を見せた。


「それと香港の物件観てきました、いい所です」

「そうか、じゃあ出店の計画を立ててくれ。亮」

秀樹は亮のビジネスの才能が開いて来ているので

全面的に亮に任せる事にした。


「それで私たちにお土産は?」

美佐江が亮のお土産に期待してニコニコと笑った

「ええ!お土産いるの?ブランド品は

美宝堂にあるじゃないですか」

「あれは売り物だよ」

美佐江がきつく言うと亮はキャリーケースから

箱を取り出した。


「そうだろうと思っていた、

好きなの物を選んでください」

亮はエルメスの財布を4つ出した。

「何それ」

お風呂から出てバスタオルを巻いただけの

千沙子が居間のドアを開けて言った


「お土産だよ、千沙子姉さん」

「おおエルメスか」

秀樹と久美と美佐江と千沙子は箱を開けた

互いに欲しいものを取り合っていた


「おお、景気がいいなあ中にお金が入っているぞ」

秀樹が亮に言うと亮は笑った。

「マカオで儲けました」

「なになにいくら儲けたの?」

胸を半分バスタオルから出している

千沙子が亮に詰め寄った。


「100万香港ドル、約1600万円・・・」

「そ、そんなに」

驚いた千沙子のバスタオルが床に落ちた。

「姉さん、バスタオル」

「うん」

千沙子はバスタオルを肩にかけ

全裸のままで亮に言った。


「亮、今度何かおごれよ」

「うん、それより文明が

日本語の勉強をしているぞ」

「分かっているよ」

千沙子がそう言ってリビングを出て行った


「亮、文明ってユニオンチャイナ

グループの息子か?」

秀樹が千沙子の事が気になって聞いた

「そうです、総資産が

何兆ドルとか言っていました」


「そうか、嫁の行き先が有りそうだな」

秀樹と久美は顔を見合って笑いその後

美佐江の顔を見た。

「な、何よ。いい男がいないだけよ。

私が悪いわけじゃないわ」

美佐江は怒り出した


「大丈夫だよ姉さん、いい男たくさんいるよ」

「あはは、期待しないで待っているわ」


「さて、僕は出かけます」

亮が立ちあがった

「おい、何処へ行くんだ?帰ってきたばかりで」

秀樹が聞いた。


「明日試験なので」

「試験?」


~~~~~~~

タクシーで飯田橋に着いた亮が部屋に入ると

玲奈と一恵と美喜と雪と小妹と蓮華と桃華がいた

「お帰りなさい、亮」

玲奈が亮にハグをした。

「玲奈さん、留守番ご苦労様でした」

「うふふ、無事でよかった」

玲奈が胸を撫で下ろした。


亮が香港でどんなに危険な事をしたかは

誰も玲奈に話していなかったが、玲奈は

なんとなくそれを感じていた。


「みなさん、打ち合わせをしましょう」

亮が言うとみんながテーブルに腰掛けた

「雪さん、みんなと仲良くなりましたか?」

「えっ?はい」

雪が亮に突然聞かれて何と

返事をして良いかわからなった


「うふふ、もう友達よねだって同じ一葉学園

だものねー。雪さん」

一恵が雪の肩を抱き雪は仲間が

出来て心から喜んでいた


「それにもう1つ共通点があるし、あっもう2つかな」

玲奈が呟いた。

一文字に利用され続けた女の悲しさそして

亮への愛情が一恵と玲奈と雪の三人の

心をしっかりと結びつけた。


「小妹、蓮華、桃華、一文字は雪さんの持っている

データを奪いに来る奴の手から守ってくれ」

「了解」

「私は?」

美喜が聞いた。

「美喜は僕の指示にいつでも動けるように

傍にいてくれ」

三人は頭を下げると続いて亮は玲奈と

一恵を見た。


「玲奈さんはブティックDと新ブランド

立ち上げの件で千沙子姉さんと

綿密に連絡を取り合ってください」

「はい、父の会社でサンプルが出来上がった

 様なのに早急に動きます」

玲奈は輝くように目で亮を見つめた。


「一恵さんはバイオ燃料事業計画を

進めるお手伝いをください」

「はい」

一恵が返事をすると亮は中村の話をした

「それと中村さんが経理など事務系をしてくれます。

 細かい部分は会計会社に出すつもりです」

「はい」

「亮さん、人が足らないわね」


「ええ、そう思います。一恵さん

野口麻実さんは?」

「実家に戻っています」

「彼女がもし良かったら仕事を手伝って

くれるように伝えてください」


「はい、ありとうございます」

一恵は心配していた麻実に亮が気に

かけてくれた事に嬉しかった。


「亮、千野が死んだ」

小妹が亮に突然話した

「えっ、いつ?」

「香港空港の喫煙所で死んでいたそうよ」


「まさか暗鬼がやったんだ無いだろうな」

亮は小妹に強い口調で聞いた

「ううん、暗鬼は仕事の依頼がないとやらない。

千野を殺れなんて誰が依頼すると思う?」


「そうだな」

「それに千野には外傷の後も毒を

飲まされた様子も無かったらしい」


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