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亮の勝利

「そりゃ、ひでえ、やくざ並ですね。それでその情報元は?」


「雪だ」


「ほう」


千野は雪の持っている情報が欲しかった


「どうだ、警察とやくざのコラボ面白いだろう」


「はい」


千野は一文字をもう少し生かせておく事を考えた


「今夜日坂が麻薬シャンプーの罪を


全部背負って自殺してくれば、


雪の持っているリストの人間に手を


回して強制的に捜査は終わりだ」


「なるほど」


千野は松川組に捜査の手が伸びない事に安心した


~~~~~~


転倒した車の所に駆けつけたロンのところに


雨のように弾丸が飛んできて


ロンたち三人はミキサー車の陰に隠れた


「亮、倉庫の方から来た敵の抵抗にあっているどうする?」


ロンは無線で亮に聞くと亮は敵と戦いながら答えた


「ロン、抵抗しているのは四人ですよね」


「はい」


ロンは亮がなぜ四人と分かったか不思議だった


「3分後にペイン弾を投げてください」


「了解」




亮はトビーの上に跨りナイフで


刺そうとしている敵の後頭部を蹴った


「サンキュー、亮」


トビーが礼を言うとそれを観ていたアントンは驚いていた


「ありゃあ、5メートルは飛んだぜ」




白熊のピョートルとヒグマのアントンのコンビは


余裕で敵二人を相手しながら亮の事が気になって観ていた


「さてそろそろ、行くか」


ピョートルは男のナイフを持った右腕をねじり上げ肩から


「ボキッ」と音がすると男を両手で持ち上げて放り上げた


「ほう飛んだな」


そう言ったアントンはハンマー投げのようにクルクルと回転して


男を放り投げた。




亮に助かられて後一対一で戦っていた


トビーは数ヶ所ナイフで切られたが


一本背負いで投げた男のミズオチを


踵で蹴り下ろし


やっとの事で二人を倒した




亮は同時にナイフで突いてくる


二人の男の肩まで飛び上がり


背中に回ってバックキックで二人の


男の後頭部を蹴ると二人は前向きに同時に倒れた


そして、亮は張と共に関龍を攻めていた男に


「私と戦いましょう」


亮は男にそう言って関龍の方を見た


男はナイフを持ち替えて亮の前に立った




「やっと二人になれたな関龍」


張が関龍に言った


「久しぶりだな張、中国武道チャンピョンの


お前なぜこんな仕事をしている


 軍隊にいたんじゃないのか?」


「それは喰うためだよ」


張はそう言って関龍にかかってきた




関龍と張の戦いが互角だったが次第に


張の力が勝ってきて関龍が何度か倒されていた


「相変わらずチャンピョンの


俺には勝てないな、関龍」


「どうやらそのようだな」


関龍はあっさりと負けを認め亮の方を見た




亮は切り込んでくる男のナイフを


寸前で避けながら


懐に入り込んで眉間にパンチを入れ直ぐに


後ろに下がって構える事を何回か


続けると男はフラフラとして戦意を失っていた。




亮はゆっくりと近づいて男のナイフを取り上げ


「終わりにしよう」


男はあまりの亮とのレベルの違いにうなずいた




「亮、交代だ。奴の動きを見ていたろう」


関龍は亮の強さを確認して亮の肩を押し出した


「えっ!」


亮が驚いて張の前に立つと


「あはは、関龍この男がお前より強いと言うのか?」


張が関龍を指差して笑った


「まあ、やってみろ。ただしお前が


負けたらおとなしく投降しろ」




「分かっている」


関龍が言うと張は馬鹿にしたように


笑って返事をした


「行くぞ!若造!」


張は亮に向かって凄いスピードで突きを入れた


「あっ」




亮は自分の体が張の動きに反応した事に驚き


小さく声を上げ、張の右腕に沿って体を回転させ


張の後ろに回り後ろに下がった


「ん?!」


張は驚きながら振り返って亮の方を見た


「お前!」




張は亮に突きをかわされて興奮して


何発も連続で突きを放って来たが


亮は一歩も引かず左右に避けながら


張の懐に何回も入って行った




それを見ていた関龍はニヤニヤ笑って囁いた


「勝負あったな亮、


完全に円の動きを拾得した」


「おい、勝負はついたぞ張。


お前の負けだ」


関龍は大きな声を上げた、


すると張は両手を下げ


「ああ、我々の負けだ。投降する」




張と張の部下は一列に並んで


両手を頭の後ろで組んだ


「おい、若造。名前は?」


張はため息をついて亮に名前を聞くと


「はい、團亮です」


亮はさわやかに笑って張に握手を求めた。




「危ない!」


張を信じていないピュートルやアントンは


慌てて亮の下に駆け寄ると


張は亮とがっちりと握手をした




「今から、重装備をした応援が


来る逃げたほうがいい皆殺しになるぞ」


「張さんありがとうございます。でも


輸送車を護るのが我々の仕事ですから」


「そうか」


張は眉をひそめた。




「関龍、トビー後はお願いします」


「うん」


関龍が返事をすると亮はピョートルとアントンを


連れてロンのいる方へ走って向かった。




~~~~~~


「目標位置到着まで後1分」


軍用ヘリコプターZ-92機は


互いに交信をしながら


飛んでいて機内に設置された


重機関銃に射撃手は弾丸の準備を終え


ヘリコプターのドアを開けた


その下にはたくさんの船が停泊していた




~~~~~~


ペイン弾を敵に向かって発射したロンは


ガスマスクを付け倒れている五人を車の


前に引きずり出していた


「ロンご苦労さま」


「亮、運転していた男を見てくれ


まだ生きている」


ロンが首を傾げて亮に言うと


額が真っ赤に染まった男が激しく


呼吸をしていた




「これは」


亮はそう言ってコンクリート


工場の上を見上げた




~~~~~


関龍と投降した張は


「関龍、あの團亮という男は何者だ?


 いくら年を取ったといえ俺の


突きが一発も当らなかった」


「日本人のビジネスマンだ」


「ビ、ビジネスマン?!」


張は驚いて声が出なかった。




「ははは、彼は暗鬼の統領のお気に入りだ」


「関龍、暗鬼を知っているのか?」


「ああ、私は今暗鬼にいる」


「そうか、道理でみんな強いと思ったよ」


「張よ、やくざな仕事をしていないで


暗鬼に入らないか?


昔と違って暗殺軍団ではなくなった」




「ああ、部下たちと相談してみる」


張は嬉しそうに笑った。




~~~~~~


2機のヘリコプターは亮たちのいる


場所に到着し旋回を始めた


赤外線スコープで薄暗い埠頭は


はっきり映し出され




「目標補足、ミッション実行する」


「了解」


「バルカン銃準備完了」


「了解」


交信がされた。




上空のヘリコプターを発見したマイケルは


バレットM82ライフル銃でヘリコプターの


燃料タンクを捉えていた


~~~~~


「まもなく目的地に到着」


高速を降りた2台の車は鯉魚門道猛


スピードで突き抜け


ながら、許に連絡をした


「了解」


許は海の方を観ていると先ほど


許たちが上陸した場所に


軍用モーターボートが着岸した。




2艘のモーターボートから降りてくる


完全武装の男たちの肩を


許は一人一人叩いた


「先発隊は作戦を失敗した、


敵を殲滅して金を奪い取れ!」




許は興奮して声を荒げて


握りこぶしを打ち下ろすと


目の前に2台の車が到着し


男たちは車にすばやく乗って


マシンガンをセットした。




ヘリコプターは高度を下げ


サーチライトをつけ


辺りを昼間のように明るく照らした。


そのライトに亮と亮の仲間たちは


それを見上げた

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