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一文字との交渉

「えっ?」

「この指輪がマイクです、怪しまれないように

本物のダイヤがはめてあります」

雪の驚きに亮が答えた。

「すごい!」

雪が指輪をはめて光に当てて微笑んだ


「雪さんに何かあったら我々は

直ぐに救いに行きます」

亮は雪の手を握った

「ありがとう、亮」

亮は雪を車でハーバーグランド

香港ホテルへ送って行った。


「じゃあ気をつけて、一文字を襲うものが

現れたら直ぐに逃げてください」

「分かったわ」

亮が言うと雪は亮の首に手を回してキスをした。


~~~~~~

雪が部屋のチャイムを鳴らすと一文字が出てきた

「災難だったな、大丈夫か?雪」

「はい、劉さんのお仲間が助けてくれました」

「そうかそれは良かったな、それでデータは?」


「はい、今日劉さんのPCを使わせてもらって

ダウンロードできました」

「うん」

一文字はそう言って手を出した

「はい、なんでしょうか?」

「データだよ」


雪はUSBメモリーを一文字に渡すと

「私が取ったデータは警察の裏金と

それに関わっている人間の情報です、

 それなりの報酬と身の安全を保障してください」

「わ、分かった。約束する」

雪からUSBメモリーを受け取った。

一文字はニヤリと笑うと雪が言い返した。


「そのデータ、パスワードを入れないと

開きませんから安全のために」

雪は他人行儀に言った。

「うん」

一文字は雪の言った事を悪意が

あるとは思わなかった。


「保障の件、日本に帰ってからゆっくり話をしよう」

「いいえ、もしもこの情報入手先が警察に

私と知られたら、危険なのは私です。

今決めてください」

「わ、わかった」


一文字の出した条件は

情報の入手方法秘密にする。

報酬はパスワードと交換で5000万円

雪はあまりにも少ない報酬に不満だったが

ゴネればゴネるほど自分の命に係わると

思い了解した。


「では、私は明日の13時の飛行機で

帰りますね」

「それが明日の夜、港で仕事が有るから

お前は予定通り日本に帰れ」

「何かを船で運ぶんですか?」


「あはは、それはいえないたとえ

お前でも秘密だ」

一文字は人にばれたら命に関わるので

雪にも言えなかった。

「そうですか」


「ん?雪いい指輪しているな」

「えっ、ええ劉さんの友達のところで」

雪は突然一文字に指輪を見られて

ドキドキしながら指輪を見せた。


「その劉って言う男はいい男か?」

「ええ、まあ」

雪は亮の姿を思い浮かべて赤くなった。


一文字はそんな雪の仕草に目もくれず

「その宝石屋大きいのか?」

「ええ、かなり」

「ダイヤを大量に買えるかどうか

聞いておいてくれ」


「たぶん大丈夫だと思います」

「じゃあ、明日の午前中にセッティングしてくれ。

午後に日本から人が来る」

「人が来るんですか?」

「うん、じゃあ10億円ほど頼もうか」


「はい、話しておきます」

「おい、ただ日本で売って10億円以上

にならないと困るぞ」

「分かっています」


~~~~~~

「亮、来る人が見たいね」

雪のつけている指輪マイクで音を拾っている

スピーカーの前にいる小妹が

笑って亮の顔を見た。


「うん、明日の取引の仲間だろう」

「そうね、どうやら一文字はダイヤの

密輸をしたいようね。どうしてかしら?」


「おそらく、換金した300億円を船で運ぶと

1週間もかかる、とりあえず

当面の現金が要るんだろう」


「なるほど、それで亮はどうする?」

「僕が一文字と直接会うわけに行かないから

小妹がお父さんを直接紹介してくれ」

「了解」

そこに雪から亮の元に電話がかかってきた。


「こんばんは、有森です」

「はい、全部聞こえていましたから準備します」

雪は一応ダイヤを10億円ほど買う話をして

翌日午前中に会う約束をして電話を切った


~~~~~

「明日、直接鳳凰グループの代表趙健徳と

会って話をしてくださいと言う事でした」

雪が一文字に言うと驚いた。

「なんだって、趙健徳!」

一文字は驚いて声を上げた。


「どうしたんですか?」

「趙健徳と言ったら会いたくても

会えない香港の大実業者だ」

「それはよかったですね」

一文字は偶然とは言え趙健徳と会える

嬉しさで鳥肌が立つほど興奮していた。


~~~~~~

「亮、一文字が私のお父さんと会えると

聞いて感激している」

小妹が亮の顔を見て笑うと

亮は表情を変えず返事をした。


「うん」

「うちのお父さんそんなに凄いんだ」

「凄い人だと思います、僕は実業家としての

お父さんより人間的に好きですよ」

亮が小妹の目を見ずに話すと小妹は

父親を褒められて嬉しくなって笑った。


「ありがとう、亮」

「ん?別に本当の事だから」

照れながら答える亮を見て

小妹はますます亮が好きになった


「文明」

後ろで一恵とお酒を飲んでいた

文明に亮は声をかけた。

「何だ、亮」

「明日の午後の取引の時、

僕も一緒に行きたいんですが」


「うん、いいけど顔はばれないか?」

「どうせ、文明も後ろの方でサングラス

をして立っているんでしょう」

「あはは、それもそうだな」

「一文字の仲間がどんな奴か見てみたいんです」


「そうだな、おそらくそいつが我々の

組織を紹介したんだろう」

「香港の裏の組織を知っていると

言うことはその男も間違いなく

裏社会の人間です」


「うん、面白くなってきた。叩き潰すか」

文明は手を握り締めて亮の前に突き出した。

「はい、一文字も悪いがその手足になって

動く連中も悪いです」

「うん、その通りだ」


「そう言えば総会屋の山口ややくざの

後藤田は今何をやっているんですか?」

「後藤田は金が無くなって消息は不明だ、

山口には日本の裏の情報を吐いてもらったよ

、企業の不正資金とか銀行の不正融資、

国会議員とやくざのつながりもな」


「それを中国が知ると日本は

危ないような気がします」

亮は不安になった。

「あはは、もちろんだ。情報はすべてお前が使え」

文明は亮に日本のリーダーに

なってもらいたかった。


「亮、今夜会える?」

ナターシャから電話が有った。

「はい、大丈夫です。でも今から

マカオに行くにはお酒を飲んでしまって」


「大丈夫。相談が有るから香港に来ている」

「分かりました。今から会いましょう」

「今はどこのホテルなんですか?」

「ちょっと待ってください」

スマフォを抑えて亮は小妹に聞いた。


「小妹泊まるホテルは?」

小妹は人差し指を上に向けた。

「リッツカールトンホテルです」

「ワォ、分かったわ」


亮はナターシャとの電話を切ると

亮がニヤニヤと笑った。

「父の会社が年間契約している

からそこに泊って」


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