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死の疑惑

聖子はイスに深く座った。

「ところで小妹さんはどうして日本語が

出来るんですか?」

聖子が聞いた。


「私は高校で日本語を習っています。

 それにアニメ好きなので・・・」

「そうなんだ、すごいですね」

聖子は高校生は一人で日本にいる

小妹をある意味で尊敬していた。


ドアがノックされると

琴乃が部屋に入り静かに挨拶をした。

「こんにちは」

「お久しぶりです、琴乃さん」

「お元気ですか?」


琴乃は興奮して様子でバックから

カタログを持ち出して亮に渡した。

一恵と玲奈と小妹と美喜が興味深そうに

それを覗き込んだ。


「うちが作った、スポーツジムと

トレーニングマシンのカタログです」

「いいですね、ロッカーキーカードに

お客さんがトレーニングマシンを

何回使ったか記憶できるんですね」


「はい、後でスマフォに入れて消費カロリーが

データ化出来て、次回のトレーニングプログラム

を出す事が出来るの」


琴乃の話に亮は申し訳なさそうに答えた。

「とりあえず、マシンはマッスルカーブの

物を使いたいんです」

「そうね、あそこの器具はとても優秀なんだけど、

社長が日本に輸出してくれないんです。ブランドも」


「マッスルカーブと提携の話をしていたんですか?」

「はい、その時あなたの力を借りようと

思っていたの、それで予定の場所は?」

「渋谷のR・Y・Oビルの5階です

 新宿にも同規模の物件を」


「あそこね、でももう少し広さがほしいわ、

4階か6階空いていないかしら」

「聞いてみます」

亮は飯田に電話をかけた。


「亮です」

「おお。お疲れさん」

「あのビルの4階か6階空いていませんか?

 もう少し広さが欲しいので」

亮は恐る恐る聞いた。


「あはは、やっぱりそうか。4階が空いているぞ」

「ありがとうございます」

亮は飯田がすでに決まっていた

契約を破棄したように思えた。


「新品で高性能のパソコン

ありがとうございました」

「うん、名古屋の山本が選んでくれた。

 ああ見えてもゲームおたくなんだよ」

「そうですか、今度名古屋に行った時

礼を言っておきます」

「うん、うん」


「琴乃さん、4階を空けてくれました」

「良かった」

亮は広さが倍になる事で倍の売り上げを

上げなくてはならない事が気になった。

「亮さん、売り上げが気になる?」

「そうですね、2フロアでやるとスタッフが

倍以上かかりますからね。新宿も同規模の

物件を探します」


「うちのダイアモンドジムの

チェーン化計画ができているから

 フランチャイズで参加する?」

「いいえ、独立系で行きます。アメリカの大学で学んだ

健康科学の知識を利用したいと思います」


「そうか、亮は素人じゃないのね、

逆にこちらが提携をお願いした方がいいみたいね」

「渋谷がオープン出来たら新宿も時間を

空けずにやりたいんです。

それで、ジムのデザイナーをアメリカから

呼んで明日日本に着くんです」


「早い!さすが亮さん」

「それでお父さんに別件で相談があると

伝えていただけますか?」

「えっ、父に?何?」


「アメリカのD&Rの太陽光パネルの

外枠に透明パネルを作りたいんです。

太陽光発電交換効率向上の

世界的な発明だと伝えてください」


「わかった、父の時間がある時に電話をさせるわ」

「明日の夕方、渋谷の物件で打ち合わせしますので

琴乃さんも来てください」


「はい」

亮と琴乃が握手をすると亮の耳元で琴乃は囁いた。

「今度こそ抱いてね」

「は、はい」


琴乃はにっこり笑って部屋を出て行った。

「亮、彼女とはまだ関係ないみたいね」

玲奈が亮の耳元で囁いた。

「えっ、はい。分かりますか?」

「うふふ、分かりますよ」


~~~~~~

事務所に戻った美咲は樫村を呼んだ。

「樫村さん調べて欲しい事が有ります」

「はい」

樫村が美咲の脇に立った。


「三沢千賀子、那智佳子が3年前から2年前に

 自殺をしたことになっているんだけど

自殺だから変死だったのでどこかの警察に

捜査の資料が残っているはずなの、

 調べていただけますか?」


「分かりました」

樫村はすぐにパソコンの前に座ると

キーボードを叩いた


「課長、パスワードを呼んでいます」

「パスワードを入れるとなると

何かあるわね」

警察庁の検索データには一般警察官と

警部、警視以上しか検索できないデータと

3種類ある。


美咲はパスワードを打とうとすると

樫村は気を使って横を向いた

すると新しい画面が開き

続けて樫村が三沢千賀子、那智佳子の名前を打ち込むと

三沢千賀子は熱海錦ヶ浦で飛び込み自殺、

那智佳子は自宅付近の公園で

服毒自殺という情報が出てきた。


「樫村さんやはりおかしいわ」

「はい、そうですね」

モニターを覗いた樫村がうなずいた。

「那智佳子さん、服毒自殺なら近くの

公園で自殺なんかしない。しかも当時の

警察は毒物の判定もしていない」


「はい、そうですね」

「三沢千賀子さん、実家は宮城県。

わざわざ熱海まで行って

飛び込み自殺するかしら、

私ならふるさとの海ですると思うけど」


「なるほど、仙台なら八木山の橋とか

岩手県なら飛び込むところなら

たくさんありますよ」

「明日、詳しく調べてください」

「はい」

「それで一文字の張り込みは?」


「はい、常時一文字に着いています。

それと横浜の倉庫から例の物が

大量に運び出されています」

「えっ、どこに?」

「稲敷市の工場のような建物です」

美咲は亮が言った、郊外の建物を思い出した。

~~~~~~~

聖子が時計を見ると6時を過ぎていた

「私そろそろ仕事へ行きます」

「はい、お疲れ様でした」

聖子が席を立つと玲奈が囁いた。


「聖子さん関係は?」

「昨日会ったばかりです」

「そうよね。うふふ」

玲奈はとても嫉妬深い、

この嫉妬が悪い事にならなければ

良いと亮は思っていた。


「僕は今から青山のブリリアンスショーに

行きます。美喜さん、玲奈さん一緒に行きましょう」

「はい」

「一恵さんと小妹は家に戻ってください」

「了解です」


「はい分かりました。私の方は小妹と家に戻って

 パソコンとWi-Fiをチェックしておきます」

「私はトレーニングルームでトレーニングします」

小妹が敬礼をした。


「了解、でもトレーニングルームって何処にある?」

「地下室だよ!それで車庫見た?」

「いや、まだ」

「ランボルギーニとアルファードがあるよ」

「えっ、すごいなあ」

亮はどんな金持ち住んでいたか驚いていた。

「私も行っていいですか?」

玲奈が亮に聞くと亮は驚いて聞き直した。


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