表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
128/195

日坂の死

雪は後ろを振り返って見ていると

「亮、やっぱり追ってきたわ」

「了解」

亮はアクセルを目いっぱい踏んで

追跡していた車を振り切った。


亮は後ろの追尾車の見えなくなったのを

確認すると酒々井パーキングエリアに

入って車を止めた。

「どうしたの?亮」

美咲が亮に聞くと亮は笑いながら答えた


「後を追けられるのが嫌なので」

そう美咲に答えると亮は小妹に電話をかけた

「小妹追尾車確認できるか?」

「ううん、スピードを上げて行ったので

見えなくなった」

「そっちは何キロで走っていて何秒前だ?」

「スピードは98kmで何秒前だったかな?」

小妹が運転手のハンドルの先のスピードメーターを

覗きこんで悩んでいると

「10秒前よ」

一恵が小妹の言っている事を推理して答えた


「10秒前だって」

「了解」

亮は直ぐにアクセルを踏んで車を走り出した

「5・4・3・2・1」

亮はそう言ってPAから本線に出る寸前、

猛スピードで亮を追けていた車が走り去って行った。


亮はスマフォで小妹に言った

「小妹僕は東関東自動車から京葉道路に出る」

「了解、私たちもそっちを走るわ」

「了解」

小妹が何気なく横を見ると亮は小妹の乗る

タクシーの脇を走って笑ってVサインを出していた。


「亮大変!」

美咲の声が上がった

「はい?」

「(し)がついたナンバーは内閣情報局の

特殊車両だって話を聞いたことあるわ」

「内閣情報調査局?」


「ええ、内閣総理大臣直轄の諜報部よ、

エージェントは自衛官と警察官の

 優秀な人が選ばれているらしいわ」

亮が聞くと美咲が答えた。


「そういう組織があるの?」

雪は映画のような話を聞いてドキドキして聞いた

「他にも法務省の公安調査庁、外務省の

国際情報統括組織、防衛省の情報本部、

そして父の管轄している公安警察があるわ」

美咲が雪の質問に答えると

亮は不思議になっていた


「でも内閣情報局がどうして我々を

追尾していたんでしょうか?」

「そうね、雪さんの持っている情報は

誰も知らないし・・・ひょっとしたら」

美咲は亮の顔を覗き込んだ


「ぼ、僕ですか?」

亮は自分の今までしていた事を思い出していた

「亮はアメリカにも中国にも

ロシアにも知人がたくさんいるわね」

「それが日本に対して不利益を

及ぼすとは思っていませんけど」

亮が言い訳を言った


「そうよね、でも他に考えられないわ」

「亮ってアメリカにも知人がいるんですか?」

「ええ、アメリカの大学に留学していたものですから

 知人は沢山」

亮は雪の質問に答えたがFBIに

知り合いがいるとは言えなかった


「あっ、パパ。調べて欲しい事があるんだけど」

美咲が父親の原巌に電話をした

「どうした?」

「今亮を空港に迎えに来たんだけど

変な車につけられたの」


「ん?どんな車だ?」

「品川300し42-42よ」

「美咲それはまずいな、内閣情報局の車だ」

原巌は直ぐに答えた

「やっぱり」

「亮君が内閣情報局に目をつけられるとはな」

「どうして亮が目を付けられるの?」


「亮君の動きがあまりにも派手で

外務省から連絡が行ったんだろう」

「確かに派手かもしれない」

美咲が納得して呟くと

「私の方から亮君が公安警察の捜査官である

事を伝えておこう」


「そうだね、亮はれっきとした警察だものね」

美咲は雪に聞こえないように言った。

「そう言えば雪さんて階級は?」

「巡査部長です」

雪は美咲の問いに答えた。


「ああ、そうだ明日の試験大丈夫?」

「国家公務員試験ですか?」

「そうだけど勉強する暇あったの?」

「無かった」


「それで明日の夜大事な話があるので

亮を家に連れて行くわ」

「大事な話?」

「うん」

「わかった」


亮は美咲の父親の大事だと言う話が気になって

「まさか結婚なんちゃってな」

巌は独り言を言って笑った


「亮、何処へ行くの?」

「ダイヤモンドを持っているので

とりあえず目白の実家へ行きます」

「そうね」

「ええまあ」


~~~~~~

六本木の一文字の部屋では

一文字と磯村が話をしていた

「参ったな、日坂が死ぬなんて」

一文字は知っていながら困ったような声を出した

「ええ、しかしお陰で警察は日野と会長は

関係がないと思っているはずです」


「まあそうだな、ところで千野の居所

まだ分からんのか?」

「はい、香港空港で千野は飛行機に乗っていないで

まだ香港にいるんじゃないでしょうか」


「うん、警察の方にも聞いてくれないか」

「分かりました、でも千野は

どんな仕事をしていたんですか?」

「そ、それは気にしなくていい!」

一文字は怒って言った。


「はい」

磯村は一文字に使えながら

一文字を信じきれない所があった

「そうか、それで西から何か連絡はあったか?」

「はい、退職の挨拶の連絡は有りました」

「うん、それで何処へ行くといっていた?」

「それは言っていませんでした」


「まあいい、退職金に1千万円ほど

振り込んでおけばいいだろう」

「分かりました。それで香港の資金はどうしますか?」

「今円高だから当分香港で寝かせておく、

それに香港は別法人だから問題ないだろう」

磯村は香港の資金を密かに

日本に持ち込む事を知らなかった


「それで島崎の方は?」

「はい、各会社の秘書たちが送ってくる

情報を上手く取り込んで

しっかりとトレーディングしています」

「うんよし、優秀なトレーダーが後何人か欲しいな」

「そうですね、分かりました。直ぐに探します」


「うん」

「それと明日11時に民自党の矢追幹事長と

手塚先生が来社します」

「野党に落ちた民自党は資金が不足のようだな」

「ええ、それにJOLの上場廃止も影響しているようです」

「なるほど」

「お陰で一葉学園のキャビンアテンダント学科の

卒業生も就職に困っているようです」


「困ったもんだ、今のままでは再建は不可能だろう、

いっその事倒産したほうが再建しやすいんだ」

「そうですね、私もそう思います」

「じゃあ、飛行機の2機でも墜落させて

倒産させるか。ははは」

一文字は半分本気で言った


磯村が一文字の部屋を出ると

九条ゆかりが入ってきた。

「会長、お帰りなさい」

「ゆかり大変だったな」

「ええ、日坂の麻薬事件の事件で

毎日事情聴取されたわ」


「ご苦労さん、お土産買ってきたぞ」

「なになに?」

一文字は宝石のケースを取り出して

ダイヤモンドを見せた

「すごーい」


ゆかりは数え切れないほどのダイヤモンドを

見て目を輝かせ手に持って明かりにかざして笑った。

「全部CGLの鑑定書つきだ」

ゆかりは1番大きなダイヤを手に持った。

「さあ、久々にお前の裸が見たい」


「うふふ、これくれる?」

「お前次第だ?」

「じゃあ、がんばっちゃう」

「加工は自分でやれよ」

「うん」

ゆかりは一文字の目の前で服を脱ぎ

全裸になった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ